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シングルマザーのうつ病・他人ごとじゃない! うつ病になる原因と対処法

ひとりで育児をしていて、仕事や家事においても真面目に取り組んでいるシングルマザーほど無理をしがちで、うつ病を発症するリスクは高いかもしれません。もはやうつ病は他人事ではありませんよね。

そこで、うつ病について詳しくみていきたいと思います。うつ病について理解することで、他人にも優しくなれて、予防についても意識できるのではないでしょうか。

■うつ病とは

「うつ病は、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である」(Wikipediaより)

一般的なうつ病の定義って何?と聞かれたら、上記のようになるでしょう。しかし、うつ病は精神病とは少し違っているようです。身体的な疲労や、脳内の神経の変調、心理的な不安やストレスなどが関わっていることがあるといわれています。

ただ、健康で平穏な日々を送っている人が、ある日突然なるような病気ではありません。うつ病には、かかる人の内的な要因だけでなく、外的な要因も関わっています。それぞれの要因についてみていきます。

◎内的要因:責任感が強い、真面目、自分でなんとかしようと頑張る(自分のつらさを他の人にいうことを避けたり、手助けを求めたりしない)

◎外的要因:

ストレスがかかる環境にいる

引っ越しや出産、人事異動などの環境の変化

悩みが多い

人間関係のトラブル

体調の変化

離婚や死別、失恋のような喪失体験

仕事や育児による睡眠不足

こういった要因を見ていると、複数の要因だけでなく1つの要因だけでも、その人本人によっては大きな身体的・精神的ダメージとなり、「誰でもかかる可能性がある病気」だと感じられるのではないでしょうか。

健康だった人でも、さまざまな要因が引き金となって、うつ病になる可能性があるということを知っておく必要があります。

うつ病を発症すると、自分を過度に責めたり判断力が低下したりします。また、普段しないような失敗をしたり、集中力が続かなかったりする人もいます。

ストレスによって「いつもと違う」ということは誰しも起こることですが、日常生活に支障をきたしたり、症状が2週間続いたりするようであれば、うつ病の可能性が高いため、心療内科や精神科を早めに受診する必要があります。

うつ病の発症は、人間の脳内の神経の変調が関係しています。本人の心の弱さではないということを知っておいてください。

■シングルマザーも気を付けて! かかりやすいうつ病の種類

うつ病といっても、いくつか種類があります。インターネットで調べた結果、実際にシングルマザーがかかったという、うつ病について紹介します。

◎躁うつ病

人は誰でも気分の浮き沈みはあるものですが、この躁うつ病の場合は、極端に気分が上がり、調子がよく、元気な躁(そう)状態と、憂うつで無気力な状態になるうつ状態を繰り返します。いったん、躁うつ病になると、躁状態とうつ状態のコントロールが自分ではできなくて、社会生活や日常生活に支障をきたしてしまいます。

◎気分変調症(持続性抑うつ障害)

一般的なうつとは分けて考えられる病気になりますが、抑うつ気分がほぼ1日中続いて、なおかつ長期間に渡ります。この病では、罪悪感や怒り、興味の衰退、やる気のなさを頻繁に感じるようになります。

ただし、うつ病と異なる点は、食欲の衰退や何かに駆り立てられるような焦燥感、何も考えられなくなる状態という症状がない点です。また、気分変調症の人は、「今日は何もやる気になれない」と自分から訴えることができるとされています。

ただし、うつ病の4割の人がこの気分変調症を合わせて患っているとされていて、二重うつ病といわれています。この二重うつ病になると、予後が不良で、治るまでに時間がかかるようです。

■うつかもしれない症状とは

シンママは一馬力で働かなければならないという気負いから、仕事への昇進やレベルアップを目指す人もいるので、残業やノルマがある仕事を引き受けなければならない場合もあります。

子どもも大きくなると、だんだん親の言うことを聞かなくなったり反発したりするようになる時期があります。仕事内容や職場の人間関係、子育てのストレスに病んでしまうママもいないわけではありません。

一日仕事、家事、育児をしていると疲れないわけがありません。でも、疲れていても気分転換や数日の休養で回復できればいいのですが、それでも疲れが抜けないなど以下の症状が続く場合には、うつの可能性を考えてもいいかもしれません。

・眠れない、朝起きられない

・やる気が起きない

・食欲が出ない

・仕事でミスが続く

・趣味に没頭できない、好きなことに関心が向けられない

・突然泣き出したくなる(泣いてしまう)

・何もかも投げ出したくなる

・一時的にテンションが上がるがすぐに落ち込む

・感情の起伏が激しくなる

■うつ病になりたくない! うつ病にならないための予防法

子育ても仕事もしたいシングルマザーにとって、うつ病にかかることはなるべく避けたいものです。シングルマザーに限らずとも、誰でもかかりたくはないですよね。そのために、できることを考えてみました。

◎野菜や穀物中心に摂取する

海外では、野菜や穀物を食事に取り入れていると、うつ病対策に効果があるとされています。野菜や穀類は体にもいいですし、健康のためにも積極的に取り入れるようにしましょう。

