仕事・キャリア

子育て中は残業を制限できる! 所定外労働の免除とは

シンママStyle編集部

働くシングルマザーにとって、職場の残業は避けたいものです。子どもが小学校高学年や中高生だと家で一人でいさせても大丈夫ですが、まだ未就学だと残業のせいでお迎えに行くことができなくなってしまいますよね。

フルタイムで働くママだと急な残業での出費もかさみます。時間外保育は別途料金がかかるし、疲れて外食になることも。貯金はたまらないのにストレスばかり募る残業。実は子育て中は免除できるんです。その方法とは?

■申請したら、残業しなくてもいい!?

厚生労働省の男女雇用機会均等法にある育児・介護休業法によると、「所定外労働の免除(法第16条の8)3歳未満の子を療育する従業員が申し出た場合には、事業主は、その従業員を、所定外労働を越えて労働させてはなりません」とあります。

所定外労働とは原則として、会社が会社の価値観で決める労働時間のこと。ですから曖昧なところがあります。おおよそは雇用される際に契約した時間帯となりますので、こちらは申請前にあらかじめ確認しておいてください。

上記の法律には3歳までとありますが、それ以降の年齢なったらたっぷり残業しなくてはいけないのか?というとそうではありません。3歳以降の子育て世帯には、また違った法があります。

法定時間外労働の制限(法第17条)

「小学校就学前までの子を療育する従業員が申し出た際には、事業主は、1カ月24時間、1年150時間を超える時間外労働をさせてはなりません」

とあります。要は申し出た社員に、会社は1年間150時間以上残業をさせてはならない。1年で150時間といったら1カ月で12.5時間。1日にしたら30分程度となります。残業自体がなくなるわけではありませんが、残業が恒常する環境は免れます。申請しても残業がなくならない場合は、訴えることも可能となります。

■深夜業の免除

勤務時間が長く、残業していたら夜22時を過ぎてしまっていたという方もいますよね。22時以降は深夜業といい、こちらも申請により免除されます。小学校就学前の子どもがいる世帯が対象で、当人以外の保育者がいたり、16歳以上の同居家族がいる場合は申請対象外です。

■申請の手続きは?

書式は会社に相談した時点で用意してくれることもありますし、市町村役場で自主的に取得するか、ダウンロード書式をプリントアウトする方法があります。

こちらも同法律によりますと、

「所定外労働免除の申請は、1回につき、1カ月以上1年以内の期間について、開始予定日と終了予定日を明らかにして、開始予定日の1カ月前までに、事業主に申し出る必要があります。また、この申出は何回でもすることができます。」

とあります。つまり、子どもが0歳~3歳までの間は、申請さえ忘れなければ、ずっと残業を免除してもらえるという訳です。また誰でも申請できるという訳ではなく、働き方や実働時間に条件があります。

・働き始めて1年未満の方

・日雇いの方

・1週間の労働日数が2日以下の方

以上の方は対象外となります。

☆まとめ

申請すれば残業が免除・軽減されることがわかりましたが、すべての会社でそれを実践できるかどうかは実際には微妙なところ。

条件さえ合っていれば書類は通るし残業も免除されるでしょう。ですが社員のほとんどが2、3時間の残業は当たり前。さらにみんな持ち帰りの仕事まで抱えている職場環境だったら、周囲に気遣ってしまって減免申請すら躊躇してしまうでしょう。

残業の減免申請を考えるとき、今の会社が今後も子育てしながら働くことができる会社かどうかも、改めて考えてみるのもいいかもしれません。

(文/namiki 画像/123RF)

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カテゴリ:仕事・キャリア

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