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離婚に向けての話し合いが平行線…。まず、するべきことは?

夫か妻のどちらかが離婚を希望しているが、片方が受け入れられず、話し合いが平行線をたどってしまうことがあります。夫婦どちらも離婚に同意している場合は、協議離婚をしてスムーズに離婚ができますが、話し合いが平行線だと難しくなりますね。この場合どうしたら良いか、離婚したい妻と離婚したくない妻の2パターンで考えてみたいと思います。

■離婚したい妻におすすめの方法

◎弁護士を立てる

法テラスなどで弁護士に相談してみましょう。自分にとって有利な方法は何かが見つかるかもしれません。離婚を決意されているのであれば、離婚条件はとても大切になってくると思います。話し合いが平行線である場合は、立会人として弁護士を利用するのではなく、妻の側の代理人として入ってもらうと有利になります。

◎別居してみる

夫婦のどちらかが離婚に合意しない場合では、婚姻を継続できない重大な理由が必要です。単純に別居だけでは難しい場合もありますが、関係するのは別居期間の長さです。別居している期間が長いほど夫婦関係の修復が難しいと判断され、仮に裁判離婚となった場合は離婚の判決が出る可能性が高くなります。離婚が裁判によって認められる別居期間の平均は3~5年が一般的です。

また、夫と一緒に暮らしていることで毎日顔を合わせるわけですから、別居することによって落ち着いて離婚について考えることができるかもしれません。

◎離婚調停へ進む

調停では夫と直接顔を合わせずに済みます。調停委員と夫、調停員と妻がそれぞれ話し合うかたちですので、夫とはちゃんと話し合えなくても、調停員になら落ち着いて話すことができるかもしれません。

調停員はいわば赤の他人で年配の方が多い傾向にあります(絶対というわけではありませんが)。妻の言うことにはうんと言わない夫でも、調停員の言うことであればもしかすると聞くかもしれません。

ただし、離婚調停は1カ月~2カ月に一度しか開くことができず、3回繰り返すと半年くらいかかることがあります。また、揉めている内容が養育費だけなど限られている場合は、なるべく話し合いを持つほうが負担は少ないこともあります。

一度、家庭裁判所に面倒でも足を運んでみて、どういった手続きになるのかについて話を聞いてみてからの判断でもいいかもしれません。

とある女性は、養育費のことで自分は定額にしたいのに、夫は一年ごとに見直しをすると譲らないという事情を家庭裁判所に相談に行きました。そこで、言われたわけではないですがなんとなく、養育費が成人になるまでと決められてしまう可能性があると考え、大学卒業まで保証されなくなると心配し、離婚調停は諦めたそうです。

そして、夫に対して、「仮に養育費を更新制にすると主張しても裁判では絶対に認められない」と根拠を突き付けたところ、夫はその点については妥協したそうです。最終的に双方が合意しなければ離婚調停も成立しませんが、必ずしも自分が思うように進まないこともあります。できる限りは夫婦の話し合いで決めた方がいいということになるのでしょう。法律的な根拠を出すと相手が折れてくれる可能性はあります。

■離婚したくない妻におすすめの方法

◎納得いくまで話し合う

話し合いがすでに平行線をたどっている状態でも、話し合いを続ける必要があります。話し合うことで、相手の意思が変わることを模索していくしかありません。もしこのまま話がまとまらず、調停へ進む場合の夫婦の多くが別居をしています。別居になると、夫婦どちらも浮気や不貞などの有責がない場合、裁判で離婚が認められてしまう可能性が高くなります。

そのため、同居しているうちに、反省点はないか、どう夫婦関係を立て直していけるかを考えて話し合いを持つしかありません。相手が話し合いに応じてくれているうちは、まだ可能性があります。

夫が離婚の意思を完全に固めてしまって、話し合いの場さえも持てなくなってしまうと、第三者や調停委員などに間に入ってもらって話を進めていくことになるでしょう。

◎夫婦円満調停を利用する

あくまでも離婚調停ではなく、夫婦が円満にやっていけるようにするための、夫婦関係調整調停です。夫婦円満調停は、離婚調停と同じく、家庭裁判所に申立てを行うことから始めます。

第三者を交えることによって、解決の糸口が見つかることがあります。夫婦円満調停が不成立に終わったとしても、すぐに離婚にはなりません。離婚調停や離婚裁判を通じて離婚になることが多いです。

