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シンママが知っておきたい遺族年金について! 詳しく知りたいお金のはなし

シンママStyle編集部

皆さんは年金について十分な知識を持っていますか? よくニュースで年金の受給できる年齢が上がったとかどうとかいっているけど詳しく知らない…、なんて方も少なくないと思います。

とくにシングルマザーで子どもを育てていると、将来に対する不安や責任が人一倍ありますので、こういった制度への関心がより一層深くなりませんか?

そして、今回お話ししたいのは【遺族年金】についてです。遺族年金というと、誰かが死んだあとの話をするのは気が引けるなぁと思うかもしれませんが、大切なお金の話ですので、きっとあなたの役に立つはずです。

では、その仕組みや受給条件からご紹介していきましょう。

■そもそも遺族年金とは? 誰が受け取れるものなの? 条件はある? 不明点を詳しくお話しします

20歳から納付義務が生じる年金ですが、その種類は【国民年金】と【厚生年金】に分かれます。納付義務があるからただただ納めている、将来本当にこの年金を受け取ることができるのか?など不安もありますが、私たちが生きていくうえでとても大切な制度ですよね。

そして、遺族年金については実際自分自身が必要とするまでは知らない場合が多い制度ですが、そこでそもそも遺族年金ってなに?という疑問から解消したいと思います。

簡単にお話しすると遺族年金とは、亡くなった本人と一緒に暮らしていた遺族に支給される年金のことです。その趣旨は残された家族に経済的困窮をさせないようにというものです。また、その年金の種類もまた分かれており、【遺族基礎年金】と【遺族厚生年金】の2種類が存在します。そして故人の納付状況により支給方法や条件が異なってきます。

【遺族基礎年金】とは、国民年金に加入していた被保険者の遺族に支払われるもので、【遺族厚生年金】とは厚生年金に加入していた被保険者の遺族に支払われるものになります。

会社にお勤めされている方や、以前勤めていた経験がある方なら分かるかと思いますが、会社員だと給与から厚生年金が天引きされていますよね。そのため、一般的に会社員は国民年金と厚生年金の2種類を納めているため、【遺族基礎年金】と【遺族厚生年金】の2種類を受給することができる、ということになります。

では、ここで気になる遺族年金は誰が受給することができるの?という疑問点ですが、遺族年金の趣旨を上記でも少しお話ししましたが、遺族年金とは残された家族のための制度です。

支給対象は、故人と生計を一緒にしていた人、となります。遺族年金を受け取るには生計を同じくしていないといけない、ということになりますね。また、故人や受給する遺族側にも条件が存在し、故人側の条件としては、①国民年金の加入期間が25年以上であること②老齢基礎年金受給資格が25年以上であることが挙げられます。

受給する遺族側の条件としては、国民年金の被保険者であった故人と①子のある配偶者②子(18歳未満もしくは20歳未満で、障害等級が1級もしくは2級)となります。

■故人と生前に離婚した場合(元夫・妻)は支給対象に含まれる? 含まれない?

では、遺族年金の種類や仕組み、受給条件などは分かったけど実際離婚しても元夫の遺族年金を受け取ることができるの?と思いますよね。

故人と生前に離婚をした場合についてお話します。その場合残念ながら、【配偶者】には故人の生前に離婚した元配偶者は含まれないため、遺族年金を受給することはできません。

しかし、【子】の場合は両親が離婚をしたとしても親子関係はなくなりませんよね。そのため、先ほどお話した条件を満たす場合は、遺族年金を受給することができる可能性があります。

では、ここで遺族基礎年金と遺族厚生年金の支給優先順位の違いについてお話しします。【遺族基礎年金】の支給優先順位は①子のある配偶者②子、となっており【遺族厚生年金】の支給優先順位は①子のある配偶者②子③子のない配偶者となっています。

すでにお分かりの方もいらっしゃるかと思うのですが、遺族基礎年金の場合は元夫が再婚をしていても、再婚相手との間に子がいなければ、遺族基礎年金の支給は前妻の子が優先となります。

そして、例え再婚したとしても、遺族基礎年金の場合は子がいない場合、現再婚した妻には支給資格がない、ということになります。ここが遺族厚生年金との大きな違いで、遺族厚生年金の場合は、優先順位は低くなってしまうものの、再婚し子がいない配偶者の場合でも支給されます。

