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面会交流しなくてはいけないけれど、やり取りが面倒で辛くて逃げたいママに朗報!

シンママStyle編集部

面会交流のためのやり取りが心の負担になっていませんか? 子どものため…取り決めだし…しなきゃしなきゃと思いながら、誰よりも関わりたくない相手である元夫と、何度も連絡を取り合わなければならないストレスは相当なものです。

しかし、避けて通れない面会交流。放置していると最悪の場合は訴えられ、強制執行や罰金を請求される可能性もあります。そんな「しんどさ」を解消してくれるシステムがあると聞き、お話を伺いました。

(取材・文/浦邊真理子)

画像提供:ハッピーシェアリング

連絡先を交換しなくても、面会交流の日程調整や報告をスマートフォンやパソコンで簡単にやり取りできる!

面会交流が嫌だという理由の第1位は「やり取りが面倒」というデータ(2016年度全国ひとり親世帯等調査結果報告より) が表す通り、離婚後に別れた相手とのやり取りがどれほど心の負担であるかは想像に難しくありません。

しかし、ハッピーシェアリング面会交流マッチングシステムを使用すると、やり取りせずとも、自分のスケジュールを登録しておくだけで面会交流の日を調整してくれるのです。

画像:入力画面 項目に入力するだけで、面倒なやり取りをせずに日程から詳細まで決定できる

ハッピーシェアリング面会交流マッチングシステムの機能

①希望日マッチング機能…面会希望日の設定が簡単にできる!

スケジュール調整アプリのように、別居親・同居親のそれぞれどちらか一方が第三希望まで日時と場所をあげて、もう一方の親が希望を選択できます。

②カレンダー機能…行事予定や子どもの写真も共有可能!

学校の行事をカレンダーに登録して、もう一方の親に子どもの生活状況を共有できます。面会時の写真共有機能もあります。

③チャット見守り機能…チャット内容を第三者が見守る

ハッピーシェアリングの管理者がチャット内容を見守り、問題が起こった場合はアラートメッセージが送られるため、言い争い状態になる心配もありません。

④面会交流後の相手方からの報告もシステム上で完結

このような安心機能の利用料金は、全国どこにいてもパソコンやスマートフォンがあれば利用でき、月額2000円。パパとママが1000円ずつ払って利用するケースが多いそう。最初の3カ月はモニター期間として無料で利用できます。

元夫との連絡調整だけに高額な利用料を支払いするママたち

このシステムを運営するNPO法人ハッピーシェアリングは、大阪を中心に離婚にまつわるさまざまなサポートや相談、学習会などを行う団体です。主催者の築城さんは自身もシングルマザーであり、面会交流に苦労をしていました。

お子さんが1歳のときに離婚をした築城さんは、第三者機関を利用し、スケジュール調整だけに高額な利用料を支払い面会交流を行っていました。面会交流させたくない、元夫とやり取りしたくない、「否定的な気持ち」を抱えながら子どもの面会交流を続けることは自身にとって精神的な負担が大きかったそうです。

そんな「否定的な気持ち」を持ち続けることは自身にも子どもにとってもよくないと、約6年間目を背けたきたこの問題に向き合うことを決心。そこから変化が訪れました。

画像:面会交流時にお子さんと元夫が一緒に作成し、プレゼントしてくれた母の日のお祝い 画像提供/築城さん

克服することで、子どもの様子や表情にも変化が現れました。我が子から面会交流の大切さを知った築城さん。離婚を経験し、誰にも助けを求められなかった。離婚したのは自己責任だから、子どもの母親は私、誰かを頼ってはいけない、迷惑をかけてはいけないと、一人で全部を抱えて余裕がなかった。とてもしんどかった。

そんな昔の自分のような思いをしている人たち、そしてその子どもたちが楽になるお手伝いがしたい。このシステムは、このような思いからクラウドファンディングを募り実現したのです。

