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「子どもは会社に連れてきていい」「時短でも社会保険に加入する」 シングルマザーでもライフスタイルに合った働き方ができる不動産会社

シンママStyle編集部

安定した給料がありながら、子どもが小さいうちは子どもとの時間を大切にしながら働き、子どもが大きくなったらしっかり働くことができる──。これが多くのシングルマザーが望んでいる会社の姿ではないでしょうか。自らもシングルマザーの経験がある舛岡理紗さんが代表を務めるR.connect(アールコネクト)は、子どもを育てながら働きやすい制度を会社に導入しています。舛岡さんに同社の制度の仕組みや女性の働き方についての考えなどをうかがいました。(聞き手・文/財部 寛子)

 


R.connect社内風景

 

より働きやすくなるオリジナルの福利厚生制度「R-Benefits」

 

会社内で小さな子どもたちが勉強したり遊んだりする姿を日常の光景として見られるのが、不動産の販売業や賃貸業を行うR.connectです。

R.connectを立ち上げたのが代表取締役の舛岡理紗さん。2014年12月設立のまだまだ若い会社ですが、社員数は25人(2019年9月26日現在)、2019年5月期には11億円の売上を計上するまでに成長しています。

 


R.connectでは会社内で小さな子どもたちが勉強したり遊んだりする姿を日常の光景として見られる

いわゆる一般的な不動産業を行っている会社ですが、他社と大きく違う点はシングルマザーの雇用を積極的に促進し、「R-Benefits」という社員全員が働きやすくなるようなオリジナルの福利厚生制度を実現していること。

「R-Benefits」には、「健康診断費用負担」「結婚祝い金」「出産祝い金」「R祈願ツアー」「Rランチ」「資格取得支援」「資格取得祝い」「シンママ(シンパパ)特別手当」「プレシングル応援制度」など、社員が楽しく働くことができ、働く意欲も湧く制度が40ほどもあります。その制度内容の一例が次の通りです。

 

■Rデー
会社全体の目標を達成した場合、翌月の水曜日、社員全体でボーリングなどをして楽しむ。もちろん、子どもや家族を連れてきてもOK。

 

■Rフレックス
病院や子どもの保護者会・三者面談などのほか、ネイルサロンや美容院などに時間を利用できる。

 

■Rリキッドランチ
社員の親睦を深めるためのランチ。1ヵ月に1度、日本各地から取り寄せた名品を食べながら、みんなでお酒を飲む。

 

■保育士常駐
チャイルドセラピーやカウンセリングの資格も持つ保育士が常駐している。

 

「子どもは会社に連れてきていい、仕事の中に余暇があってもいい、もっと自由でいいと思うんです」と舛岡代表は考えています。

 


R.connectでは社員に対してさまざまなベネフィットプランを準備している

 

代表自身がシングルマザーとしての苦労を経験

 

このような制度を整えている理由のひとつに、代表の舛岡さん自身もシングルマザーとしてあらゆる苦労を経験してきた過去があることが挙げられます。

「私は学生だった20歳のときに結婚して、21歳で長男を出産しました。その3年後には長女を出産しています。出産と同時に家庭に入ったのですが、同級生だった主人はまだ若く、父親としての意識をすぐに持つことができなかったようです。その結果、私は生活が安定しないプレシングルマザー状態となってしまいました」(舛岡さん、以下同)

社会に出たこともなかった舛岡さんは、離婚する勇気もなく、とても苦しい日々を送っていたようです。
そんな舛岡さんに転機が訪れたのが26歳のとき。ある不動産会社にパートで採用されたことでした。

「その会社の社長が、『自立しなさい。あなたは一人でもやっていける。ゆくゆくは独立した方がいい。私がその手伝いをするから』と言ってくださったんです。それがきっかけで離婚を決断し、その後、その会社に5年間お世話になりました」

とはいえ、小さな子どもを抱えるシングルマザーであることに変わりはありません。

「子どもが幼稚園に通っているころだったので、毎日15時30分まで仕事をして帰っていました。社長が『それでいい、子どもと一緒にいなさい』と応援してくれていたんです」

