浮気が原因で離婚した場合に慰謝料の相場はどうやって決まる?

本記事では、離婚調停などで慰謝料の額を左右するポイントをまとめたので、パートナーの浮気が発覚したら、しっかりと証拠集めをして訴える準備をしておきましょう。

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今や3組に1組は離婚すると言われる時代。平成27年度の司法統計では、夫婦の離婚の約18%は異性関係のトラブルが原因とされています。

 

パートナーの浮気・不倫は心身ともに大きなダメージを与えます。もう関係の修復は不可能だからさっさと見切りをつけたい、でもその前にやってしまったことに対してしっかりと鉄槌を下したい…これからの生活を前向きにスタートさせるためにも、もらえる慰謝料はしっかりといただいておきたいところ。

 

一般的に、浮気・不倫による慰謝料は100〜300万円程度と言われています。状況によって金額には大きな差があります。

 

本記事では、離婚調停などで慰謝料の額を左右するポイントをまとめたので、パートナーの浮気が発覚したら、しっかりと証拠集めをして訴える準備をしておきましょう。

 

■慰謝料の増減に関わるポイント

 

慰謝料の額は、様々な要因によって決定されます。より多くの慰謝料をもらうためには、この辺りをしっかり証明してくれるものが必要。どれほど立証できるかが金額を左右するポイントです。早めに弁護士に相談するなどして対策を立てましょう。

 

①家庭が円満であったか

これまでの夫婦仲も慰謝料の額に影響します。良好な関係だったのに不倫が原因で離婚に至った場合は、金額が増えやすい傾向にあります。

 

一方、既に夫婦仲が悪ければ少なくなる傾向にあり、既に別居などにより婚姻関係が破綻しているとみなされればもらえないケースもあるようです。

 

②浮気の期間

浮気相手との関係が長ければ長いほど悪質とみなされ、慰謝料が増える場合があります。会っている頻度なども影響するので、この辺りも証拠を押さえられると良いです。また、夫が以前にも浮気をしたことがある場合は、慰謝料が上がりやすいと思われます。

 

③子供の有無

やはり、子供がいるのに浮気をしていた場合は悪質性が高いと判断され、慰謝料が上がる可能性が高くなります。また、夫と浮気相手の間に子供ができていた場合は、さらに高くなると思われます。

 

④反省態度

謝罪がない場合や、状況証拠が揃っているのにもかかわらず否認を続ける場合は、反省の色が見られないと判断されて額が上がる傾向にあります。

 

⑤精神的苦痛を証明する診断書の有無

うつ病になるなど、夫の浮気によって精神的苦痛を追ったことを証明できるものがあれば、より有利になります。病院の診断書がある場合は必ず提出しましょう。

 

⑥夫または浮気相手の収入資産

夫および浮気相手の収入が多いほど慰謝料も高くなる傾向にあります。

 

■まずは請求先を決めよう

 

慰謝料の請求先は、夫か浮気相手、またはその両方に対して請求することができます。請求相手は、基本的に自身で決められます。

 

ただし、慰謝料は両方に請求すれば、片方のみに請求した場合の倍もらえるわけではありません。慰謝料とは精神的苦痛に対して支払われるもの。基本的には、浮気の罪は男女2人が負っているものであるため合計額は変わりません。誰にいくら請求するかの采配をこちらで決定することになります。

 

ただ、浮気相手に請求できる条件は大きく分けて2点あります。一つ目は「相手に故意・過失があること」です。例えば、夫が既婚者であることを本当に知らなかった場合や、拒否の意思を示しているにもかかわらず夫から一方的に関係を迫った場合は請求できないことがあります。このような場合は、夫に対してのみ請求は可能です。

 

二つ目の条件は、妻が「不貞行為によって権利の侵害を受けた」場合です。例えば、別居状態にあり、既に婚姻関係が破綻していると認められる状況の場合は、浮気が離婚の原因ではないとみなされ、慰謝料そのものがもらえないもしくは額が少ない可能性があります。

 

☆まとめ☆

 

パートナーの裏切りによって心に負う傷の深さは計り知れませんが、法の下、相手にしっかりと制裁を下して前向きな人生を送りたいですね。もちろん、個人的に浮気相手に嫌がらせをしたりすると慰謝料が少なくなる原因となりますので絶対にやめましょう。

 

 

(文/こまち 画像/123RF)

 

 

 

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