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戸籍や住民票から離婚の“バツ”を消す方法とは?

シンママStyle編集部

 

離婚歴を「バツイチ」「バツニ」と数えるのは、かつては離婚をすると戸籍の名前の欄に大きく×印がつけられていたことに由来しています。この呼び方は現在も使われていますが、今はバツではなく戸籍の氏名の横に「除籍」と記載される形になりました。

 

離婚歴を伏せておきたい事情がある、もしくは離婚後に前を向くために離婚歴が分かる記載を削除したいと考える方もいらっしゃるかと思います。今回は、戸籍および住民票からこのような記載を消すためにできることをまとめました。

 

■戸籍から離婚歴の記載を削除する方法1:転籍する

 

通常、結婚をすると親との戸籍にはあなたの氏名の横に「除籍」と記載され、配偶者のどちらかを筆頭者とした夫婦の戸籍が作られます。離婚をすると、基本的には再び親の戸籍に戻りますが、この際「除籍」の履歴は消えず、末尾に改めて氏名が追記される形になります。つまり、この戸籍一つで結婚および離婚のタイミングが読み取れてしまうのです。

 

この記載を消すためにできる手続きの一つが、本籍地を他のところに移す「転籍」です。本籍地を変更する際、過去の離婚歴などは転載されないため、過去の結婚・離婚に関わる情報が載っていない戸籍を作ることができます。

 

本籍とは、必ずしも実家の場所である必要はなく、実は日本国内ならどこにでも自由に設定することもできます。もしも現在の本籍に愛着がある方は、一度変更した後、数ヶ月後に戻せば元の住所地で離婚歴の記載をなくすことも可能です。

 

転籍をするには、「転籍届」と身分証明書類のコピー等を本籍地・転籍地・住所地のいずれかの役所に提出しましょう。ただし、家族も同時に本籍を変更しなければならないので、協力を得られるかどうかがポイントです。

 

■戸籍から離婚歴の記載を削除する方法2:分籍する

 

もう一つ離婚歴の記載削除のために取れる手段に「分籍」があります。これは、親との戸籍から抜けて、自分を筆頭者とした独立の戸籍を作る方法です。「成年に達していること」「婚姻中ではないこと」などの諸条件を満たしていれば作れるので、両親に転籍の協力が見込めない場合などにも可能な手段です。

 

ただし、結婚歴がなければ親と同じ戸籍に入っている人が大多数です。独立した戸籍を不自然に感じ「離婚歴があるのでは?」と勘繰る人もいるので、離婚歴を隠したいという趣旨の下に行うべきかどうかは悩ましいところがあります。

 

また、一度分籍すると両親との戸籍には戻れなくなるので注意しましょう。もちろん、両親の戸籍を抜けたからといって、法律上の親子関係が断絶するなどといったことはありません。

 

■住民票から離婚歴の記載を削除する方法

 

離婚歴は、戸籍だけではなく世帯全員の住民票にも記載されてしまうことがあります。こちらも、住民票の移動をもって消すことができます。引越しの際に近隣の役所で変更手続きを行いましょう。一度変更を行えば、旧姓や元配偶者は記載されなくなりますが、旧住所地は残ります。こちらも消したい場合は、二度の引越しを経る必要があるので注意しましょう。

 

■離婚歴を完全に隠せるわけではない

 

上記の方法で、戸籍から離婚歴に関する記載を削除することができますが、「除籍謄本」にはその記載が残ります。除籍謄本とは、戸籍から全員が抜けて閉鎖された戸籍のことをいいます。相続手続きなどで使うことがあるので、子供や親族などによって取り寄せられて発覚してしまうことも。

 

また、戸籍上からは離婚歴を消せても当然事実が変わるわけではありません。記載が削除された戸籍をもって「結婚歴はない」と主張するのは詐欺行為にあたる場合もあるので注意しましょう。

 

★まとめ

 

戸籍から離婚歴の記載を削除できたとしても、再婚を考えている相手や自分の子供など、身近な人に離婚歴を隠し通すのはやや難しいところがあります。ですが、戸籍から元夫に関する記載を消すことで前を向きたい方などには、このような方法もオススメです。

 

 

(文/こまち 画像/123RF)

 

 

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カテゴリ:ライフスタイル

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