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離婚をする前の段取り!離婚をスムーズに進めるために
婚姻の時より、離婚の時の方が大変なエネルギーが必要です。仮に離婚訴訟や離婚調停になれば年単位の時間がかかります。別居するにも引っ越し代やその後の生活費用など予想外の費用がかかることも覚悟しておかねばなりません。
離婚をスムーズに進めるのはどうすればいいのでしょうか? 今回は離婚前から進めておくべき準備について考えてみましょう!
■離婚にあたり準備すること
① 離婚後経済的に自立できるように準備をする。
② 離婚後の財産分与などお金に関する知識を蓄積する。
③ 離婚後の仕事を確保する。
④ 離婚後の住まいを探しておく。
以上が離婚をする際に準備しておきたいものです。
■離婚後経済的に自立するには
離婚後の生活はすぐに始まります。その時に備えて生活費は準備できていますか? 離婚後の生活に目処が立たないからと離婚を躊躇する人も多いのです。しかし、離婚後経済的に自立しているかどうかはその後の生活に大きな影響を及ぼします。
離婚にあたり、引っ越し、敷金礼金、当面の生活費など最低でも100万円は確保しておきたいところです。
慰謝料があるから、養育費があるからというのは一番危ないのです。慰謝料は離婚後でなければもらえませんし、離婚のケースによっては一銭ももらえないこともあります。
また、養育費もいつまでもらえるかわかりません。現実には途中で滞ることが多いのが養育費の現状です。そのため、離婚後は予想よりも厳しい節約が家計に負荷されます。
■離婚後にもらえるお金とは
離婚に際してどれくらい相手からもらえるのか、離婚の話し合いの中で確認しておきたい点です。
① 婚姻費用
夫は妻の生活の面倒を見る扶養義務があります。
別居してから離婚に至るまでの生活費を婚姻費用として請求ができます。
必ずもらえる費用なので請求をしましょう。
金額は家庭裁判所の定める基準に基づいて算出されます。
② 慰謝料
離婚原因が相手の不倫やDVであれば慰謝料が請求できます。
性格の不一致では請求できませんから要注意です。
③ 財産分与
夫婦共同で増やした財産の2分の1は正当な財産分与を請求する権利があるとされます。
しかし、婚姻前から持っていた財産や相続で得た財産はこの対象から外されます。
仮に借金が多い場合は、そもそも分配する財産は無いとなります。
④ 養育費
お子さんがいれば満20歳になるまでは養育費をもらうことができます。
例えば大学生の場合、4年制大学だと卒業が22歳か23歳くらいになります。
20歳で養育費が打ち切られたらどうなるのか不安になるがいますが、この場合は大学卒業するまで受け取ることができます。
⑤ 公的助成金
離婚にあたりシングルマザーとなった場合に、母子手当など様々な公的支援が受けられます。生活保護・児童扶養手当・児童育成手当などが該当します。各市町村が窓口になっていますので相談しましょう。申請をしなければ受け取ることができませんから。
■離婚後の仕事
経済的に自立するためには自分の働いた収入で生活して行くことが重要です。そのためには安定した仕事に就いて収入を得る必要があります。これまで専業主婦だった場合は、仕事を探すことから始めなければなりません。
またこれまでパートやアルバイトで家計を支えてきた主婦の場合は、これまでの収入だけでは生活は厳しいことを覚悟しましょう。収入を安定させるためには、正社員で転職が望ましいのですが、子供がまだ小さい場合は厳しい面もあります。他には資格を取って収入アップを計ることも考えましょう。
■離婚後の住まい
離婚後の住まいを見つけるのは容易ではありません。実家に身を寄せる人は問題ありませんが、自活して行く人は賃貸物件を借りる際には安定した収入があるかどうかがポイントになります。また保証人(月々決まった収入がある人)が必要な場合もあります。
この際にも自治体によってはシングルマザーに限って家賃の補助を所もあるので確認しましょう。また、母子家庭を対象とした賃貸物件を世話してくれる所もありますから、是非当たってみて下さい。
民間の賃貸は家賃が高いのがネックなので、公団や市営団地もいいでしょう。ただし、人気物件は空きがほとんどなく抽選に応募しても入れない可能性が大です。
☆まとめ
このように離婚をする前に準備をすることが結構あるなと思われたのでは無いでしょうか。離婚は大きな転機であると同時にあなた自身が大きなリスクを背負うことにもなるのです。時間をかけて用意周到に準備を進めることが将来にとって有益だと考えて下さい。
(文/ルーミス 画像/123RF)
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カテゴリ:ライフスタイル
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