ライフスタイル

シングルマザーが離婚を決意したときに考えることとは?

シングルマザーになろうと思ったら、まず知っておくべきことがあります。シングルマザーになったら、一人で子育てをしていくことや家計を支えていかなければなりません。さらに、離婚して環境が変わることにも不安を感じるものです。それでも、シングルマザーになろうと思うには、覚悟と決意がいるのです。

そこで、シングルマザーになる不安があるなら、どういうことがあれば離婚を決意することができるのかを知っておくといいでしょう。また、シングルマザーになる決意をしたら、どんなことに意識を向けていくといいのか、いろいろなシングルマザーのブログや意見を参考にまとめました。

■シングルマザーになる決意をするまでに知っておきたいこと

シングルマザーは“大変だ”というイメージがあると思います。離婚自体は、離婚届を出してしまえば法律的には成立します。しかし、シングルマザーになって後悔はしないかどうかを確認しておく必要があります。また、ひとり親になっても自立して子どもを育てていけるかということも考えて行かなければなりません。

そのため、シングルマザーになるために知っておきたいことは、「自立するために必要なこと」「シングルマザーになった後の生活をイメージできるか」「離婚にみじんの後悔もないか」「子どもの心のケアをどうするか」ということです。

■自立するために必要なこと

◎他者や公的機関からの援助をあてにしない

離婚したら養育費や児童扶養手当をあてにして生活していくと思っていたら、途中でもらえなくなってしまうこともあります。

日本では養育費の未払いが問題になっています。実際に養育費を払う夫は半数以下という数字も出ています。また、児童扶養手当も、子どもが18歳になるまではもらえるとありますが、離婚後5年以降は収入に応じて減額されたりもらえなくなったりすることがあります。

◎手に職をつける

収入さえあれば、正直なところ、母子での生活はなんとかなる場合が多いと思います。衣・食・住は人間が生きていくにあたり必要不可欠なものですので、お金はどうしても必要になります。

そのために、何かあったときにも困らないためのお金を稼ぐためには、手に職をつけておく必要があります。具体的な仕事としては、免許や資格を必要とするもので、かつ需要が高い仕事がおすすめです。教師や看護師、保育士、介護福祉士、歯科衛生士などがおすすめの仕事です。

離婚してからは環境も一変し、忙しくなるため、資格を取りながら働くことはなかなか大変なものです。できれば、離婚する前に、資格を取るなど時間をかけて準備をすることが理想的です。

■シングルマザーになった後の生活をイメージできるか

◎離婚後の生活を想像でシミレーションしてみる

お金はあればあるほど困ることはないのですが、今の収入で毎月生活していけるかどうかを考えてみることが必要です。もちろん、児童扶養手当(母子手当)や養育費はあてになるかどうかの計算も入れておくといいでしょう。

家計簿を付けるなどしながら、試行錯誤で計算を繰り返し、これなら大丈夫!と思ってから離婚をしても遅くはありません。ただし、夫のDVなどで身の危険が及ぶ場合は、身を守るためにあまり時間はかけていられません。肝心なのは、今の収入でやっていけるかどうかの想像ができるかどうかということです。

■離婚にみじんの後悔もないか

夫に不満を持っている主婦は意外と多くいます。しかし、なぜ別れないかといったら、収入があるうちは、とか多少の役にも立っているうちは、といった意見が出てきます。

シングルマザーになる前は、とにかく今の状況がしんどいとか、夫が許せない、嫌いとかいった感情が勝っていることでしょう。しかし、離婚すると生活は一変します。離婚後の生活と離婚前の生活を秤にかけてみてください。それでも、離婚してからの生活のほうがよほど楽できると思えるなら、離婚に踏み切ってもいいかもしれません。

精神面のしんどさだけでなく、経済面でのしんどさも考えてみることが大切です。子どもの将来もかかってくるので、悩む時間は十分とったほうがいいでしょう。

■子どものケアをどうするか

離婚によって、子どもは多少なりとも精神的に不安定になります。両親の離婚を認めたとしても、心は傷ついています。離婚したら、子どもの預け先はどうするか、万が一のときに子どもの面倒をみてもらう人は誰にするか、などに意識が向きがちですが、子どもの心のケアも大事になってきます。

忙しくても、離婚前後しばらくは、子どもの話に目を向け、時間をかけて愛情を伝えていく意識を持っておかなければなりません。

■シングルマザーになることを決意したら大切にしたいこと

シングルマザーになることを決意したら、大事にしておきたいことがあります。それは、「収入をキープすること」「一人ではない環境作りをする」「強い心」「健康でいること」です。

◎「収入をキープすること」

シングルマザーになる前は、これくらい稼いで自立する!という気持ちがあるはずです。しかし、子どもの病気などで会社を休みがちになってしまうとか、思わぬ事態が起きて仕事を失ってしまうとか、人生には何があるか分かりません。

