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シングルマザーはすべてが自己責任!? ネットや報道による大きな誤解、非難に負けるな!

ゆー

シングルマザーになったことは自己責任だ、といわれることがあります。シングルマザーが貧困で嘆いたら、自己責任だから自分でなんとかしなさいと冷たく言われる、こんな経験はないでしょうか。これは、ネットや報道で言われていることが多少なりとも影響しているかもしれません。

そこで、シングルマザーになったことは本当に自己責任と言われていいのか、その理由と根拠について調べました。

■自己責任の本来の意味

自己責任とは、「自分のしたことから生じた、負わなければならないつとめ」(学研小学国語辞典)「自分の行動には責任が存在することや、自身の行動による過失の場合にのみ自身が責任を負うことになっている」(Wikipedia)とあります。

現代社会では、いろいろな用例が多発しているものの、辞書どおりの意味は以上のとおりです。ポイントは、自分がしたことから起きた結果で、それを自分でなんとかしなければならない、ということです。あくまでも、自分の行動で「ああ、やってしまった!」ということに自分が責任を負わなければならない、ということです。

■シングルマザーを非難する「自己責任」の言葉

責任というものは、子どもをもつ以上、親なら誰でも持っているものです。しかし、そこに「自己」がつくだけで、なんだか周りや他人は一切関わらないよ、という排斥的な響きを持ちますよね。

自己責任という言葉は、一見いい意味で使われるようでいて、大半は悪い意味で使われていることが多いようです。確かに一部のシングルマザーは、自分が招いた結果離婚という形を取らざるを得なくなったので、ある意味自業自得という意味で「シングルマザーになったのは自己責任」と言われても仕方がないかもしれません。しかし、みんながそうではないのです。ほとんどの場合が相手があっての離婚なのです。

シングルマザーになって経済的に苦しくなったり、追い込まれてしまったりする原因は、少なくとも本人にはあります。支える周りの人にも、精神的・経済的・体力的な面でいつまでサポートできるか分かりません。そのため、現状を自分でなんとかしようとする義務はあります。実際になんとか頑張らなければならない、と必死で努力しているシンママさんもたくさんいます。

ところが、自己責任という言葉は「自分でなんとかしなければならない」という義務につけこむかのように、「他人に甘えるな、自己責任だろ」となかば説教であるかのように悪用されていることが多いのです。頑張っているシンママさんにとっては、この言葉を言われるとすぐに言い返せるものではないし、より追い込まれてしまってつらいものになってしまいます。

しかし、このお説教のようにも取れる悪い意味での「自己責任」という言葉は、中身がなく、誹謗中傷でしかありません。

事情もよく知らずに、軽々しく「他人のせいにするな、自己責任だ」「あなたがこうなったのは自己責任よ」なんて言う人がいたら的外れな説教であると理解しておいたほうがよさそうです。そもそも、シングルマザーなど支援を必要とする一部の社会的弱者にあたる人に対して「自己責任」と言う人ほど、自己管理がなっていない人が多く、かつ、そうやって他人を非難することで自分が優位に立ちたいと思う哀れな人が多いことを知っておきましょう。

■シングルマザーに対する「自己責任」のネット上の非難コメントや誤解

いざ、なんどき自分が「シングルマザーになって困っているのは自己責任」と言われてもいいように、あえてネット上の非難コメントを載せることにしました。頑張っているシンママさん、この程度の誹謗中傷を受けてもゆるがない覚悟を持ってくださいね。

「日本の女性は、誰かに依存して助けてもらおうという姿勢が強い人が多すぎる。自分で考えることをしないし、そういう人は国からの支援に頼り切るのでしょう」

確かに、シングルマザーでなくて貧困に悩む家庭はいくらでもいます。しかし、シングルマザーはシングルでない家庭よりも国や自治体からの支援は手厚いのです。しかし、それでも足りないし働いているのにうまく稼げず悩んでいるシンママさんだっています。なかなかひとくくりにして、甘えた人ばかりとはいえないように思います。

「男を見る目をきちんと養ってください。女にとっての自立は、男の価値を正しくはかることにあります」

離婚したのは、自分自身の男を見る目がなかったせいだ、という厳しいコメントです。夫のDVや性格の不一致、浮気などが離婚原因となっている場合、相手選びに失敗したと思う人もいるかもしれません。しかし、結婚するまで分からないことも多々あったかもしれません。

だからこそ、今度もし再婚するとしたらもっと気を付けようと思う人もいれば、もう再婚はしないと決めている人もいるのです。

「DVをするような男性と結婚したことが悪いとは思いません。しかし、仮にその男性がDVをしてきたときに、どう生計を立てていくか、ということを考えずに、結婚・妊娠・出産をしてしまったことは無責任だと言わざるを得ません。そもそも、自分に十分な経済力がないのに、無計画な決定をした責任は自分で負うべきだと思います」

離婚して、子どもと生計を立てていくことに苦労しているシングルマザーは痛いほど痛感している人もいるかもしれません。しかし、やはり上から目線になっています。これまで家庭ありき、子どもありきで生活してきた女性には、ブランクもあり、夫なしでそれなりの経済力を、といわれるのなら、ずっとフルタイムで走り続けていいかないと難しいと言わざるを得ないでしょう。

