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シングルマザーに注目される介護の仕事

小さな子どもを抱えるシングルマザーにとって大きな問題のひとつが、収入と勤務時間のバランスです。おカネはたくさん稼ぎたいけれど、正社員で働くこともなかなか難しい。いろんな業種を検討した人も多いのではないでしょうか。そんななか、多くのシングルマザーに支持されているのが介護の仕事です。今回は、レバレジーズグループで介護業界への派遣事業を行っているレバレジーズメディカルケア株式会社の安藤英美さん、レバレジーズ株式会社の鈴木里佳さんに介護業界の実態や介護職のメリット、レバレジーズメディカルケアの特徴などをうかがいました。(取材・文/編集部)

 

人手不足が深刻な介護業界

 

―御社は、医療・介護事業に特化した人材紹介事業派遣事業を行っているということですが、シングルマザーが多く登録しているのは、どの業種になりますか。

安藤さん 主に介護分野です。人手不足の介護業界は、10代~70代と幅広い年齢層の方が勤務しており、その中でも30〜50歳の女性の割合が多いです。また、パートや派遣社員で働く人の割合も高い業界です。そのため、小さなお子さんを抱えたシングルマザーの方が、時短で働けるような職場も比較的多いといえます。ちなみに、弊社では介護・福祉の求人サイト『きらケア』(正社員派遣)を運営しており、実際に登録者の約10〜15%をシングルマザーの方が占めています。

 


安藤 英美(あんどう えみ)さん レバレジーズメディカルケア株式会社 ケアスタッフィング事業部

 

―介護業界はどのくらい人材が不足しているのでしょうか。

鈴木さん 高齢者の人口増加に伴い、介護施設も同様の割合で増加しており施設の増加数に合わせて介護職員の人数も増加しています。介護職員の数は、2000年~2015年の15年間で約3.3倍にまで増えたという数字が出ています。しかし、やはり介護サービスを必要とする人数に対して、介護職員の数は足りていません。


鈴木 里佳(すずき りか)さん レバレジーズ株式会社 マーケティング部 プロモーションチーム

 

厚生労働省の調査(【表1】参照)によると2020年には約20万人、2025年には約40万人が介護サービスを受けられなくなるという見込みがでています。また、有効求人倍率も全産業の約2倍以上となっており、大きな売り手市場となっております。

―そういった人手不足によりどのような問題が起きているのでしょうか。

安藤さん 施設職員の人員基準を満たすことがなかなか難しくなっていると思います。その結果、現場の職員の方にストレスがたまり、ニュースなどで見かける入居者様への虐待といった問題にもつながっていくことも稀にあります。こういった問題を解決するためにも、国としても数多くの施策を打っており、介護職に就く方に向けての報酬制度が新たに設けられたり、ハローワークで介護職を優先して紹介されたりといろいろな対策がなされています。

 

シングルマザーに支持される理由──「無資格・未経験OK」「時給が高い」「時短で働ける」「女性にとって働きやすい」

 

―『きらケア』(正社員派遣)への登録にシングルマザーも多いということでしたが、なぜ、彼女たちは介護職を選ぶのでしょうか。

安藤さん いくつか理由は有ると思いますが、まずは先述した通り、人手不足であるために採用枠が多くすぐに求人が見つかりやすいことが挙げられます。そのほか、「無資格・未経験でも仕事に就ける施設が多い」「時給が高い」「時短で働ける」「女性スタッフが多いため理解があり働きやすい」などが、シングルマザーの方から支持を得ている点だと思います。

―まず、「無資格・未経験でも働ける」という点ですが、無資格で働いている方はどのくらいいらっしゃいますか。

安藤さん 弊社に登録している方の中でも、約2~3割はまだ資格を得ていない方がいらっしゃいます。

―どのような資格がありますか。

安藤さん 最初に取得するのが介護職員初任者研修です。介護職員初任者研修は130時間の講習を受けることで資格を得ることができます。その後、実務者研修、介護福祉士といった資格を取得できるようになります。

―介護職員初任者研修の資格がない場合、どのような仕事をすることになりますか。

安藤さん 簡単な仕事ですと、ベッドのシーツ交換や清掃です。病院の介護助手であれば、器具の清掃もあります。資格を取得すると、三大介助といわれる、食事、排せつ、入浴のお手伝いができるようになります。

