• HOME
  • ライフスタイル
  • 父親がいない理由について、子供に事実を伝えずに別の言い方をするのはあり?

父親がいない理由について、子供に事実を伝えずに別の言い方をするのはあり?

離婚または未婚の理由は、場合によってはデリケートな問題であるため、伝え方を間違えると子供の心に深い傷を負わせてしまう可能性があります。このため、子供が幼いうちは、何とかごまかして事実を伝えていないという方もいるのではないでしょうか。

 

「どうしてうちにはお父さんがいないの?」未婚のシングルマザーや、子供に物心がつく前に離婚したシングルマザーにとって、子供からこのような質問を受けるのは、きっといつかは通らなければいけない道です。

 

離婚または未婚の理由は、場合によってはデリケートな問題であるため、伝え方を間違えると子供の心に深い傷を負わせてしまう可能性があります。このため、子供が幼いうちは、何とかごまかして事実を伝えていないという方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、父親がいないことを子供に伝えるにあたって、ベストなタイミングや言い方について考えてみました。

 

■伝えるタイミングについて

 

離婚や未婚の“理由”を、子供にどこまでを詳しく伝えるかは、年齢に合わせて配慮することも大切ですが、真実を伝えるのに年齢は関係なく、「子供に聞かれたとき」がベストのタイミングだと思います。

 

ここで嘘をついたり変にごまかしたりしては、その場は取り繕えても、成長とともに必ずまた疑問を持ちます。「父親」は、戸籍上はどうあれ子供にとっては家族。なぜ、自分にはその存在が身近にいないのかを知る権利が子供にはあります。

 

また、母親と父親がいて当たり前という世間の風潮がある中で、父親がいないことを知るのは、どのタイミングであっても、多かれ少なかれ子供は衝撃を受けるもの。だからこそ、最初に疑問を持ったタイミングでその事実を話してあげるのがベストだと思います。

 

■伝える上で気をつけるべきポイント

 

次に、子供に話をするときに気をつけるべきポイントを考えて見たいと思います。きっとこの先、子供自身も色々考えるでしょうし、周りから父親の存在を問われる場面がたくさんあると思います。子供の心に配慮してあげつつ、きちんと真実を伝えてあげたいですね。

 

①必要以上に父親の悪口を言わない

未婚または離婚の理由が、DVや不倫、モラハラなど、恨みしか残らない別れ方であったこともあるでしょう。

 

その場合、その時の感情をそのまま子供に伝えてしまうことは避けましょう。どんな人間であれ、子供にとって実の父親は世界に1人だけ。どんな人間であれ、その人がいなければ自分はそもそも生まれていないのです。

 

父親を強く否定されるのは、特に多感な時期であれば、まるで自分を否定されているように捉えられてしまう可能性があります。「ケンカしちゃって別々に暮らすことにしたんだよ。」など、嘘にならない範囲で、できるだけ柔らかい言葉で伝えてあげることを心がけましょう。

 

②嘘・ごまかしは禁物

子供に尋ねられたときにはぐらかして答えなかったり、嘘をつくのもNGです。「なぜ父親がいないのか」は子供にとって非常に大きな疑問。それを一度でもはぐらかされてしまうと、改めて聞くことが非常に勇気がいるものになってしまう上、答えられないほどやましいものなのかと勘繰られてしまう可能性もあります。

 

嘘をつかれた場合は、その場では納得できたとしても成長や他の誰かから聞かされたときに、真実を知ったショックから、母親にこんなに大切なことで嘘をつかれていたという不信感を持ってしまう可能性があります。

 

子供は、親が思っている以上のスピードで成長していきます。その疑問を持ったのも、それを母に聞いてみようと思ったのも子供の成長の証の一つ。きちんと問いに向き合ってあげることが大切です。

 

③母子家庭という家族の形を肯定すること

最後に、伝える側の心意気として非常に重要なことをお伝えしておきたいと思います。物心ついたときから父親がいなかった子供にとっては、母子家庭は当然の家族の形。ですが、成長とともに、世間ではそう思われていないということに薄々勘づき始めます。

 

そんなときに母親に疑問をぶつけたところ、ごまかされていたり、後ろめたそうな話し方をされると子供は傷つく可能性があります。これまで母子で暮らしてきた生活を否定されたような気持ちになりかねません。

 

まずは、母親自身がこの家族の形を受け入れ、自信を持った上で話してあげることが大切です。

 

 

(文/こまち 画像/123RF)