それでも、ひとり親への支給や手当は変わることはありませんので、結論として、どんなことがあっても収入は下がらないように努めたいものです。最悪の場合、今の仕事がなくなったら、次はどうするか、という考えも持っておくと安心です。

◎「一人ではない環境を作る」

シングルマザーと聞くと、一人で子育てをするイメージがありますが、子育てって本来一人でするものではありません。地域の人や社会、先生、友人、親、祖父母などいろいろな人に支えてもらいながら、親も子も成長していくものなのです。

時間がなくて、つい人と疎遠になりがちでも、いざというときに頼れる人や一緒にいると落ち着ける仲間を作っておくと安心です。趣味を見つけて、一緒に楽しめる仲間を持つのもいいですね。最近は子連れでも楽しめるサークルや習い事もあるので、見つけてみても楽しいですよ。

◎「強い心」

シングルマザーになった時点で、十分頑張っている母親です。世間や人から冷たくされると、落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、そんな逆境も吹き飛ばしてしまうくらい、強い心を持っていたらいいですね。私は私らしく生きる、と前向きな心でいることを忘れないように工夫しましょう。

◎「健康でいること」

シングルマザーがひそかに抱えている不安のひとつに、「自分が倒れたり何かあったときにどうしよう」ということです。考えたくはありませんが、そのときのことも意識しておく必要がありますし、病気にならないようにできることはやっておくといいでしょう。

運動をしたり、体によい食事をしたり、睡眠をしっかりとったり、日々の積み重ねが大事です。できることから取り組んでみましょう。

■離婚してシングルマザーになるのを決意できない理由4選

夫への愛情はもう冷めきっていても、シングルマザーとしてやっていく覚悟がなかなか出ずに悩んでいる方もいらっしゃると思います。

やはり子どもの存在が大きく、自分一人の問題ではないからこそなかなか踏ん切りがつかないもの。でも、世の中にはそれを乗り越えて決断し、シングルマザーとして幸せな生活を掴み取っている方も数多くいらっしゃいます。まずは自分の悩みに正しく向き合って、漠然とした不安を取り払いましょう。

ここでは、離婚してシングルマザーになることをためらう理由としてよくあげられるものをまとめました。

◎ひとり親はかわいそうという先入観

離婚できない第一の理由が「子どもがかわいそう」である場合、「どうしてかわいそうだと思うのか」まで答えられるでしょうか。もしも明確な答えが見つからないのなら、それは思い込みかもしれません。

昔に比べるとさまざまな家族のかたちが認められるようになってきたとはいえ、いまだに両親が揃っていることが当たり前と無意識のうちに考えてしまう人が多いのも事実。でも、自分の親にさえ「かわいそう」と思われては、この先降りかかる世間からの偏見の目に子どもが耐えられるはずがありません。

シングルマザーとして子どもを絶対に幸せにする!という覚悟が決まるまで、自分の持つ先入観ととことん向き合ってみましょう。

◎夫が変わってくれるという期待

なかなか離婚を決断できない理由に、まだ夫に期待を持っているからというのもあると思います。関係が立て直せるのなら、やはり子どものためにもそれがベストかもしれません。ただ、つらい気持ちのままずるずる時が過ぎ去れば、うつ病になったり、気持ちが落ち込んで家の中まで暗い雰囲気になってしまうことも。

まだ夫に変化を期待してしまうのは、とことん話し合えていないからかもしれません。夫に変わってもらうには時間も必要ですが、こちらがアクションを起こすことも大切。なかなか変わらないのは、妻が離婚を思い悩むほど切羽詰まった問題だと認識していないからです。

むやみに“離婚”をちらつかせて脅かすのは良くありませんが、事態の深刻さを理解してもらうまでしっかりと伝えましょう。

◎経済的な不安

先述した通り、シングルマザーになるにあたって、お金に関する悩みはおそらく多くの人が持つものだと思います。パートや専業主婦ならもちろん、たとえ就職していても、家事をこなしつつ一家の大黒柱となるのは不安になってしまいますよね。

ただ、お金だけが原因で夫に縛られ続けるのはとても苦しいもの。シングルマザーの就職は厳しいといわれていますが、ある程度はそれを補う助成金もあります。ただ、やはり子どもを金銭面のリスクに晒すのは避けたいもの。切羽詰まって離婚する必要性がないのなら、繰り返しになりますが、資格を取ったり今のうちに勤め口を探しておく方が得策です。

◎子どもにとっては唯一の父親であるということ

どんなに夫から嫌な思いをさせられても簡単に離婚に踏み切れないのは、やはりこれが大きいのではないでしょうか。いくら夫がどうしようもない人間であっても、子どもにとっての唯一の父親。自分の思いでそれを奪っていいのか、これくらい耐えるべきなのでは、という葛藤に悩まされることと思います。

これに関して考えるべきは「自分にまだ頑張れる余地があるのか」に尽きるのではないでしょうか。

子どもにとって父親が大切な存在であるのと同じく、母親もかけがえのない存在です。母親が苦しい気持ちを押し殺して「子どものために」我慢しているのを子どもは敏感に感じ取りますし、ときにはそれが大きな負担になり得ます。

両親がそろっていることよりも、家の中が子どもにとって心安らぐ場所である方が大切なことであるはずです。

■離婚を決意したらおさえるべきポイント!