25万円の安定した月収も得てはいましたが、それでも2人の子どもとの生活は精一杯。毎日、1000円だけを握りしめてスーパーにお買い物に行っていたそうです。

「シングルマザーであることのあらゆる苦労はしましたが、私は育児も仕事だと捉えました。仕事と育児の両方をスケジュールとしてこなしていくことで、あまり感情を入れ過ぎずないようにしました。その結果、子どもたちを過度に叱ったりすることがなくても、きちんと育ってくれていると思います」

 

子育てしながら仕事を頑張れる、利益を上げられる仕組み

 

現在の日本では「女性の社会進出」が声高に叫ばれていますが、その一方で、保育の場が不足し、思うように仕事に復帰できない女性も多くいます。

「女性たちは、“今”子どもがいて、“今”仕事がしたいんです。しかし、現状、なにも解決策がない。それならば、私が解決しようと思いました」

R.connectでは、シングルマザーやプレシングルマザーを積極的に採用しています。そして、「R-Benefits」にもあるように、育児を優先できる働き方を認めています。

たとえば、幼稚園や小学校から帰ってきた子どもたちが家で一人ぼっちにならないよう、社内で宿題をしたり遊んだりできるスペースを設けています。役員室にはテレビやおもちゃ、乳幼児のおむつまで用意されています。

ときには手の空いた社員が、小さな子どもの遊び相手をしたり勉強を教えたりすることもあります。ママと二人暮らしの子どもは、男性社員と遊ぶことが楽しみのひとつにもなっています。

また、子どもを保育園などに預けていると、どうしても勤務時間が限定されてしまいます。一般の企業では、1週間に30時間勤務しなければ社会保険に加入できないところが多いようですが、同社では24時間勤務でもきちんと社会保険に加入できる制度を整えています。

「女性は、結婚、出産、子育て、離婚、介護などとライフスタイルに左右されてしまう生き物で、なかなか正社員として働けないケースも多くあります。しかし、将来、年金をきちんと受給するためにも社会保険に25年間加入することは重要です。もし、働き方を変えながら働くことを会社が応じてくれさえすれば、働き続けることができる。それをこの会社で実現したんです」

とはいえ、会社として利益を上げることも重要。そのため、同社では利益に直結する営業部を男性社員で構成して売上を維持しています。女性社員も、オンとオフのメリハリをつけ、子どもとの時間を大切にしながらも、頑張るときには一生懸命頑張るという姿勢が自然と身についています。

「もちろん、男性社員であっても子どもが熱を出したといえば帰宅してもらいます。奥様だって働いているわけですから、奥様だけに任せるのはおかしい。男性社員にも『あなたが子どもを迎えにいきなさい』と伝えています」

男性だから、女性だから、シングルマザーだからではなく、個人個人の状況に応じて働き方を変え、それぞれが家族を大切にし、みんなで会社の利益を考えていくことができる、それが同社の大きな魅力であり成長の秘訣といえるのでしょう。

「会社を経営するようになって、会社は子育てと同じだと実感しました。そして別れた主人と再婚することも叶いました。どちらも真心を込めて接することで正しく、お互いに成長していくのだと思います」

 

 

Profile

舛岡 理紗さん

株式会社R.connect 代表取締役。大学在学中の20歳のときに結婚、21歳で長男を、24歳で長女を出産。25歳で2児のシングルマザーになる。不動産会社に5年間勤務した後、独立して株式会社R.connectを設立。現在は再婚して、3児の母として仕事と育児の両立を実現している。

株式会社R.connect
2014年12月設立。不動産販売業、不動産仲介業、不動産コンサルタント業務、投資家向けセミナーなどが主な事業。シングルマザーの経験を持つ舛岡理紗代表が、シングルマザーの採用を積極的に行い、個人個人のライフスタイルに合った働き方を推奨しながらも、お客様とのつながりを大切にし、会社としての利益をしっかりと追求した経営を行っている。
https://r-connect.info/r-connect/

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カテゴリ:仕事・キャリア

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