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離婚トラブル!ボイスレコーダーは証拠になるのか?

シンママStyle編集部

 

夫や妻の不貞行為、夫のDV・モラハラ・暴言などが理由で離婚訴訟を起こした時に、その裏付けとして客観的な証拠が必要になります。DVなどは外傷を伴うので医者の診断書が有力な証拠になりますが、不貞行為のやり取りやモラハラ、暴言は家庭内がほとんどのため証拠を集めることがポイントになります。

 

ここで有効な証拠でもあるボイスレコーダーが裁判所での証拠になり得るのか解説していきます。

 

■無断で録音した音声データの証拠能力

 

不貞行為やDV、モラハラの証拠として写真やボイスレコーダー、領収書、クレジットカードの利用明細などがあげられますが、実際に証拠としての価値についてですが、裁判では有力な証拠になります。

 

一般に民意訴訟では裁判所に提出する証拠について制限はありません。そのため証拠の入手法・作成方法・証拠内容に関係なく提出が可能です。

 

ただし、反社会的な方法で入手した証拠、身体的自由を奪って、精神的な苦痛を与えて得た証拠は認められないとする判例が昭和52 年に東京高裁で出ています。

 

ここで問題になるのが、相手に無断で録音した場合ですが、目の前にいるあなたに話しているので聞かれても良いとすることになります。ですからプライバシーの侵害には当たらないと結論づけられるのです。

 

一方、配偶者が不貞行為をしている相手との会話を無断で録音したものはどうでしょうか? 自分が当事者でないこと、他人の会話を盗聴して録音していることで違法性が問題になります。

 

配偶者と不倫関係の相手はあなたがそこにいて聞いていないことを前提に話をしているのでこういった場合は録音そのものが違法の疑いが出てきて、証拠としての価値は低くなります。

 

また録音のために相手の住居に勝手に入ったりすれば不法侵入にあたります。

 

■証明力はどれくらい?

 

証明力とはその証拠が裁判官の心証に影響する力があるかどうかと言うことです。証拠能力があっても証明力があるとは限りません。例えば会話の中で相手に対して質問をして、はい・いいえの回答を持って事実を認めたと言うことにはなり得ないのです。

 

また力関係で上の人間が下に人間に問いただして回答をさせる場合も、パワハラ・セクハラが疑われるため証明力は低くなります。酒を飲んで酔った状態で話した内容も同様に証明力が低いと判断されます。

 

■弁護士に相談する

 

せっかく手に入れた証拠も証明力が低いのでは裁判を有利に戦えない可能性もあります。どういった証拠集めをすれば公判を維持できるのか、弁護士に確認をしておきましょう。

 

焦って相手に気づかれては意味がないのでその点も注意事項として意見を仰いでおくことをおすすめします。話者の同意なくしてなされた録音は、場合によっては人権侵害だとなる可能性も否定できず、認められれば損害賠償責任を負いかねません。

 

一人で動いて証拠集めをするリスクがここにはあるのです。そのため証拠は一つ限らず幅広く集める方がより信憑性も高くなります。

 

☆まとめ

 

不倫やDV、モラハラなど相手と離婚をしたがために無断で会話を録音することはリスクを負うことになります。場合によっては相手から損害賠償を請求される事態になりかねません。

 

ボイスレコーダーはあくまで証拠の一つであり、それを持って裁判を戦うのは厳しいと言えます。書類や写真など幅広く裏付け証拠を集めておくことが裁判官の心証に訴える最大の方法です。

 

一人で動いて不利な離婚条件に同意しないためにも、弁護士と打ち合わせをして証明力のある証拠を一つでも多く集めておきましょう。

 

 

(文/ルーミス 画像/123RF)

 

 

 

 

 

 

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