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もしかしたら損してるかも!年末調整や確定申告をするときに、シングルマザーが気をつけたいポイントって?

年の終わりが近づくと、会社から提出を求められる「年末調整」の用紙。会社に務めていない方や、フリーランスの方は、税務署に提出する「確定申告」がこれに当てはまります。この用紙、氏名などの基本事項だけ書いて、あまり意味がわからないままよく読まずに提出していませんか?

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年の終わりが近づくと、会社から提出を求められる「年末調整」の用紙。会社に務めていない方や、フリーランスの方は、税務署に提出する「確定申告」がこれに当てはまります。この用紙、氏名などの基本事項だけ書いて、あまり意味がわからないままよく読まずに提出していませんか?

 

実は、ある項目をきちんと書いて出せば、シングルマザー(条件あり)は、「寡婦控除制度」というものによって所得税や住民税で優遇される措置があり、数万円以上も税金が下がる可能性があるんです。

 

知っておけば方法はとっても簡単なので、この部分の申告漏れが無いように注意してくださいね。今回は、その仕組みと書き方についてご説明したいと思います。

 

■寡婦(かふ)控除の対象となる人とは

 

シングルマザーすべての方がこの控除を受けられるわけではありません。対象となるのは、シングルマザーの内、その年の12月31日時点で「夫と死別している方、または離婚している方」の条件を満たしている方となります。このほか、「夫の生死が不明な場合も」、寡婦に当てはまる場合があります。

 

未婚のシングルマザーや事実婚をしている方は、この条件には当てはまらず、この制度の対象とはならないので注意しましょう。ただし、自治体によっては未婚のシングルマザーを対象に、同様に一部について控除を受けられる制度を設けているところもあるので、確認してみてくださいね。

 

さらに、所得によって、今度は「寡婦」または「特別の寡婦」に分けられます。どちらも控除の対象になりますが、控除額が異なるのでチェックしておきましょう。

 

・所得が500万円を超えている場合→「寡婦」

・所得が500万円以下の場合→「特別の寡婦」

 

元夫から受け取っている養育費がある場合でも、この金額は所得に含みません。自身で稼いだ所得の合計額で判断してくださいね。

 

■寡婦控除を受けるためには

 

寡婦控除を受けるためには、年末に提出をする「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の書き方に注意をしましょう。

これまで氏名欄の辺りだけを記入していた方は特に気をつけてみてくださいね。

 

①まずはここにチェックを入れましょう!

用紙を準備したら、「主たる給与から控除を受ける」の欄を確認してください。さらに、その中に、「C.障害者・寡婦・寡夫・勤労学生」という項目があるかと思います。この中の、「2.寡婦」または「3.特別の寡婦」のいずれかにチェックを入れましょう。

 

②次にこの内容を記入しましょう!

チェックを入れたすぐ右側に、「左記の内容欄」という項目があります。ここの空欄部分には、以下の内容を記入しましょう。

 

・夫との離婚または死別について

・子供の氏名と続柄

・子供の所得見積額

・今年の所得見積額(※特別の寡婦は記入不要)

 

その他、記入すべき箇所を書き終えたら、会社または税務署に提出しましょう。

 

■今まで申告漏れで損していたかも!そんなときは?

 

この小さなチェック項目を見落としていた方は、それだけで数万円から数十万円も損してしまっていたかもしれません。でも、まだ間に合います。確定申告は、過去5年分まではさかのぼって「更正の請求」というものができます。つまり、誤っていた箇所を申告することで、余計に払っていた税金が戻ってくるという仕組みです。

 

気づいたら、①源泉徴収票②マイナンバーカードもしくは通知カード③印鑑④現在の氏名の普通預金通帳をそろえて、早めに税務署に相談しに行きましょう。

 

☆まとめ☆

 

些細なことですが、きちんと記入しておくだけで負担する税金をかなり軽減できることも。また、住民税が安くなると、それに応じて金額が決まる保育料も安くなります。対象となるシングルマザーにとっては、「寡婦控除」は見逃せないポイントです。次回の年末調整の際は、忘れずにチェックしてみてくださいね。

 

 

(文/こまち 画像/123RF)

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