離婚届に記載する「婚姻前の氏に戻る者の本籍」はどうする?

本籍というのは結構様々な手続きに必要となってきますから、しっかり把握しておいた方がいいでしょう。

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離婚届には、「婚姻前の氏に戻る者の本籍」という記載欄があります。これはどのように記載すればよいのでしょうか?たぶん戸惑う人が多い筈ですから、本籍や戸籍について調べてみましょう。何となく理解しているつもりでも、いざ説明するとなると難しいですね。

 

本籍というのは結構様々な手続きに必要となってきますから、しっかり把握しておいた方がいいでしょう。

 

■戸籍とは?本籍とは?

 

戸籍は、人が生まれてから死ぬまでの家族関係を記録したもので、戸籍を置いている場所を本籍と言います。本籍は、日本の市区町村の区域内であれば自由に置く場所を決められます。そしてたとえ住民票を移しても本籍が移ることはありません。

 

婚姻届を提出することによって、両親の戸籍から抜けることになり新たな戸籍を作ることになります。つまり夫婦のどちらかの本籍地が変更になるということです。二人別々の本籍地を登録することは不可能ですから、同じ本籍地になるのが必須です。

 

ほとんど男性側の実家を本籍地にしていることが少なくありません。けれど本籍は自由に置く場所が決められますから、新居の市区町村を本籍地にするカップルも多いです。又中には、思い出の場所や有名スポットを本籍地にする場合もあります。まあ稀なケースのようですが、出会った場所とかに思い入れが強いのでしょう。

 

■「婚姻前の氏に戻る者の本籍」の選び方

 

離婚届に記載する欄の中に、この「婚姻前の氏に戻る者の本籍」というのがあります。これを目にするのは初めてでしょうし、どのような意味合いなのか分からない人もいるでしょう。

 

ここに記載するのは、「元の戸籍に戻る」か「新しい戸籍を作る」かのどちらかを選ぶということです。その場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

 

◆元の戸籍に戻る場合

 

これは親の戸籍に戻るという意味ですね。ですから一旦親の戸籍に戻って再婚する場合は、親の戸籍から再婚相手の戸籍に入ることができます。これはメリットと言えるかもしれません。

 

デメリットとして考えられるのは、戻った戸籍には、離婚したことが分かる内容が記されるということです。戸籍が汚れるというような言い方をする人もいますね。離婚した日、元夫の名前、元の戸籍があった場所などが記されます。

 

◆新しい戸籍を作る場合

 

メリットとしては、本籍地を自由に決めることが言えます。ですがもう二度と親の戸籍には戻れないというデメリットが考えられます。新しい戸籍を作ると、自分が筆頭者となって本籍地も選び放題ですが、親の戸籍に戻れないのは寂しいことかもしれません。ですから慎重に考えてから行動しましょう。

 

■戸籍を記さなければならない書類

 

◇パスポートの取得

◇運転免許証に記載されている事項の変更時

◇不動産を登記する時

◇子供の入学や進学の時など

 

本籍地は自由に選べますが、必要な時に直ぐに取得できないような場所では困ります。役所まで何時でも取りに行ける距離が望ましいでしょう。

 

■まとめ

 

本籍地を自由に選べたとしても、やはり新居を本籍地とするのが賢い選択でしょう。あまり本籍地に拘りがなくても、親が亡くなった場合本籍地はとても重要となります。何故なら役所で書類などを申請する時に必ず必要となってくるからです。

 

私も親の死後、役所に何度も足を運びましたが、その都度親の本籍地を記すことになりました。案外親の本籍地が分からない人もいるようで、親が元気なうちに知っておくことが大事です。何でも経験しないと分からないことが多いですが、先の事だからとか考えたくない事であっても、必要不可欠になることは調べておきましょう。

 

ちなみに離婚後、元夫の姓を使い続けたい人は、親の戸籍に戻ることは出来ず、新しい戸籍を作ることになります。この場合は選択の余地がありませんね。

 

 

(文/たぬこ 画像/123RF)

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