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未成年の子がいる場合の離婚で決めておくべきこととは?

シンママStyle編集部

 

離婚をするさいに子どもがいると、色々と取り決めておくべきことがあります。子どもをめぐってトラブルにならないためにも、注意点をよく確認しておきましょう。特に未成年の子どもがいる場合には、いくつか決めごとがあります。知っておいてもらいたいことをまとめました。

 

■「親権」をどちらにするか

 

親権とは、未成年の子どもを監護・養育し、子どもに関わる財産を管理し、必要があればその子どもの代理人として法的行為をする親の権利・義務をいいます。

 

親権には、大きく分けて財産管理権と身上監護権があります。身上監護権には、身分行為の代理権、子どもの居所指定権、子どものしつけなどの懲戒権、子どもの職業許可権(未成年で仕事をする場合)の5つがあります。未成年の子どもは社会的にも精神的にも未熟だとされていて、こういったことが親の権利として認められています。また、親権を持つということは、子どもを養育していく義務を果たすという責任を負うことでもあります。

 

離婚届の欄に親権者をどちらにするかという項目があるので、親権者が決まらないと離婚ができないことになります。

 

■「監護権」をどうするか

 

監護権はすでに親権の中に含まれているものです。親権の中に身上監護権というものがあります。その権利を取り出して、親が子どもを養育し監護する義務権利を監護権といいます。本来であれば、親権者がこの監護権を持つのですが、場合によっては親権者と監護権者が別々になることがあるのです。

 

たとえば、財産管理は父親であるが、子どもを育てる能力は母親の方が高いので父親を親権者とし、母親を監護権者とする場合があります。また、親権者をどちらにするかでもめて折り合いがつかず、親権者と監護権者を分ける形で話がまとまるケースもあります。

 

このように、監護権を持つことで、親権を持たなくても子どもを引き取って育てることが可能なのです。

 

■子どもの戸籍をどうするか

 

子どもが成人している場合には、両親が離婚しても子どもは自分の意思で自分の戸籍を選ぶことができます。しかし、子どもが未成年であれば、子どもの戸籍をどうするか決めなければなりません。

 

離婚をすれば、結婚して姓を変えた夫婦のどちらかが結婚前の戸籍に戻るか新しい戸籍を作るかを選ぶことになります。しかし、子どもは両親が離婚しても何も手続きをすることがなければ戸籍はそのままだし、姓も変わることがありません。

 

もし、母親が子どもを引き取って自分と同じ戸籍に入れたいと思う場合には、母親と同じ姓にするために「子の氏の変更許可申し立て」を家庭裁判所で行う必要があり、さらに子どもを母親の戸籍に入れるための入籍手続きが必要になります。

 

■子どもの面会交流をどうするか

 

子どもを養育していない親は、面会のほか、電話やメールなどで子どもと交流することが可能です。離婚のときに、面会の頻度や時間、連絡方法などを決める必要があります。子どもに悪影響である場合や子どもが面会や連絡をとることをそもそも拒否している場合には、子どもとの交流を断ることができます。

 

■養育費をどうするか

 

子どもとの生活をしていくうえで、食事や衣服、教育、医療費、交通費など子どもが自立するまでにいろいろとお金がかかってきますが、養育費はそういった子供を育てていくうえでかかっていく必要経費をいいます。かりに父親が子どもと一緒に生活をしていなくても支払う義務があります。

 

養育費については、相手の収入なども考慮し、支払い金額や期間、方法について細かく決めておく必要があります。また、お金に関するこういった問題は、支払い放棄などのトラブルにもつながりかねません。話し合いの協議離婚で取り決めた場合には、必ず法的効力がある「公正証書」に記載しておきましょう。

 

■離婚しても子育ては二人で行うという意識を

 

子どもに関する決めごとになると、親権の取り合いや養育費の請求などに必死になりがちです。もちろん、子どもに関わる大切なことなので妥協をする必要はありません。ただ、忘れてはならないのが、それが子どものためになっているか、子どもの幸せにつながるかという意識を持つことです。

 

望んで授かった大切な子どもですから、離婚後どんなに仲が悪くても子どもは二人で育てていくという意識を忘れないようにしたいものです。

 

 

(文/ゆー 画像/123RF)

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