子どもの親を知る権利、自分のルーツを奪ってはいけない

面会交流を支援する流れは、少しずつ増えてきています。特定非営利活動法人ハッピーシェアリングでも、離婚の相談や勉強会、講演会などの支援活動に加えて、面会交流の同行支援なども行っています。

しかし、築城さんは離婚にまつわるさまざまなこと、支援にも「子どもの視線が抜け落ちている」と言います。面会交流を行う意味は親が満足するためだけでなく、子どもの「親を知る権利」を守るため、が一番大切だと考えています。

親が可愛い我が子に会いたいから、若しくはあんな酷い元夫に子どもを会わせたくないからと、決められることではないのです。子どもが親を知らずに成長すると、どんな影響がでるのか…。

ハッピーシェアリングでは、パパママそれぞれの愛情を子どもに注ぎ続けることで、子どもたちの自尊心は高められ、「生まれてきてよかった」と思える自己肯定感の高い子どもに育てることを目標に掲げています。

親の存在を消されてしまった子どもは、自身も「生まれたことを否定された」と受け止めやすくなるそう。自分の生まれた意味やルーツを求め続けます。

駄目な親であったとしても、「パパは○○でダメだけど」と知ったうえで乗り越えること、自身のルーツを知ったうえで、嫌なところもある、人間は完璧ではないと知ることも、自立することへの促進につながります。

このような成長を通して命の大切さを学んでいく。10代の自殺率が増えている原因には家族の問題も大きく関係しています 。

子どものために面会交流がある。そのことを忘れてはいけないと警鐘を鳴らす築城さん。面会交流の煩わしさ、負担を軽くすることで、子どもが親を知る権利を守ることができると考えます。

面会交流拒否の理由で一番多い「子どもが会いたがらない」

子どもの会いたい、会いたくないは配慮していくべきです。しかしその会いたくない理由を、同居している親だけで判断するのは時期尚早ではないでしょうか。

子どもが幼い場合はとくに、大好きなママの機嫌や顔色を読み、気を遣って言っているケースが多くあります。経験のないこと(ママと離れることなど)への不安や怖さによる拒否のケースもあります。

子どもが思春期の場合は「面倒だから」という理由が多くなります。思春期では興味の対象も変化し、友人付き合いや趣味など、自分の時間も増えますので、優先順位も変化します。ケースバイケースで見極める必要性が出てきます。

その場合も同居親一人の意見だけでなく、親である元夫や、さまざまな意見を聞くことができれば、違った解決ができるかもしれません。

ハッピーシェアリングでは、離婚前のプレシングルマザー、離婚をして頑張る同じ立場のママたちのコミュニティを作り、SNSや勉強会など「話す機会」も設けられています。

便利な機能を使うこと、話すこと、頼ること、知ること。健やかな子どもの成長も、私たちのつらさをちょっと楽にすることも、「今」の時代だからこそ叶うのかもしれません。

【このお話を伺ったのは…】

築城由佳(ついきゆか)さん

ついき社会保険労務士事務所 代表

株式会社ハッピーシェアリング 代表取締役

NPO法人ハッピーシェアリング 代表理事

社会保険労務士法人にて7年間勤務後、2016年、独立を決意し地元の大阪にて開業。現在6歳の子を持つシングルマザー。 会社の法令遵守からホワイト化のコンサルティング、企業研修、社員カウンセリングを主な業務とし、同時にシングルマザーコミュニティーの運営と支援活動も行っている。 

NPO法人を設立し、離婚後の子育て、面会交流サポート活動を本格的に開始し、 全国から相談を受けている。現在執筆、講演など多方面にて活動中。

著書:「明日から社員の気持ちがわかる本」(ギャラクシー出版)

TV出演:フジテレビ「ドキュメンタリー大賞 子育て小国東京」 NHK「ニュースほっと関西」など

【お問い合わせ】

NPO法人 ハッピーシェアリング

Mail: info@happysharing.net

URL: https://happysharing.net/

電話:06-6442-3122(営業時間:平日10:00~19:00)


 

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カテゴリ:特集

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