◎だめなら離婚調停へ進む

離婚したくなくても、調停を利用することが可能です。この際、できれば弁護士をつけておくと安心です。離婚調停であっても、調停委員は一般人です。離婚を歓迎している人はほとんどいません。もちろん、離婚の理由にもよりますが、調停員を味方につけると離婚をしないように説得を勧めてくれることもあります。

◎弁護士に相談する

調停でも話し合いがつかないとなると、裁判判決に委ねることになります。法的に離婚が可能かどうかを判断されますので、自分に不貞や暴力などの落ち度がなければ離婚にならない場合もあります。

しかし、前もって弁護士に相談されることをおすすめします。裁判に勝つための方法を教えてくれるでしょう。また、仮に裁判となった場合には、弁護士を付けておく方が有利に働きます。

■夫が浮気? 話し合いの前にやっておくべきこと

ここからは、夫が浮気していた場合について話し合いの重要性をご紹介します。

◎まずは自分の気持ちの整理を

なんらかの状況から夫へ浮気の疑いを持ったとき、信じたくない気持ちとショックで頭がごちゃごちゃになってしまうと思います。まだ心の整理がついていない状態で夫に話を持ちかけると、うまく丸め込まれてしまったり、あるいは離婚を突きつけられたり、話が思わぬ方向へ進んでしまうことがあります。

とくに、離婚となれば子どもの将来にも大きな影響をもたらします。シングルマザーになる覚悟ができていない段階で、勢いのままに話をするのはやめておきたいところ。

もやもやする気持ちは一度ぐっと飲み込んで、本当に浮気されていたら自分はどうしたいのかを考えてみましょう。

例えば、約束をさせてやり直したいのか、絶対に許せないのでもう離婚したいのか。それによって話の進め方は全く変わりますよね。まずは、自身の気持ちを整理して、どういった切り口で相手に話すかをイメージしておきましょう。

◎本人に話す前に証拠をしっかり固めよう

話すのなら、やはりなんらかの確固たる証拠があったほうがいいです。もしも誤解だった場合、「俺って信用されていないの?」とショックを受けてしまう男性もいます。浮気は、家族の存続に関わりうるとてもデリケートな問題。余計な波風を立てたり、相手の言い逃れを防いだりするためにも、まずは自分でしっかり証拠をつかんでおきましょう。

とくに、浮気相手に慰謝料を請求したい人や、離婚を考えている人は探偵に調査を依頼するのも手です。自力の調査は、相手が用心深い人だと限界がありますし、仕事をしている女性はなかなか時間がとれないと思います。

一般的に、探偵による浮気調査の相場は40〜60万円程度。かなり思い切った支出になると思いますが、調停では証拠がものをいいます。浮気相手、または夫からしっかり慰謝料をもらっておくためにも、できればプロに調査を頼むのがおすすめです。

◎離婚を考えるならその先までイメージ

子どもが生まれる前であれば、怒りの感情に任せてすぐさま家を飛び出したいところですが、やはり子どもの生活がかかっている以上そうはいきませんよね。今後夫と暮らしていくことは不可能と思うのであれば、子どもと2人でどうやって暮らしていくか、そのためには何が必要なのかを考えておきましょう。

もし、現在の自身の収入に不安があれば、住んでいる自治体でもらえる手当を確認するほか、夫に養育費を月々いくら請求したいかまでを具体的にして、ある程度暮らしていける目処をつけておいた方がいいです。夫の収入が低く十分な養育費をもらえそうにないなら、仕事を探しておく必要も出てきます。

自分一人なら、とりあえず家を飛び出してもなんとでもなるかもしれません。ですが、子どもを抱えている以上、離婚覚悟で夫を問い詰めるなら、子どもを養っていくことが現実的に可能なのかをしっかりイメージしておきましょう。

~まとめ~

参考になりましたでしょうか。弁護士のQ&Aや実際に離婚で悩むシングルマザーの方の話をもとにまとめました。一番の方法は、平行線でもなんでも話し合いを納得できるまでとことんすることです。また、話し合った内容は必ず離婚協議書、あるいは公正証書に残しておきましょう。

どうしても解決できないことになると、弁護士などの専門家に相談するのも一つの方法です。話し合いが無事解決することを願っています。

(文/ゆー、こまち 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

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