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シングルマザーの平均年収はいくら?貯金をするにはどうしたらいい?
シングルマザーの就業率は約8割と言われています。その中で、正社員の職に就けているのは、なんと半数以下である44.2%。パートやアルバイトで生計を立てている人は、ほぼ同率の43.8%なんです。
この実態の理由には、シングルマザーはどうしても子育てが優先になるので、フレキシブルに仕事に対応することができないというイメージから、なかなか正社員として雇ってもらえないということがあるようです。社会保障や福利厚生がほとんどないパートやアルバイトだけで子供を養うというのは、本来とても不安定な状況です。
■シングルマザーの平均年収はいくら?
厚生労働省が発表した「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要」によると、シングルマザーが仕事で得る年間収入の平均は、200万円という結果が出ています。さらに児童手当などを含めた実際の収入は、年間平均243万円という結果でした。
この結果は、平成23年度に行われた前回の同調査と比べるとわずかに上がっていますが、それでもかなり厳しい現状と言えます。
シングルファザーの世帯の年間平均収入は420万円で、児童のいる世帯の平均所得が707万円という結果もある中でみると、シングルマザーの現状がいかに厳しく、大きな格差がある現状であるかということが分かるかと思います。
■シングルマザーは貯金できている?
年間平均収入は243万円。単純に月ごとに割り当てられる費用は、20万円程度となります。一人暮らしであれば十分な額ですが、子供1人を養っていくには心許ない収入です。ただ、そんな中でも賢く節約をしているシングルマザーがたくさんいます。同じく厚生労働省が発表した「平成22年 国民生活基礎調査」の結果を見ると、この厳しい現状の中でも、68.4%のシングルマザーが「貯蓄をしている」という回答をしました。
ただ、その実態をより詳しく見ていくと、50万円以上の貯金ができている人は、その中の半数にも満たないという状況でした。これから子供が大きくなって費用が嵩んでいく状況を理解して貯金をしようと頑張っているとはいえ、日々の家計のやりくりに一杯一杯である現状が見て取れます。
■厳しい現状でもしっかりと貯金をしたい!どうやって貯めるのがおすすめ?
将来のことを考えると、今は多少無理をしてでも貯金をしたいと考えるなら、「貯金に手をつけない工夫をする」または「収入を増やす努力をする」ことが必要になります。前者の、「貯金に手をつけない工夫をする」についてできることの一つに、学資保険に入るという方法があります。子供の学費を積み立てるための学資保険は、満期まで保険料納めれば100%以上の返戻率がありますが、途中で解約してしまうと元本割れする恐れがあることから、ある程度の強制性があるので、自分は意志が弱いと思う方にはオススメです。
ただ、いざまとまったお金が必要になるともわからない状況で元本割れのリスクがあるものは避けたい!という場合は、やはり自分で工夫して貯蓄をしていくのがオススメです。例えば、貯蓄用の口座を作り、そこに児童手当が振り込まれるようにしてその通帳やキャッシュカードには一切手をつけないようにしておくと、子供が15歳になる頃には利息を除いても162万円の貯蓄ができていることになります。
有無を言わさずに貯金できる仕組みを作っておくと、ついつい収入額のギリギリまでお金を使ってしまう癖をかなり軽減できますよ。
一方、「収入を増やす努力」をすることも大切です。もちろん、正社員の職につける勤務先への転職が最も一般的ですが、それがなかなかうまくいかないのが現状。
在宅でできる副業などでコツコツ貯めるのも手です。いきなり大きな金額は稼げませんが、それでも生活の足しにはなりますし、続けていくうちにスキルアップしてさらに収入を増やせるようになる可能性もありますよ。
(文/こまち 画像/123RF)
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カテゴリ:仕事・キャリア
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