夫の身勝手な離婚の申し出が!まず取るべき行動は?

夫から突然「離婚したい。」と請求があった場合、妻はとても驚きますよね。ショックで何をどうしたら良いかパニックになってしまうこともあります。こういった夫の身勝手ともいえる離婚の申し出があった場合に、妻が取るべき行動とは何でしょうか。後悔しないために落ち着いて行動を始めましょう。

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夫から突然「離婚したい。」と請求があった場合、妻はとても驚きますよね。ショックで何をどうしたら良いかパニックになってしまうこともあります。こういった夫の身勝手ともいえる離婚の申し出があった場合に、妻が取るべき行動とは何でしょうか。後悔しないために落ち着いて行動を始めましょう。

 

■離婚届不受理申出書を提出する

 

夫が離婚を急いでいる場合には、勝手に離婚届に夫婦の名前を記入して印鑑を押し、役所に提出してしまう恐れがあります。それを防いでくれるのが、「離婚届不受理申出書」です。離婚届不受理申出書とは、役所に離婚届を受け取らないようにお願いをする書類です。

 

離婚届はたとえ合意がなくても役所職員は筆跡鑑定までしませんから、不備がない限り受理してしまいます。それを未然に防ぐために、離婚届不受理申出書を役所に事前に出しておけば、夫が離婚届を出しても役所は受理しません。

 

勝手に離婚届を出してしまうことを悶々と心配しているくらいなら、この書類を出して先手を打っておきましょう。

 

■離婚できる理由を知っておこう

 

夫が離婚を求めても一切応じず、結果夫が離婚をあきらめたという事例があります。気持ちが離れていたとしてもかまわずそれよりも妻は生活を重視したようで、妻の勝利といったところでしょう。このように、離婚を決めるのは離婚を求める側というよりは離婚を求められた側がそのカギを握っているといっても過言ではありません。

 

離婚がいやなら離婚に応じなければいい、というだけです。通常、離婚となる場合には協議離婚といって夫婦話し合いのもと離婚を決めることがほとんどです。しかし、妻が離婚に応じず夫がどうしても離婚したい場合には離婚調停や離婚裁判を起こそうとする場合があります。

 

調停離婚でも、結局は調停委員が間に入って話し合いや打開策を模索するに過ぎませんから、双方が離婚するかしないで妥協しないとなると離婚裁判になります。

 

しかし、裁判では、離婚するに足る法的な理由が必要になります。裁判所が離婚判決を出すには、次のような原因のうちどれかに該当することが前提になります。

 

1不貞行為

2悪意の遺棄

33年以上の生死不明

4回復の見込みのない強度の精神病

5婚姻を継続しがたい重大な事由

 

2~4までは離婚理由としてはあまり考えられないでしょうから、まず、1の不貞行為ですが、これも裁判では証拠が重要視されますので、妻が浮気や不倫をしている現場を写真に撮られたり、浮気相手とのメールのやりとりなどをおさえられたりした場合には、離婚が認められてしまう可能性が高いです。しかし、もちろん妻が浮気していない場合や仮にしていても証拠が全くない場合には離婚が認められない可能性が高くなります。

 

また、5の婚姻を継続しがたい重大な事由については、次のようなケースがあげられます。

 

・性格の不一致

・性の不一致

・暴力・虐待

・宗教活動

・浪費

・勤労意欲の欠如、勤務放棄

・長期の別居など

 

夫の身勝手な離婚請求の場合には、性格の不一致や性の不一致をあげてくる可能性があります。しかし、夫婦の歩み寄りで解決が可能だと判断されて棄却される可能性も大きいです。つまり、単純に「合わない」だけでは離婚が認められにくいのです。

 

一方、別居についてはその期間が3年以上など長期であれば夫婦関係が完全に破綻しているものとして離婚が認められる可能性があります。そのため、離婚を絶対に避けたいのであれば、別居はするべきではありません。

 

■離婚理由を聞いて落ち着いて整理する

 

夫の離婚の申し出が身勝手であったとしても、夫婦をやり直したいと思うなら、離婚の理由をきちんと聞き出すことが必要です。何度聞いてもあいまいな答えである場合には、浮気をしている可能性もあります。

 

浮気をしていれば、相手がどういう人で自分にたりないところはどこだったのかを考えて、改めるところがあれば改める努力をしてみましょう。夫婦関係を修復する余地があれば、これまでの自分の言動を振り返って見つめなおす姿勢が必要です。

 

■離婚を受け入れる場合には、離婚条件を考えて書面化する

 

離婚の意思が固く、離婚を受け入れようと思う場合もあるかもしれません。そのさいには、離婚を受け入れてあげた自分の立場を利用して養育費や親権、慰謝料などなるべく自分に有利な条件を提示しましょう。夫も、「離婚を受け入れてくれたのだから仕方がない。」とある程度は譲ってくれる、そういう風にもっていきましょう。応じなければこちらも離婚に応じない、という姿勢を持つことです。

 

離婚条件が決まれば、離婚協議書ではなく公正証書で書面化しましょう。公正証書は法的な拘束力を持ちます。そのため、万が一養育費などのことで「おれは言ってない。」「いいえ、あなたは言った。」などと裁判になった時に、証拠として効力を発揮します。必ず、口約束にとどめず、こういったお金や子どもに関わる大事な取り決めは書面化しておきましょう。

 

☆まとめ

 

夫からの身勝手な離婚の申し出、正直とても驚きますよね。つとめて落ち着いて、ご紹介した手順を踏んでみてください。まずは離婚届不受理申し出の提出、離婚理由について聞き出し、すぐに答えを出さずに落ち着いてこれまでの言動を振り返る、別居はしない、ということです。

 

離婚を受け入れる場合には、後悔をしないようによく話し合い、話し合ったことを書面に残しましょう。

 

 

(文/ゆー 画像/123RF)

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