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再婚するときの注意! 女性にはスピード再婚できないワケがある

元夫との長い戦いの末、めでたく離婚! もしあなたが離婚した後「結婚してください!」という方が現れたら、あなたはどうしますか? もしくはいまシングルマザーで、将来再婚を考えている方がいる場合、実は再婚できるタイミングにまつわる法律があるってご存知でしょうか?

すぐに再婚してはいけない、その理由とは?

■女性には再婚に条件がある

2016年、厚生労働省による人口動態統計では、離婚した男性の離婚後5年以内の再婚率は約35%。女性の離婚後5年以内の再婚率は約32%と、男女ともに3割以上の方が再婚していることが分かりました。

男性の中には、「離婚してすぐ結婚した!」という方もいるかもしれませんが、女性はそうもいきません。実は女性は離婚してすぐ結婚できないよう、法律で定められているのです。

民法第733によると、『1.女性は前婚の解消又は取り消しの日から起算して百日を経過した後でなければ、再婚することができない』とあります。

結婚していた期間に関わらず、女性は離婚した日から100日きっちり経過しないと再婚できない。再婚すると法律違反になるのです。男性がすぐ再婚してOKなのに…どうしてなのでしょう?

■100日待つことの背景

女性に謹慎期間?とも取れる、「再婚してはいけない期間」が設けられているのはなぜか? それには、妊娠が関係しています。

離婚後、間髪入れずに再婚。そのあと妊娠したら…「それって元夫・今夫どっちの子!?」と疑われても仕方がない状況になることをなんとなく想像がつきますでしょうか?

夫婦である以上、妊娠の可能性がある。という客観的視点から、もしも離婚後、どっちの子か分からない子どもができたら…子どもの人生にも実の両親の人生にも、なんらかのトラブルが発生しないとは限りません。

前もって、民法により女性に再婚禁止期間を設けよう。そんな優しい配慮だったという訳です。

■離婚時に妊娠していなければすぐ再婚できる

続けて民法にはこうあります。『前項の規定は、次に掲げる場合には適用しない。一、女が前婚の解消又は取り消しのときに懐胎していなかった場合。二、女が前婚の解消又は取り消しのときに懐胎していなかった場合』

一の場合は女性が離婚したときに妊娠していないと証明できた場合、100日待たずとも法は適用されないということ。二の場合は、離婚してから再婚するまでの間に、1回出産していた場合を指しています。再婚する前に出産しているので、この出産を証明できれば次の子どもは離婚した夫の子ではないことが明らかになるからです。

以上のように出産した子どもの父親を判定する必要がない場合は、100日待たなくても再婚できるのです。

■妊娠できない体でも法は適用される?

民法が設けられた発端に、女性の妊娠・出産が関わっていることが分かりました。しかし、女性が離婚前から妊娠が叶わない状態だったとしたら、どうなるのか気になります。

要するに民法では離婚直線のような夫婦にも夫婦生活があり、離婚後に妊娠が分かったら大変だからすぐの再婚はさせませんよという決まり。だったらいくら結婚時に夫婦生活を持っても、女性の体が高齢、子宮全摘などで妊娠できる可能性がゼロだった場合はどうなのか?という疑問です。

女性が妊娠できないと証明できる場合、以上の民法は適用されません。子宮全摘出手術を行った方だと、医師による手術の診断書があれば離婚後100日後という制限が解除されます。

また、女性の年齢が45歳以上でもスピード再婚OK。45歳以上の女性の自然妊娠率は非常に低いためです。45歳以上で熟年離婚した場合なら、離婚後すぐ再婚できるというわけです。

■もう1つの適用外条件

妊娠できる状態でもすぐに再婚できる相手がいます。それは離婚した元夫。離婚禁止期間を守らず再婚できる条件、それは離婚した者同士が同じ相手と再婚することです。確かにそれなら離婚後にできていたと思われる子どもが「元夫の子? 次の相手の子?」と疑われることはないでしょう。

約1年半、離婚計画を立ててから離婚した私には、同じ相手と再婚なんて…と思えますが、私の両親は一度離婚して、同じ相手と再婚して現在も夫婦でいます。私はその2回目の結婚後にできたので、なんとも複雑な心境です。

■決まりを破るとどうなるの?

