離婚したら仏壇はどうする?離婚後に悩む仏壇のあれこれ

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離婚したら、もともとあった仏壇をどうしよう、夫の祖先の仏壇が家にあるのだがどうしたら良いかわからない、などの悩みを抱えてしまう場合があります。人に聞くにも、詳しい人がいなかったり、聞きにくかったり難しいテーマでもありますよね。それぞれの悩み別にテーマを設けて解説しています。参考になれば幸いです。

 

■ケース1:夫の両親の仏壇を夫が置いて行った!どうすれば?

 

夫の両親の仏壇なのですから、本来は夫が持って行って供養をすべきです。そうしない理由は何なのか、はっきり聞きましょう。理由が何にしても、夫の両親や祖先のものは、夫が持つべきです。どうしても拒否される場合には、夫の兄弟にお願いしましょう。

 

夫とは離婚した以上は赤の他人です。夫に管理してもらうのが一番です。仏壇を動かすと良くないと言われることもありますが、心配であれば動かす前にお魂抜きをしてもらい、安置する時にお魂入れをしてもらえば問題はありません。お寺さんに聞くと詳しく教えてもらえるでしょう。運び込んでもらう時には、引っ越し屋さんなどの業者にお願いすると良いです。丁寧に運んでもらえますよ。

 

最悪引き取らなければならない場合には、子どもの立場を考えてみるといいでしょう。自分にとっては赤の他人となった義両親でも、子どもにとっては大事な祖父母なのです。子どもにとっての祖父母のお仏壇、と考えれば気持ちも楽になるかもしれません。

 

■ケース2:離婚後、引っ越しをした家が狭くて仏壇が置けない!どうすれば?

 

離婚後に新居に引っ越すこともあるでしょう。経済的なこともあって、広い家には住めず、狭いアパートに住むことになった人がいます。先祖の仏壇も新居に入れることになりましたが、仏壇が場所を取ってしまって、手狭に感じることもあるでしょう。

 

そんな時には、新しい仏壇を思い切って買い替えることをおすすめします。現在は、いろいろな住宅事情に合ったコンパクトで場所をとらない仏壇がありますので、実際に選びに行ってみましょう。買い替えてもちゃんとご先祖様の供養ができますので安心してください。

 

■ケース3:離婚したいほど嫌いな夫と仏壇を別にしたい!できるのか?

 

実際に離婚をしていないけれど、夫のことが嫌いで、どうしても同じお墓や仏壇に入りたくない、と思う人もいるでしょう。しかし、子どものことを考えてみましょう。両親のお墓を分けて管理することや仏壇を2つ家に置くことになると苦労や負担が増えます。実際、仏壇に関して言えば、仏壇の中には魂があるわけではなく、実際に死後、故人の魂が同居することはないのだそうです。気持ちとしては十分理解できますが、亡くなった後にそれを管理する子どものことも十分に考えて選択をすることがベストです。

 

もし、どうしても分けたい場合には、卓上に置ける小さな仏壇もありますので、場所を取らない大きさを考慮すれば、離婚した両親の位牌をそれぞれ置ける可能性があります。

 

■ケース4:離婚にともない、仏壇を処分したい!できるのか?

 

仏壇を処分というと聞こえが悪いですが、お仏壇が2つあるが宗派が違ってまとめることが難しいので、片方を供養したい場合も同様でしょう。

 

仏壇の引き取り手がなく、掃除の手間や法要およびお線香などの費用を考えると難しい場合は、お寺で永代供養をしてもらう方法があります。合祀墓の永代供養であれば10万~30万円で引き取ってもらえます。一般的なお寺では10年以上かけて永代供養をしてもらいます。その期間が過ぎると、位牌をお焚き上げします。

 

■ケース5:離婚後に姓が変わっても同じ仏壇に入ることが可能か?

 

離婚すると、女性は旧姓に戻ることが多いでしょう。先祖代々のお仏壇があった場合、子どもにどう管理させるか迷う人もいるのではないでしょうか。

 

基本的に、姓が違う位牌を同じお仏壇に祀ることはできません。どうしてもという場合には、2つ仏壇を分けておくという方法もありますが、地域によってそれが可能であるところとそうでないところがあるようです。お寺さんに確認するのが最良の方法と言えそうです。

 

■仏壇を置く意味

 

仏壇を置く意味は、故人やご先祖様を大切に思う気持ちがあってのことなので、立場や他人の評価や目を気にする必要はありません。仏壇を置くことに抵抗がある人は、大きな高価な仏壇をイメージしてはいませんか。故人を想う気持ちを大切にしたいのであれば、その形をお仏壇として残すことも良い方法です。

 

近頃は、小さなお仏壇でも立派なデザインのものが数多くあります。気持ちの問題なので大きい仏壇が一番良いというわけではありません。お仏壇は本来、故人だけではなくご本尊を祀ることを大きな目的としているので、あまり思い詰めて考えないようにしましょう。

 

 

(文/ゆー 画像/123RF)

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