◎ストレスを溜めないようにする

一人で頑張っていると、どんどんストレスがたまってしまいます。誰でもいいから、話しをしてスッキリしたり、好きなことをしてストレス発散することも大事です。

◎週に1度は手抜きデーを作る

平日のみ働くママは、休日はゆっくりしているかもしれません。でも、子どもが小さいママは、週末さえもゆっくりできないことってよくありますよね。平日でも休める日は、子どもを預けてゆっくりすることもたまにはOKです。

◎体の不調のサインに早めに気付く

うつ病の場合は、対処が早いか遅いかによって予後が変わってきます。対処が早ければ早く治ることが期待できます。ポイントは症状を重症化させないことです。「あれ、おかしいな」と思ったら、早めに専門医にかかりましょう。

■いざうつ病にかかったら? 早めに取り組んでほしいこと

いくら予防に努めていても、ストレスなどの要因によって無意識にかかってしまうことがあるのがうつ病です。しかし、あきらめてはいけません。うつ病になったら、なるべく早めに取り組んでほしいことを紹介します。

◎心療内科(精神科)を受診する

うつ病になっても、本人としてはそれを認めたくないので、他の病気だと意識しようとしたり、そもそも精神科に通うことをためらったりすることがあります。家族など周りのサポートがあれば心強いので、頼れる人を探しましょう。精神科に行くことに抵抗があるなら、総合病院の相談窓口に相談してみてください。適切なところを紹介してもらえるはずです。

また、精神科といっても、カウンセリング(相談や話を聞いてもらうこと)をして、必要に応じて薬を出してくれるところなので、難しく考えすぎないようにしてください。

普通に働いているサラリーマンのような患者の方も時折見かけます。精神に異常をきたしている人がくるところ、という古い考えは捨てておいたほうがいいです。

◎十分な休養をとる

働き過ぎや頑張り過ぎなど、本人はそのつもりがなくても、疲れは体にきます。うつ病の傾向が少しでも現れていると感じたら、思い切って休みを取り、体を休めてください。仕事があると難しいと思っても、長引けば悪化したり治りが悪くなったりして、かえって休みを長くとることにもなりかねません。

◎好きなことに没頭する

筆者である私の父がうつ病を発症したときは、仕事も辞めざるを得ませんでした。その代わり、病院の先生に紹介してもらって好きな習い事を見つけ、趣味に没頭する生活を始めました。その期間は約半年、今もその趣味は続いていますが、半年でうつ病を克服し、普通の生活も送り仕事も始められるようになりました。

家族にとっては忍耐の半年間でしたが、うつ病の人は自殺願望が高い人が多いため、趣味に没頭したおかげか、自殺を考えるに至らなくて良かったです。

◎薬を飲む

休むだけでなく、抗うつ薬などの薬を処方してもらい続けることで、症状の改善がより期待できるとされています。一般的には、抗うつ薬になりますが、症状に応じて、抗精神薬(精神安定剤)、睡眠薬などを処方されることもあるでしょう。

■そのままの自分を受け止めよう!

漠然とした不安は、誰もが抱えているものです。シングルマザーなら、その不安はとくに大きいでしょう。子どもがいるから頑張らなきゃ!という気持ちが先立ってしまうのは当然です。でも、健康な心と体があってこそ、頑張りが利くんですよ。

無理をしないこと。

頑張りすぎないこと。

自分を認めてあげること。

世の中、「無理して頑張る人がすごい! えらい!」と言われがちですが、無理をして体を壊しても何の得にもならないんですよね。病院に行く回数が増えて、会社を休むことが増えたら……? それこそ、生活に支障が出てしまいますよね。

心療内科へ行くことは嫌かもしれないけれど、今の辛さを緩和することで、その先の生活が少しずつ生きやすいものになればいいのではないでしょうか。

何か言われたとしても、人は人なんです。自分は自分。割り切って考えることも生きていく上では大切なことです。自分が本当につらくなってしまう前に、そして、すでにつらいなら、まず自分を守りましょう。

心が疲れてしまうことは悪いことではありません。頑張ってきたからちょっとお休みが必要なだけなんだ……。そう思って、前向きに考えることも大切ですよ。自分を追い込まずに、今の自分をそのまま受け止めてあげましょう。きっとまた、元気な自分に戻れます!

~まとめ~

ストレス社会に生きる現代人にとって、うつ病は他人事ではない病気です。日本人の15人に1人は一生に一度かかるといわれており、女性の比率が高いです。シングルマザーのなかでも、責任感が強く真面目な人はうつ病にかかるリスクが高いので、ストレスを溜めないことや、ちょっとしんどいなと思ったら周りに甘えることも意識してください。

家族だけでなく、職場の仲間同士でも、うつ病のサインを見逃さず、支え合うことができる世の中を目指したいですね。

症状が重くなると、自殺願望が出てくるほか、治るまでに時間もお金もかかります。ためらわずに、間違っていても大丈夫、早めに心療内科(精神科)を受診してください。

(文/ゆー、tomo’s*、こまち 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:ライフスタイル

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