再婚のルールを破る。つまり離婚した日の100日以内に結婚したらどうなるのでしょう? 違反した場合、とくに拘留も罰金もありません。何? だったら離婚後すぐ再婚してもいいでしょう!と思いますよね。 しかし、この法律には落とし穴があるのです。

もしも出産予定日をさかのぼると、離婚した後の100日以内に妊娠していたことが分かったら、裁判所の方々がその赤ちゃんの親を決定することになります。

どういう経緯をたどるかというと、まず再婚夫婦がいます。再婚して間もなく、妻がめでたく第一子を懐妊。でもよくよく予定日から着床時期をさかのぼると、離婚後100日後未満であったことが判明。

元夫との子どもではないと2人の関係性からも明らかであったとしても、前夫の子か現夫の子か、裁判所が判断することとなります。その裁決が妻にとって不服なものであっても内容は覆りません。

せっかく新しいパートナーと新しい生活を…と思っていても、裁判所から妊娠中の子どもが元夫との子どもだと決められれば子どもには実の親との面会権が発生。思い描いたような再婚生活は送れなくなってしまいます。

妊娠中に離婚した場合は、必ず再婚まで100日間空けトラブルを避けましょう。

■以前はもっと待たねばならなかった

この法律、実は16年に改訂されて軽くなったもので、その前までは半年も待たなくてはいけませんでした。

ですが、「女性が妊娠している場合にその胎児の父親が誰であるか決定するために、本当に6カ月も必要なのか」という問いが多発。離婚率の上昇も後押しし、05年12月、再婚禁止の期間は100日でいいと制定し直されたのです。

離婚後に再婚を考えていなかった方にはとくに興味のない内容かも知れませんが、付き合っている相手が結婚したがるケースもありますよね。そんなとき6カ月の壁は非常に邪魔だっただろうと思います。

女性に離婚歴があって子どもと2人暮らし。そこに彼氏が遊びに来たときに懐いている子どもに「早く結婚して! 一緒に暮らそう」と催促されたら「〇カ月後にはね」などとは言いにくいでしょう。ともあれ、再婚禁止の期間が短縮されて本当に良かったと思います。

■再婚してもいいのは離婚してから一体いつ頃?

再婚するにあたっての民法に関してふれましたが、1年以内の早い再婚自体、世間から偏見の目で見られがちです。100日どころか、以前の法律通りの6カ月でさえ離婚してから再婚するまでの期間として「短い」と感じる方がほとんどでしょう。

私の場合もそうでした。離婚して1年半で婚活して2年で再婚した際には、当初母親は「式に出たいとは思いわない」と私に話しました。

離婚理由は元夫の浮気や金銭トラブルと知っており、私の苦労もよく知っている母親。なのに、前の結婚で式を挙げることができなかったと知った再婚相手が、挙式してあげたいと言い出したとき「子ども3人も連れて結婚式って…」と、彼と私を交互に見ながら怪訝な顔つきでそう言い放ったのです。

親族だけでなく友達や先輩の中にも、一部私の再婚に引き気味でした。親族のみの結婚式だったのでSNSに式の様子をアップすると、「わ~頑張ったね…」とか「お互い子どもいるんだぁ…」など、その「…」なに!?とスマホにツッコミをいれましたっけ。多くの友人は喜んでくれたので、救われました。

しかし、中には結婚していたときから再婚相手と不倫してたのでは?という疑いともとれる言い方をする友人も。3女が1歳のときに離婚したので「○○(3女)って再婚相手と似てない?」と言ったり、離婚理由をつぶさに聞いてきたり。子ども3人連れてまじめにシングルマザーやっていた身としては、本当に腹立たしい出来事でした。

■まとめ

一部、再婚に偏見がある方がいることは事実です。きっと再婚するまでの期間って案外関係なく、1年でも10年でも批判してくる人はしてくるかと思います。

ですが再婚は、1度結婚で失った幸せを取り戻すチャンスです。どうしておめでたいことなのに、喜んでもらえないのか不思議でなりません。冷たい視線を気にして意中の方との再婚を迷っているシングルマザーの方がいたとしたら、私は全力で応援したいと思います。

(文/namiki 画像/123RF)

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カテゴリ:恋愛

1981年生まれ。O型。フリーライター兼イラストレーターで介護職員。好きな食べ物はセ〇ンイレブンのメロンパン。 3人兄妹の末っ子で、兄2人を産み父と離婚した母が、また父と再婚した後に産まれる。父がギャンブラーで酒乱。母は宗教家というちょっぴり複雑な家庭環境で育ったため、結婚に理想を持てないでいたのに20歳のときなし崩しで元夫と授かり婚。金銭感覚の不一致と子どもへの虐待、性格の不一致などさまざまな理由により2013年に離婚。1、4、7歳の3姉妹を連れたシングルマザーとなる。 家と財産を元夫に奪われたため半年間母子寮で4人で暮らし、その後市営住宅に入居。介護職員として働きながら3姉妹と貧乏でも平和な生活を送るも開頭手術が必要な大病を患い、3姉妹のために離婚2年目で再婚を決意。婚活サイトで12歳年上のオジサンと知り合い、付き合って10カ月でスピード再婚。全くタイプではないが一緒に暮らすうちなんとなく好きになり現在も一緒に暮らす。 子供は長男(夫の連れ子)17歳、長女16歳、次女13歳、3女10歳、次男(夫との子)3歳の5人。平凡な3LDKのマンションにぎゅうぎゅう詰めで暮らしている。夫の連れ子との不和を抱えながらも再婚6年目。不妊治療でやっと授かった次男のトイレトレーニングに追われつつ日々を過ごしている。

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