離婚のときも役に立つ?合意書とは?

離婚のときに取り交わした約束が守られていないけど、どうしたらいいのかわからない。約束が違うと言っても全然聞いてくれない。そんな事態にならないように、離婚の際の約束事はきちんと形に残しておくことお勧めします。そこで今回は、そんな、約束事を取り決める際に使われる合意書についてお話します。

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離婚のときに取り交わした約束が守られていないけど、どうしたらいいのかわからない。約束が違うと言っても全然聞いてくれない。そんな事態にならないように、離婚の際の約束事はきちんと形に残しておくことお勧めします。そこで今回は、そんな、約束事を取り決める際に使われる合意書についてお話します。

 

■合意書とは?

 

合意書・・・双方の合意の内容を記載した書面。

合意・・・互いの意思が合致すること。

 

合意書の持つ意味は幅広く、書き方が法律で決まっているわけではありません。合意は、口約束で当事者同士がわかっているだけでも成り立ちますが、万が一の事態に備え、第三者が見てもわかるように書面で残しておくとより確実に約束できます。

 

〇記載内容の例

・合意者の氏名

・作成日、失効日

・合意内容

・そのほか、契約書などがあれば、その書類についての内容

 

■合意書に似ているもの

 

〇契約書

契約書・・・契約した内容を記載した書面。

契約・・・二人以上の当事者の意思表示の合致によって成立する法律行為。約束事。契約を違反すると損害賠償を請求されるなど、法的拘束力があります。会社同士や、会社と個人の間などで使われます。

 

〇覚書

覚書・・・忘れないように書き留めておくもの。メモ。契約の補足。契約書の前段階で、合意した内容を書き残したり、補足として下記記されるものです。ないようによっては、覚書であっても法的効力を発揮します。

 

〇示談書

示談書・・・民事上の紛争を当事者間で解決するための内容を記載した書面。示談金とは、裁判になる前の段階で問題を解決するために支払われるお金で、似ているものに解決金というものがありますが、解決金は裁判になっている内容の問題を解決するためのお金です。

 

■合意書に法的効力はある?

 

合意書の書き方は法律できまっていないので、効力が薄いのかと思われがちですが、合意書も法的効力はあります。

ただし、次のような合意書は、法的効力をもたない場合があります。

・一方的に書かれた合意書(合意の上で書かれたものではない)

・強制的にサインをさせられたもの

・詳細を隠してサインさせられたもの

・違法な内容の合意書

などは、法的効力を持たない場合があります。

 

■離婚時の合意書の活用方法

 

先にもお話したように、口約束だけで終われば、約束を破られたときに咎める術がありませんので、離婚時の約束事は書面に残しておくといいでしょう。

 

〇離婚時の合意書の内容例

・養育費について

・財産分与について

・子どもの医療費について

・子どもとの面会について

など、離婚時に決めたこと、守ってほしい約束事などを二人で決め、合意した内容を書き残しておきましょう。

 

〇書き方のポイント

・双方の自筆の署名、実印を記す

一方的に書かされたわけではないという証拠として、自筆のサインと実印の押印があるといいでしょう。

 

・第三者がみてもわかるように、内容は詳細に、具体的に記載する

合意書の目的は、第三者にも証明することなので、二人にしかわからないような書き方では、効力が薄れてしまいます。5W1H(いつ、どこで、だれが、だれに、なにを、どんなとき、どのようになど)を意識して明確に記載しましょう。

 

・双方それぞれ1通ずつ保管

約束事をわすれてしまわないよう、それぞれで保管するといいでしょう。

 

■困ったときは公正証書を作りましょう。

 

同意書には明確な書き方の決まりはありません。だからこそ、どのように書いたらいいのか悩むかと思います。

 

そんな時は、費用はかかりますが、公正証書を作成することをオススメします。

公正証書・・・公証人が法令に従って法律行為や私権に関する事実について作成した証書。

 

公正証書は、前もって二人で取り決めした内容を公正役場に二人で行って公証人に伝え、証書を作ってもらうことになるので、自分たちで書く必要がありません。また、二人分それぞれに証書をもらうほかに、公正役場でも1通保管してくれます。記載内容を破った場合には、強制執行という法的拘束力もあります。

 

約束事を守ってもらいたい場合には、公正証書を作成すると、確実に法的効力があると言えます。

 

☆まとめ☆

離婚の際の約束事は、後になって守ってもらえないという事態になった時に備え、口約束ではなく、こういった正式な書面等に残し、トラブルを防ぎましょう。

 

また、書面に残すことで、約束を果たす責任があるということをお互いが実感できるようになるという効果も期待できます。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

(文/ぶー 画像/123RF)

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