少しややこしいですが、同じ遺族年金でもこういった違いが出てきますので注意が必要です。

そして、遺族基礎年金の場合①子のある配偶者が②子より優先しますので、再婚相手との間に子がいる場合はそちらが優先して支給される、ということになります。

この場合、元配偶者の子は受給することができないの?と思われるかもしれませんが、①子のある配偶者が支給を停止した場合は受給可能になります。また、遺族厚生年金も同じで①子のある配偶者が支給を停止した場合は②子の受給が可能になります。

しかしながら、先ほどもいったように遺族厚生年金には③子のない配偶者にも支給されますので②子が支給停止になった場合は③子のない配偶者に支給されることになります。

まとめると…

【遺族厚生年金支給順位】

1.子のある配偶者

2.子

再婚相手に子どもがいなければ、前妻との間の子が一番に優先されます。

【遺族厚生年金支給順位】

3.子のある配偶者

4.子

5.子のない配偶者

となります。

また、故人(元配偶者)が再婚していない場合などもありますが、その場合は子が優先され、その次は故人(元配偶者)の父母が優先されるため、離婚した元配偶者が遺族厚生年金を受けとることはできません。

■遺族年金を受給する際に気を付けたい注意点とは?児童扶養手当との併用禁止など

遺族年金についてお話ししていますが、ここで遺族年金を受け取る際に注意したい点をお話ししていきたいと思います。

上記でお話したように、例え両親が離婚したとしても、子の親が変わることはありませんよね。そのため、遺族基礎年金・遺族厚生年金の受給資格があるのですが、離婚後どちらか一方の父母と生計を同じくしている場合は遺族基礎年金の受給はストップされます。

しかし、遺族基礎年金の受給がストップしたとしても、遺族厚生年金の受給資格も持ち合わせていますのでそちらを受給できる、ということになります。

そして、遺族年金を受給する側の条件として、故人により生計を維持されていた、ということが条件になっていますが、離婚したのに生計を維持されていた??と不思議に思いますよね。

ここでいう離婚後の生計を維持していたというのは【養育費の支払い】や【なんらかの経済的援助】についてを指します。故人(元配偶者)から子どもの養育費や生活費を受け取っていた場合は、生計維持関係があったとしてみなされるため、遺族年金の受給資格があるといえるのです。

また、シングルマザーとは切っても切れない手当である児童扶養手当(元母子手当)ですが、こちらについても気を付けなくてはなりません。

なんと、児童扶養手当と遺族基礎年金は同時に受給することができないのです。なんとなく毎月の現況届を提出する際に、そんな記載があったな~と覚えている方もいらっしゃると思うのですが、まさしくそうなんです。

そうなってくると、遺族年金と児童扶養手当どちらの金額が高いの!?と思いますよね。そこはしっかりと金額を確認して考え、ベストな判断をするべきです。故人(元配偶者)の納付状況により支給額は変わりますので、必ずしも遺族年金の方が支給額が高い、ということはありません。ですから、じっくり吟味されてみてはいかがでしょうか。

そして、少し遺族年金とはズレてしまうのですが、毎日仕事に家事に子育てに頑張っているシングルマザーのお母さんに知っておいてほしい法律があるんです。それが【育児時間】というものなのですが、皆さんはご存知でしたか?

私も初めて聞いたときはそんな制度があるの!?と驚いたのですが、その内容とは労働基準法により、1歳未満の子を育てる場合に、1日2回育児時間を取得できるというものです。

この育児時間の30分というのは、労働者(請求者)の申請するタイミングに任されており、まとめて1時間取得することも可能となっています。そして、この1日2回というのは労働時間8時間を想定しているものなので、1日4時間以下の場合は1回とされています。

また、30分や1時間といっても、往復の時間でそんなの終わっちゃうよ…という声もあるかと思うのですが、確かにそれでも問題はないとされています。しかし、往復時間を除いた育児時間30分があると望ましいと記載されているのです。

また、この育児時間の間を有給とするのか無給とするのかは当事者間での話し合いで決めるということとなっています。

(文/音葉 画像/123RF)

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