離婚したくないのに離婚させられることってあるの?

結婚生活を送る中で、夫婦にズレが生じて、夫と妻双方の同意がないまま離婚に至るケースも無きにしもあらずです。今回は、夫と妻のどちらかが離婚に同意していない場合を想定して考えてみましょう。

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夫や妻から突然離婚を切り出されることって、割とあるようですね。それも言われた相手は「寝耳に水」ということがよくあるそうです。

 

世の中には、何となくで片づけられるようなことがあって、明確な答えがないという場合があります。例えば何となく好きになれないとかいうのは、フィーリングが合わないということに繋がるのかもしれません。

 

結婚生活を送る中で、夫婦にズレが生じて、夫と妻双方の同意がないまま離婚に至るケースも無きにしもあらずです。今回は、夫と妻のどちらかが離婚に同意していない場合を想定して考えてみましょう。

 

■離婚が認められるケース

 

夫と妻のどちらかが離婚したい時、まず協議離婚に向けて話し合いをします。どちらも離婚を希望している場合は、スムーズに離婚が成立していきますが、片方が拒否している時には、裁判によって決着をつける形となります。

 

これが裁判沙汰というかドロドロ離婚と呼ばれるようなものに発展していきます。

 

芸能人にありがちな離婚騒動と言えますが、妻側がかたくなに拒否をし、結局離婚成立とはならず、妻の籍が抜けないまま新しい相手と事実婚を続けている人もいます。これは妻側に離婚を認める原因がないからで、裁判に掛けても成立させることができません。妻側から考えれば、無理やり離婚させられるということですものね。

 

このようなケースを阻止する目的としてあるのが、「離婚届不受理申出」という制度です。この申出をしておくことで、勝手に離婚届を出されても受理されることはありません。それでは裁判によって離婚が認められるケースってあるのでしょうか?

 

認められるケースとして下記の5つが上げられます

  1. 不貞行為

不貞つまり不倫や浮気を指します。

  1. 悪意の遺棄

例えば悪意をもって、妻に生活費を渡さなくなるような事案です。

  1. 3年以上の生死不明

3年以上生死が不明な場合は、裁判で離婚できます。

  1. 回復が見込めない精神病

重度のうつ病や統合失調症などの精神病を病んでいるケース。けれど離婚によって生活に支障が出るケースも多く、離婚成立は難しいです。

  1. 婚姻を継続しがたい重大な事由

DVなどがある場合は、修復しがたい為離婚が認められるケースが多いです。

 

■離婚は簡単にできない!

 

5つの法廷離婚事由に当てはまっていれば、離婚は成立可能ですね。ですが「婚姻を継続しがたい重大な事由」の範囲は広い気がします。DVの場合は理解を得られて重大な事由になりますが、精神的な苦痛をどう判断するのかとか、別居の期間をどう捉えるのかは難しいでしょう。

 

そして片方が離婚したくないのに、相手が離婚を強制的に進めようとするのも容易でないことが分かりますね。もしも夫から無理やり離婚させられそうになったなら、妻側も法的手段で阻止ができます。特に子供がいる場合は、裁判で決着をつけるべきです。

 

子供と一緒にシンママとして生きるには覚悟が必要ですし、金銭面は最も重要な問題です。疲れ果てて、泣き寝入りしてしまった人は、後で必ず後悔することになります。「転ばぬ先の杖」として、生活の中の法的な学びは大事ですね。

 

 

(文/たぬこ 画像/123RF)

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