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シングルマザーにつきまとう苦悩とは? 離婚を考えている方は知っておこう

シンママStyle編集部

今の夫とは一刻も早く別れて子どもと新たな人生をスタートさせたいと思う一方で、シングルマザーになることに漠然とした不安を抱えていて、一歩を踏み出せていないという方もいらっしゃるかと思います。

でも、実際に何を不安に感じているのかと問われると、うまく言葉にできない方も多いのではないでしょうか。

確かにシングルマザーにはほかの人にはない苦労もありますが、決して悪いことばかりではありません。もしも今の夫との関係を再構築できる余地があるのなら、もう少し時間をかけて考えてみてもいいでしょう。

しかし、離婚に踏み切れない理由が漠然とした不安によるものなら、一度ゆっくりと心の中を整理してみることをおすすめします。まずはシングルマザーが抱えやすい苦悩について知った上で、今からできる準備を始めていくことが大切です。

■シングルマザーが陥りやすい苦悩

シングルマザーにはさまざまな種類の悩みや苦労がつきものではありますが、しっかりと準備をしておけば回避できるものもあります。シングルマザーが抱えやすい苦労を知ったうえで、まだ離婚をしていない今だからこそできる対策と準備をしておきましょう。

1.養育費への不安

離婚に踏み切ってシングルマザーになるときは、今後の生活費の見通しを立てておくことはとても大切です。現在十分な収入を得られる職業につけていない方や主婦の方、自分の貯金がない方は、離婚後に夫から払われるべき養育費を受け取れるかどうかというのは非常に重要なポイント。

養育費の支払いは親としての義務ですが、残念なことに、現在の日本では夫の養育費の支払いについて取り決めをしていても必ず支払われるとは限りません。

実際、厚生労働省が2016年度に実施した「全国ひとり親世帯調査」の結果によると、母子家庭で夫から養育費を受け取っている方の割合は24.3%にとどまっています。つまり、多くの人が養育費をまったくもらえていないか、支払いが滞って困っている状態にあるのです。

養育費を将来もしっかりと回収するためには、離婚成立時に養育費に関する取り決めを書面に残しておくことが大切。より法的効力を強めるために公正証書で作成しておきましょう。

ここまでしておけば、夫が養育費を払わなくなったときに調停を申し立てることは可能です。でも、取り立てに至るためには調停申立てだけでなく、財産開示申立てや預金差押申立てなどさまざまな手続きが必要になることも。

こうなると多額の費用がかかるうえにかなりの時間労力を要します。また、仮に調停で取り立てが認められても、元夫が所得隠しを行ったり、引っ越して音信不通になるなどによって回収できないケースがあるのも事実。

ですが、20年4月からの改正民事執行法の施行されることにより、今後はより養育費の回収が容易になっていくと思われます。

この改正で新たに変わるのは「第三者からの情報取得手続き」が可能になるということ。つまり、裁判所からの指示があれば、市町村や年金事務所などから相手の勤務先を調べることが可能になります。

税金や厚生年金などのデータがあればすぐに相手の勤務先を調べられるので、給与の差し押さえができる確率が格段に上がります。給与を押さえられれば、元夫の意思にかかわらず会社に直接依頼して給与天引きができるので、より確実に養育費をもらうことが可能になります。

また、これまでは銀行預金を差し押さえるためには相手の銀行口座の支店名を把握する必要がありましたが、改正後は裁判所が銀行本店に相手の口座に支店があるのか調べることが可能になります。このため、相手が離婚後にこっそり預金口座を変更していたとしても、銀行口座を差し押さえて養育費を回収できる可能性が高まります。

2.周囲の偏見の目

一昔前と比べると、シングルマザーは決して珍しいものではなくなり、先入観や偏見を持つ人も減りつつあります。ですが、まだまだ世間の理解は十分とはいえないため、おそらくこの先、詮索の目や心無い言葉に傷つけられることがあります。

ですが、偏見によって傷ついてしまうのは、自分自身もシングルマザーというものをまだ十分理解できていないからかもしれません。

周囲の偏見の目に打ち勝つには、まず自分自身がシングルマザーに対して持っているイメージから変えていく必要があります。どんな事情であれ、本来夫婦ふたりで負うべき育児や大黒柱としての責任を一人で背負っているシングルマザーは、とてもパワフルで強い責任感があります。