―次に「時給」についてですが、相場はどのくらいですか。

安藤さん 施設や地域によるため参考程度になりますが、無資格・未経験の派遣社員で1200~1300円、介護職員初任者研修で1400円、実務者研修で1500円、介護福祉士で1600円といったところが相場です。そのため、より収入を得るために、あえて正社員ではなく派遣社員のままで勤務する方も多くいらっしゃいます。また、年々介護職の給与は上昇傾向にあります。保有資格にかかわらず1年で10,000円以上月収が上がっているという厚生労働省(【表2】参照)の調査結果も出ています。

―「時短で働ける」ということですが、シングルマザーの場合、一日にどのくらいの時間働いていますか。

安藤さん お子さまが幼稚園や保育園に通っている場合は、9時から16時、10時から17時などの間で働いている方が多いようです。資格があれば一日に7000~8000円を稼ぐことができるため、効率はいいのではないでしょうか。

 

社会貢献できる介護職はお子さまにも尊敬される仕事

 

―「シングルマザーにとっては、メリットが多い仕事のように感じますが、就職活動をするにあたって、あるいは就職してから、心掛けることはありますか。

安藤さん 無資格・未経験でも働けるとはいえ、その場合は正社員を希望した方が決まりやすいという傾向があります。なぜなら施設側からすると正社員として就職してもらえれば長期的な就業が見込めるからです。しかし、シングルマザーの方は、「やはり時短で働きたい」「土・日は子どもと一緒に過ごしたい」という希望を持つ方が多くいらっしゃいます。そういった場合でも採用していただくためには、“一生懸命働くという意志”を見せることが重要だと思います。

―具体的にはどういったことですか。

安藤さん 例えば、「介護職員として、子供が大きくなったら介護士の資格を取って、長く働いていきたい」という希望や「子どもが大きくなって、長い時間働けるようになったら積極的にシフトにはいりたい」という働くことに前向きな希望をアピールすると良いと思います。

また、お子様の体調不良等による突然のお休みを懸念する施設もございますので、もし近くにお子さまを預けられるご家族やお知り合いがいらっしゃるのであれば、その旨をきちんとお伝えし、突然の休みをあまりとることなく働けることを伝えるとより良いかもしれません。もちろん、お子さまがあまり体調を崩さない環境作りも大切ですね。つまり、お子様がいてもしっかりと働く意志があることをアピールすることが重要です。

―御社に登録していた方で、無資格・未経験で就職して、成長していったシングルマザーはいらっしゃいますか。

安藤さん シングルマザーの方は真面目な方が多くいらっしゃるので、みなさん一生懸命仕事をされています。そんななか、“介護の経験が少しあるだけ”という方がいらっしゃいました。しかし、「介護業界で頑張って、スキルアップしていきたい」と強くおっしゃっていました。お人柄も良かったため、この方なら頑張れるのではないかと感じました。そのため、仕事内容のハードルは高くなりますが、特別養護老人ホームをご紹介しました。日勤のみをご希望でしたが、施設様もご本人のお人柄の良さを見て、派遣で採用していただきました。約半年後、働きぶりを評価していただき、「施設から、パートで働いてほしい」というお話いただき、施設様からの希望で直接雇用という形に切り替えることになりました。この方は、いまも同じ施設でパートから正社員へさらにスキルアップされ、ご活躍されています。

―派遣会社はたくさんあるとは思いますが、御社に登録するメリットがあれば教えていただけますか。

安藤さん まず、サポート制度があることです。派遣スタッフとは常に連絡を取り合っており、仕事上や仕事外のことでも悩みごとや困ったことなどがあれば、なんでも相談にのっています。次に、資格取得制度です。通常5~7万円の費用が必要な介護職員初任者研修の講習を無料で受けられる制度があります。派遣先で週4日働いている方は就業1ヵ月後から、週3日の方は契約更新時からこの制度を利用することができます。また、それよりも早く講習を受けたいという場合には、キャッシュバック制度といって、先に講習費用をお支払いいただき、条件を満たした後に弊社が費用をキャッシュバックするという制度もあります。

―最後に、介護業界に興味があるシングルマザーにメッセージをお願いします。

安藤さん 介護の仕事は、ハードな部分もあります。しかし、やりがいも多い仕事です。たとえば、利用者様から「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていただくことも多くあります。また、経験を重ねるほど、スキルが身に付き、収入も上がっていきます。もちろん、人手不足の業界ですから将来性もあります。そして、なにより社会に貢献できる仕事であることは、最も大きなやりがいを得られますし、お子さまからも尊敬してもらえる立派な仕事であると言えます。女性職員も多い業界ですので、興味があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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