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シンママは自業自得!? 自分で離婚を選んだのに支援を受けるのはズルい?

シンママStyle編集部

シングルマザーは自業自得、という意見を皆さんも一度は目にしたことがあると思います。他にも自分で楽な方に楽な方に流されていった結果がシングルマザーだ、自分の意思がなく男に依存した結果捨てられた、などなど。

実際にシングルマザーとして子どもを育てている私には、とても見ていられないようなひどい言葉も多く見てきました。

確かに、シングルマザーという道を選択したのは自分自身ですし、自業自得と言われてしまえばそうかもしれません。男を見る目がなかったと言われると、それもまた否定することができないのも事実です。

しかし、世の中のシングルマザーの皆さんが皆そうとは限りませんし、皆さんいろいろな事情を抱えながら必死に子育てをしています。

そこで今回は、シングルマザーが自業自得と言われてしまう理由など、私の経験談を交えてお話ししていきたいと思います。

■シングルマザーは自業自得、離婚をするなんて我慢が足りない、そういった意見があるのも事実

上記でもお話ししたように、シングルマザーは自業自得と思われる方が一定数いるのは事実であり、またそういう考え方を否定する気はありません。

ですが、誰も離婚をするために結婚する訳ではないように、誰もシングルマザーになりたくて子どもを産む訳ではありませんよね。最善の結果を求めた結果の先にシングルマザーという選択肢があったというだけで、これを自業自得と言われてしまうことには思うところがあります。

実際にシングルマザーとして子どもを育てている私も、あなたは自業自得ね、と言われてしまえば否定する気はありません。

シングルマザーになるなんて男を見る目がない、と言われても結婚後に態度が豹変する男性だっていますし、DVやモラハラなど結婚前とはまるで別人のように変わる男性も現にいます。

こればかりは自業自得という言葉では片づけられないのではないかと思います。そして、DV夫やモラハラ夫との生活を私が我慢すればいいんだ…と我慢し続けた結果、もし病気にでもなったとしたら…。そうすると何も知らない第三者は以下のように言うかもしれません。

DVやモラハラを我慢するなんて、離婚やシェルターなど支援や選択肢はたくさんあるのに行動を起こさなかった自分が悪い、自業自得よね…と。結局赤の他人である第三者の意見なんてあてにならない無責任なものだということです。

■シンママは本当に自業自得なのでしょうか? できちゃった婚や未婚での出産などいろいろな事情がある中での選択とは

上記でも少しお話ししましたが、シングルマザーは本当に自業自得なのでしょうか? 実際私はDVが原因で離婚し、現在シングルマザーとして子どもを育てているのですが、自業自得と言われれば確かにそうかもしれません。

私は10代で妊娠、結婚し2年と持たず離婚をしました。最初は元夫の決断力のある性格、自信に満ち溢れ何事にも動じない部分に男らしさを感じましたが、実際に結婚をし生活をしていくとすぐさまボロが出始めて、最終的にはDVという形で被害を被ってしまいました。

10代での妊娠・結婚や早々での離婚に対して自業自得という声が多いかもしれませんが、まさしく自業自得の代表というような過去を持っている私には、耳が痛い言葉でもあります。

それは自分自身でも自業自得だと自覚しているからかもしれませんが、男を見る目がなかった、若気の至り、子どもが子どもを産む、全て私に当てはまる言葉だと思っています。

しかし、私のような理由でシングルマザーという道を選んでいないお母さんもたくさんいることも事実で、一括りにされるのは本当に申し訳ない気持ちです。

離婚を経てシングルマザーという道を選んだというのは同じでも、その理由や経緯はさまざまです。例えば、私のようにDVが原因の方もいれば、金銭感覚の違いや将来設計の違い、また離婚原因第一位の性格の不一致などさまざまでしょう。

私の知り合いにも未婚の母で頑張っているお母さんがいてよくお話しするのですが、未婚という道を選んだ理由はパートナーの方に子どもを諦めてほしい、一緒には育てられない、と言われたからと話していました。

そして、もちろん避妊をしなかったのは女性側にも非がありますが、責任をとらない男性側はあまり責められない風潮にあるように感じます。なんで避妊をせずに子作りしたんだ! 子どもが可哀想、と言われるのはいつも女性側ばかりのように感じます。

そんな批判に耐え、周りの反対を押し切り、長くつらい妊娠生活を終え、死ぬ思いで子どもを出産した後には睡眠時間さえもとれない子育てが待っています。いつも苦労するのは、難儀をするのは、女性側なのになぜか文句を言われたり責められることが多いのも女性側ばかりのような気がしています。

妊娠をしたときに中絶する選択肢もあった、離婚をしたときに相手に子どもを任せる選択肢もあった、子どもを引き取った今生活も苦しく、思うように子育てができないときに施設に預ける選択肢もあった、それでも子どもの手を放さずに立派に子育てをしているシングルマザーたちの選択はとても素晴らしいですし、覚悟をもった強い女性にしかできないことだと私は思います。

ここで疑問が浮上します。全てシンママが悪いという風潮、元夫、養育費を支払うべき側が責められないのは何故でしょうか?

今までの日本の法律では養育費の未払いは罰則されませんでしたし、養育費をきちんと支払わせるのは至難の業でした。そして、なぜ養育費をきちんと支払わせるのが難しいのかといいますと、ない袖は振れないという考え方が根本にあり、元夫(養育費を支払うべき側)が働いていなかったり、財産がないと支払うものが何もないため養育費を受け取るのが難しいということになります。

しかしながら、今年の4月から少しではありますが法律が改正されました。変更内容はというと、今まででは財産開示請求(どのくらい資産を持っているのか)ができるかどうかは本人(支払う側)の意思によるものが大きかったのですが、改正後はこの財産開示請求がより施行しやすくなったというものです。

しかし、これは離婚時に公的文書(調停証書や公正証書)などの作成をされている方が対象ですし、そもそも養育費の未払いで悩んでいる方の多くは公的文書すら作成していない場合が多いのが事実です。

ですので、この法改正で多少は養育費の請求をしやすくなったとは思いますが、公的文書作成をしていない方にとっては、あまり関係のない話だと思います。

そして、最後に日本とアメリカの養育費についてのお話しをさせていただきたいのですが、アメリカでは離婚後も共同親権で父・母の両方が親権者にあたるため、日本のように単独親権だから(親権がないから)といって養育費を払わないような無責任な方が少ない、ということになります。

また、アメリカは日本のようにシングルマザーに対する行政的支援が手厚くはありません。しかし、共同親権という制度を取り入れているからでしょうか、養育費の未払いで生活が困窮したりするケースが少なく、子どもは父・母の家を毎週行き来することができ、寂しい思いをしないケースが一般的なようです。

最後は少し話が逸れてしまいましたが、シングルマザーは自業自得!?という意見について、少し私の意見や経験をお話しさせていただきました。同じシングルマザーのお母さんに共感していただいたり、私はそうじゃないと思う!など考えるきっかけになればと思います。

(文/音葉 画像/123RF)

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