さて、いざ覚悟を持って離婚を決意したとします。しかし、離婚を考えたときに何をどうすればいいのかわからない人が圧倒的に多いと思います。そこで離婚をするにあたりおさえておきたいポイントについて解説をしていきます。

●離婚協議で決めるべきポイント

話し合いを始める前にまずはお互いが離婚に合意することです。しかし、こちらが離婚する気満々でいても、相手が応じないケースが実に多いのが現実。離婚をする意思が固まらなければ条件を決めることは不可能なため、時間をかけて慰謝料や養育費など離婚条件を詰めて行く必要があります。

DVやモラハラ原因の離婚は協議すら行うことが難しいこともあります。そうした場合には弁護士に相談をして離婚協議ではなく離婚調停を検討することになります。

◎親権

20歳未満の子どもがいれば、親権をどちらにするのか決めます。離婚届には親権者の記入欄があるのでブランクのままだと受理されません。日本では母親が親権者になるのがほとんどです。親権問題が協議で決まらない場合は、調停に申し立てます。

◎面会交流

親権がない配偶者は子どもと離れて暮らすため、子どもと面会する権利が与えられ、いつ、どこで、どのくらいの頻度で、何時間会うのかをあらかじめ決めておきます。面会交流についての決め事は公正証書に残すことで約束したのに会わせてくれないなどのトラブルを防げます。

面会交流も話がまとまらない場合は面会交流の調停を申し立てることができます。面会交流について裁判所の見解は面会を求める親に事実上なんら問題がない場合は、子どもと暮らす親は正当な理由もなく拒否できないとなっています。

◎養育費

養育費の内訳は、子どもを育てるための食費・衣服費・教育費・医療費などです。決める内容としては、一括か分割、分割なら月々いくら、ボーナス月はどうするのか、何歳まで受け取るのかなどを決めます。

親は子どもの「生活保持の義務」があり、子どもと一緒に生活しているかどうかを問わず、親であれば扶養の義務はあります。また養育費の算定基準には「養育費算定表」が使われます。これは家庭裁判所で使うもので、相手の収入にもよりますが標準的な金額が把握できます。

◎慰謝料

相手の不倫やDVなど離婚原因が明らかなときは、原因を作った配偶者に慰謝料を請求できます。原因を作った方が自分の非を認めない場合は、請求の根拠となる証拠が必要になります。DVやモラハラで診療中であれば医師の診断書、浮気ならそれらしきメールや手紙、不倫相手にプレゼントを買ったレシート、ボイスレコーダーなどです。

◎婚姻費用分担請求

夫婦生活が破綻して別居している場合、別居するにあたりかかった生活費を請求できます。夫婦はお互いが同じレベルの生活を送れるように配慮する義務を負うという考え方から来ています。もちろん医療費や教育費、交際費なども含まれます。

◎公正証書を残す

話し合いで決まった内容は離婚協議書として、万が一に備えて公正証書として残すことで、例えば養育費が滞った場合は、給与や預貯金の差し押さえが可能になります。その理由は口約束で養育費や慰謝料がもらえないケースがかなりあるからです。

このように離婚協議書は離婚に関する取り決めを細かく記したものであり、子どもが事故や病気で特別に医療費が必要になれば、負担割合を追加して載せることも可能です。

~おわりに~

シングルマザーは大変とか苦労するとか否定的な面ばかりをいわれがちですが、夫がいない分、自分で家庭のことを決める決定権を持ち、自分らしく生きられるといっているシングルマザーもいます。

たた、シングルマザーになったゆえに後悔する人が出てほしくはないものです。離婚前にできる限り、入念な準備をしてください。そして、シングルマザーになること決意したら、後ろを振り返らず、前を向いて自分らしく生きてほしいです。そんな前向きなママを、子どももきっと誇らしく思う日が来るでしょう。

(文/ゆー、こまち、ルーミス 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

シングルマザー向けの有益な情報をメルマガ配信します(無料)
メールマガジン登録はこちら

カテゴリ:ライフスタイル

シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。

PREV

シングルマザーのための情報サイト、シンママStyleです。毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします!