仕事・キャリア

パート勤務の子育てにおけるメリット・デメリット

厚生労働省の「平成28年度ひとり親世帯等調査結果報告書」では、パート・アルバイトで働くシングルマザーは全体の約43.8%という非常に高い数字が出ています。シングルファーザーのパート・アルバイト率が6.4%であることに比べ、シングルマザーの非正規雇用率は明らかに高くなっており就職の難しさを物語っています。

パート勤務から抜け出すために就職活動を行っている方も多いかと思いますが、パート勤務には正社員には無いメリットもあります。「正社員にならなければ」という考えがもしも固定観念からくるものなら、いったん脇に置いてどちらの働き方が自分に合っているか改めて考えてみませんか?

■パート勤務のメリット

◎子どもと過ごす時間がとりやすい

パート勤務を選択する最大のメリットは、子どもとの時間を確保しやすいことです。残業があまりないため、子供が帰ってくるまでに帰宅できるようにシフトを調整できたり、子供の授業参観の日はバイトを入れないようにしたりできます。

正社員になると、ほかの社員が残業しているなかで先に帰るのは勇気がいりますし、理解を得るのも大変です。有休も、仕事の都合によっては必ずしも指定した日に取れないこともあります。

子どもの年齢や人数にもよりますが、児童手当などを合わせればパートの収入でも暮らしていくことは可能です。収入面の安定性では正社員に劣るかもしれませんが、子どもと過ごす時間を確保するのは子育てにおいてとても重要。時間の自由がききやすいというのは何にも代えがたいメリットです。

◎ジョブチェンジがしやすい

いったん正社員として就職すると、引き継ぎが必要になったり上司に止められたりすることもあり、退職するのはかなりの時間と労力を伴います。就職したものの、職場のシングルマザーに対する理解がなく、早めに帰ることで評価を下げられたり嫌味を言われたりするケースも少なくありません。

ただでさえシングルマザーの就職は難しいと言われているなかで、ちょっとした不満で退職に踏み切れる方はあまり多くないと思います。でも、そのちょっとした不満は徐々に積み重なってきて耐えきれないものになり、心身に不調をきたすことも。

その点、はじめからパート勤務を選択しておけば少し気楽に構えて働けるうえ、職場が合わない場合はパート先を変えやすいのもメリットです。仕事のストレスは子育てにも影響を及ぼすことがあります。できる限り安定した精神環境で働ける職場を探したいですね。

■パート勤務のデメリット

◎社会保険がない

正社員勤務の最大のメリットのひとつは、社会保険があることです。保険料や税金などは、はじめから天引きされているので「支払っている」という意識がない方も少なくないはず。また、厚生年金や健康保険は会社と折半できるのもメリットです。

パート勤務の場合、自分で国民健康保険や国民年金に加入して支払いをしなければなりません。その支払い額の多さに驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。家計に占める保険料の額は決して小さなものではありません。

◎社会的信用が低い

不動産を探しているときや、クレジットカードを作ろうとしたときにパート勤務という理由で断られたことがある方もいるのではないでしょうか。フリーランスなどもそうですが、十分払えるだけの額をコンスタントに稼いでいても、正社員ではないという理由で断られてしまうことがたまにあります。

☆まとめ

収入と子育てはどちらかを選べるものではないたけ、どうバランスを取るかが大切。子どもの将来の選択に備えて正社員としてできる限りお金を稼ぐことと、子どもとの時間を確保するためにパート勤務を選択することのどちらかに正解があるわけではありません。

自分の心身と子どもの心身をよく観察しつつ、お互いにとってベストな方法を探っていくことが大切です。

(文/こまち 画像/123RF)

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カテゴリ:仕事・キャリア

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