偏見の多くは無知からくるもの。ほとんどが的外れなものであると気づければ、だんだんと気にならなくなっていきます。インターネットなどでたくましく生きているシングルマザーについて調べてみるもよし、身近にいるシングルマザーに話を聞いてみるのもよしです。

自分自身がシングルマザーについてよく知っていれば、見当違いな偏見を持たれることの恐怖心から解放されるはずです。

◎職場探しの不安

現在主婦をしている方は、離婚後も子どもと暮らしていくために仕事を見つける必要があります。ただ、あまり残業ができなかったり、子どもの熱などによって突発的に休みが発生しやすいシングルマザーは、正社員の仕事につくのはなかなか難しいといわれているのが現状です。実際、シングルマザーのなかには、パートで家計を支えている方が多くいます。

手当などを活用すればパートで暮らせないことはありませんが、離婚までに少し時間を取れるのなら、先に正社員の仕事を探すか、就職に役立つような資格を見つけておくことをおすすめします。

パートであれば働き先が見つかる可能性はぐっと高まりますが、おそらくこの収入だけでは子どもとの生活に十分とは言い難いと思われます。一定の基準を満たしていれば、母子家庭は児童扶養手当などの助成金を受け取ることができます。

さらに自治体ごとでさまざまな支援制度を設けているところもあるので、離婚後に子どもと暮らすことを考えている自治体にて、ひとり親助成制度を確認しておきましょう。

また、会社の福利厚生を受けられないので、親子で国民健康保険や国民年金へ加入する必要があります。その分も生活費用として計算しておかなければならないことは念頭に置いておきましょう。

3.子どもの気持ち

夫婦の仲は破綻しているけれど親子関係は良好な場合、子どもから父親を奪っているような気持ちになって離婚できないというケースもあるかと思います。こればかりは各家庭の状況や子どもの様子を見て慎重に判断する必要があるので、一概にこうするのが正しいとはいえません。子どもにとっては、これまで自分に無償の愛を注いでくれていた存在の片方が家族でなくなるわけです。

夫婦で関係を再構築できるのが一番ですが、それが望めないのなら夫婦でいがみ合う姿を見せるよりは離婚を選択した方が子どもの精神衛生的にいい場合もあります。子どもの気持ちも踏まえたうえで、よく考えてから決めましょう。

離婚決定後も、子どもの心理状態にはよく配慮したうえで、元夫との関わり方や面会交流などに関する取り決めをしたいところです。

4.将来への経済的不安

すでに正社員として勤務しており十分な蓄えがある方であれば、将来子どもの教育などにかかる費用なども余裕を持って考えられるかもしれません。一方、現在貯蓄がない方や主婦の方は、金銭的な面で本当にやっていけるのかと不安に思ってしまいますよね。

実際、多くのシングルマザーが児童扶養手当などを活用しつつ、パートで生計を立てているのが現状です。決して余裕のある状況とはいえませんが、手当や養育費などを合わせれば暮らしていくことは可能です。

パートにせよ正社員にせよ、シングルマザーはとても忙しいので、まとまった時間がなかなか取れません。今から準備が可能なら、就きたい職種にかかわる資格などを勉強してあらかじめ取得しておくのがおすすめです。

また、現在持ち家などに住んでおり、離婚後は賃貸住宅に引っ越すことを考えている方は、月々にかかる費用をしっかりと計算しておきましょう。家賃だけでなく、管理費や敷金、駐車場代や通信費などの固定費のほか、初期費用なども思っている以上にかかる可能性があるので、そちらも見越したうえで物件選びをするのがおすすめです。

☆まとめ

なんとなく、シングルマザーになるのは大変そうというイメージを抱いている方も多いはず。確かにシングルマザーには、夫婦で暮らしている家族にはないさまざまな苦労が伴うこともありますが、事前に準備をしておけば多くの悩みは払拭できます。

離婚したいのに漠然とした不安に襲われて踏み切れずにいる方は、これを機に改めてどちらの選択をするべきか考えてみましょう。もしも離婚を決意するなら、少しでも早く次の生活に向けた準備を始めることをおすすめします。

(文/こまち 画像/123RF)

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カテゴリ:ライフスタイル

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