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離婚に伴う配偶者の位置づけとは?法的な結婚と事実婚

 

結婚をすると、夫や妻のことを配偶者と呼びますね。法律上婚姻関係を結んでいる夫婦が、相手を指す時に使います。事実婚の場合は当てはまりません。

 

よく内縁の夫とか妻というのを聞いたことがあると思います。事実婚のカップルの事を内縁関係と言うからですね。今回は配偶者というものに焦点を当てていきましょう。

 

■法的な結婚とは?

 

結婚をするということは、役所に婚姻届けを出し法律上夫婦になることを意味します。そして婚姻には条件があって満たしていなければ、法的な結婚はできません。それでは、婚姻の条件とはどのようなことを指すのでしょうか?

 

◆二人が合意していること

二人の意志で婚姻届けを出すことが条件となっています。どちらか一方が婚姻届けを、相手に無理やり書かせたりすることはNGです。

 

◆男性18歳、女性16歳になっていること

現状では、男性18歳以上、女性16歳以上となっています。ですが社会背景から考えると、女性の年齢が引き上げられる可能性はあります。

 

◆重婚ではないこと

夫または妻が二重結婚することを言います。ですが法的な結婚をしている人が新たに事実婚を始めても、それは重婚ではありません。

 

◆女性は再婚禁止期間を経過していること

再婚後に妊娠が分かった場合、前夫か現在の夫のどちらの子か分からなくなる為、女性は離婚後100日間再婚できません。

 

◆近親婚でないこと

親族関係にある男女は結婚できません。

 

◇民法上の親族

・親子、孫と子

・兄弟、姉弟、(伯父・叔父と姪)(叔母・伯母と甥)

・夫や妻の父母や祖父母

・養親と直系尊属

<直系尊属:縦の流れの関係、自分を中心として父祖の世代>

 

◆婚姻届けを出す

役所に婚姻届けを出し、受理されることで法的な結婚となります。

 

■事実婚とは

 

事実婚は法的結婚のように籍を入れることはせず、二人が夫婦であるというのを自覚していることが重要です。又婚姻関係にある普通の夫婦と同じように、生活を共にし、財産も共有しています。最近では、内縁関係という言い方はマイナスイメージがある為、余り使われなくなっています。そして婚姻届けを出さないので、戸籍の移動はありません。

 

◆住民票の届け出

婚姻届けを出さない代わりに、住民票を同一世帯にする必要があります。何故なら法的手続きや社会的なサービスを受ける為です。事実婚であるという証明になります。その際、片方の続柄を同居人とする場合が多いです。

 

◆公正証書の作成

公正証書を作ることで、法的な問題が起こった時などに効力を発揮します。手続きなどもスムーズに進めることができます。必ずしも必要ではありませんが、思わぬ問題に直面することがありますので、作成しておいた方が良いでしょう。

 

■法的な結婚と事実婚との違い

 

事実婚にも法的な結婚と同じような権利と義務が生じ、公的、社会的なサービスは利用できます。ですが下記のようなデメリットの部分もあります。

 

◆事実婚は法的には扶養家族と認められない為、配偶者控除や配偶者特別控除などは受けられません。

 

◆夫婦として暮らしてきても、事実婚では法定相続人としての権利はありません。遺言書などの作成が必要ですが、相続税の控除は受けられません。

 

■事実婚を選ぶ理由

 

案外多い事実婚ですが、何故事実婚を選ぶのでしょうか?

 

◆姓を変更しなくてよい

結婚をすることで、夫婦のどちらか一方の姓に統一する必要があります。その制度に反発する人が多く、自分の姓は変えたくないというのが理由の一つです。

 

◆様々な手続きをしなくてよい

法的な結婚には、婚姻届けを提出したり、戸籍を新しく作ったりと、公的な手続きは必須です。それ以外にも名義の変更など、様々な手続きがあります。事実婚では、そのようなことを考える必要がありません。

 

◆別れる際にも手続きはいらない

事実婚を解消しても、離婚届などは必要ありません。話し合いのみで別れられるのですから厄介な手続きはいらないのです。そして慰謝料や財産分与なども、法的な結婚と同じように請求することができます。事実婚を始める前に、しっかり話し合いを持つ必要はあります。

 

上記のように事実婚を選択する理由は、色々あるようで。そして配偶者に余り固執しないというのも理由として考えられるかもしれません。只子供が生まれた際に事実婚を解消するカップルはいるようです。やはり子供の将来を考えてのことでしょう。

 

事実婚で夫婦同然であっても、生まれてきた子は婚外子になってしまいますからね。

 

■まとめ

 

ある芸能人は、もう何十年も事実婚を続けています。上記のような理由ではなく、妻が離婚に応じていないからです。自分の身勝手で家を出、事実婚をしている彼には請求しても認められなかったのです。自分自身に非があるのを理解している為、裁判で争うこともしなかったそうです。只長年支えてくれている今のパートナーに対しては、申し訳ない気持ちがあると言っていました。勿論離婚を頑なに拒否している妻も哀れで、それなりの意地があるのでしょう。

 

これからの時代、事実婚のデメリットの部分が良い方向に変わっていくことで、さらに増えていくことが否めません。

 

 

(文/たぬこ 画像/123RF)

 

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