結婚する前に離婚のことを考えている人は少ないでしょうが、やはりDVに限らず、突然交通事故や病気で夫が亡くなることがあるかもしれないので、そういった万が一のことも考えて女性はしたたかに生きざるを得ないかもしれない、と考えさせられるコメントではあります。

■シングルマザーを理解してくれる、ネット上のコメント

「結婚前から夫のDVの性質を見抜くのはとても困難ですし、結婚してからは簡単に離婚できない状況を作られることが多いようです。子どもは暴力夫のもとへ残してはいけませんから、子どもを連れて出ていくも貧困と隣り合わせの日々。

一方で、自立できない状況に追い込まれた末、夫からの暴力を我慢して受け続けている人もいます。自己責任という言葉は本当に便利です。すべて片付いたような気がするし、それを言った自分はなんだか優位になったような気がして気持ちがいいんですよね」

確かに、自己責任という言葉は簡単ですが、やはりそれを使う人には思いやりがないように思われます。男性の本性を100%見極めることができるのか、それに結婚して付き合っていた頃と全くそのままの性格でい続ける人って少ないですよね。付き合うまではちょっと自分をよく見せようと頑張ってみる人が大半なのではないでしょうか。

離婚してシングルマザーになることが自業自得みたいに言うのなら、DVに耐えればいいといえばそうではないですよね。子どもに危害が及ぶかもしれないし、DVを受けている母を見る時点でもう十分精神的な被害にあっているといえるのですから。

さまざまなケースがあるので、ひとつのパターンだけをみてあれこれ決めつけることは難しいものです。その人の本当の実情を理解してからではないと、偉そうなことは言えないでしょう。

「母子家庭のお母さまばかりをたたくのはなぜですか。お母さまはみな必死で働いているのに。家庭を捨てた父親、暴力で家庭を壊した父親、養育費を払わない無責任な父親。責められるべきは無責任で横暴な父親ではないでしょうか」

子育てにおいてはとくに、母親ばかり責められることが多いですよね。父親はちょっと子育てをしただけで、イクメン扱いされるしいい身分だなと感じたことはありませんか。シングルマザーで苦労して弱音を吐きたくなることは誰だってあるはずです。

自己責任と言われると、切り捨てられたような悲しい気持ちになりますよね。しかし、離婚した原因や苦労の原因は、シンママの責任ではないのです。そもそも、夫が離婚の現認を作らなければ離婚しなくてよかったのだし、養育費をしっかり払っていてくれれば経済的には少しは楽になったはずなのですから。

「離婚前から安定した職業で働かなかったのが悪かったとおっしゃる方がおられますが、DV男は妻が働くのを妨害したり、働いても収入を取り上げたりするのです。想像できないで他人を平気で責める人は、現在お幸せということになりますが、人に対して想像力も持たず人を追い詰める思考はいかがなものでしょうか」

離婚理由がすべてDVというわけではありませんが、DVをする夫というものは、養育費もまともに払わず、結婚前もDVの本性を隠すのが非常にうまいと言う人がいました。自分第一なので、妻が家にいて自分のために尽くすことを求める男性も多いようですね。

自業自得とか自己責任という形で簡単に片づけて、その人を責めて解決するなら、皆とっくに幸せになっているでしょう。結論としては、人を責めてもなんにもならないということです。

~おわりに~

ネットや報道を見ると、シングルマザーもいろいろな離婚の形があって、生活の大変さもさまざまだということがわかります。一部の人は、離婚を全て夫のせいにして、支援や制度に甘んじているせいで、一生懸命頑張っているその他多くのシングルマザーが責められるような結果になっているような気がしてなりません。

いずれにせよ、自己責任という言葉は悪い意味で用いられることが多く、責めているような言葉に聞こえなくもありません。責めるのではなく、社会全体で困っている人を支えようという、そういう流れになってくれることを願っています。

また、助けてもらったり支えてもらったりしたら、自分もいつか同じようにできるようにしたいですね。非難のコメントもありますが、そういう誤解があることも理解しつつ、一歩ずつ前進していきたいものです。

(文/ゆー 画像/123RF)

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カテゴリ:ライフスタイル

ゆー
8歳、6歳、5歳、2歳の4人の子どもの育児中です。シングルマザーではありませんが、平日はほぼ1人で育児をしています。夫はいても安月給でそのうえ左遷されてしまい、いよいよ危機感を感じ、今年から徐々に本腰入れて働き始めました。産後にかなり体調を崩していましたが、ようやく立ち直りました。ライティングはこの数年で少しずつ始めました。ライティングの仕事では、主にこちらの「シンママstyle」にてお世話になっています。 仕事ではパワハラに会い、妊娠中は流産・死産を経験し、末っ子では産後に先天性の病気が見つかるなど、色々と人並みかそれ以上の苦労はしてきました。シンママと同じようにというわけにはいかないかもしれませんが、いち母親として子育ての大変さ、そして何ものにも代えがたい思い出や良かったこと、おすすめしたいこと、働くママの家事育児のコツなどを経験としてメッセージに乗せていけたらいいなという想いで執筆中です。 資格や免許は英検準1級、教員免許です。得意の英語を生かして子どもに英語を教えてきました。また、教育を通じて、思春期の時期の子どもともかかわってきました。好きなキャラクターは、すみっこぐらしのしろくま、ディズニーのダッフィーです。最近の楽しみは、インターネットショッピングやイベント参加、クーポン使ってお得に外食に行くことです。

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