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子どもの将来のため、 自分自身のため、 自立した人生を送ることが シングルマザーにとって大切

シングルマザーとして子ども育てていくためには、家族や周りの人々の協力は欠かせません。
しかし、武原麻耶さんは、20歳で出産したと同時にシングルマザーになり、ご両親の援助を受けることなく子育てを頑張ってきたそうです。しかも、5年前には賃貸物件の仲介管理事業や売買仲介、リフォームを行うViitBaseという会社まで設立しました。いろいろな苦労を経験しながらも、親子の生活と心を豊かなものにしていこうと頑張る武原さん。
強く自立するシングルマザーになるためのヒントを武原さんのお話から見つけてみませんか。

20歳でシングルマザーに。たったひとりでの子育てがスタート

 

──武原さんは20歳で出産され、現在、娘さんは中学2年生ということですね。いつシングルマザーになったのですか。

武原さん 実は出産する前からすでに元夫とは別居していました。ですから、娘が生まれた時からシングルマザーです。

──想像するだけでも大変そうですが、ご両親は近くにいらっしゃいましたか。

武原さん 近くには住んでいましたが、結婚と出産が早過ぎたこともあり、両親には大反対されていました。だから、別居や離婚をしたことをなかなか両親に話すことができませんでした。

──ということは、ご両親の助けも借りず、本当にひとりで子育てをしたということですか。

武原さん そうなんです。いまは両親と和解していますが、当時は、まずは生活費を稼がなければなりません。そこで、生後2ヵ月に満たないころから託児所に預けて仕事を始めました。

──仕事はすぐに見つかりましたか。

武原さん 知り合いが勤めていた賃貸物件を仲介する不動産会社がちょうどスタッフを募集していました。運良く、営業職として入社できました。

──とはいえ、小さな赤ちゃんを抱えてフルタイムでの勤務は大変ですよね。

武原さん もちろん楽ではありませんでした。託児所は24時間営業しているところにお願いしていたので、毎月10万円を超える託児料が必要でした。当然、実家に帰ることもできませんでしたから、家は賃貸。家賃は5万円くらいでした。まだまだ若くて入社したてのころは給料もそれほど高いわけではありません。母子手当を満額いただいても、ずっと貧乏でした。

──一番大変だったのは、どんなときでしたか。

武原さん 転職をしたときに半年間ほど無職の期間がありました。そのときは、本当におカネがなくて、いつも具なしカレーを娘と一緒に食べていました。それでも、小さな娘は「ママの子で良かったと思ってるよ」「さみしくないから大丈夫だよ」などと言ってくれていました。いまでも娘には支えてもらっているなと思います。気持ちが沈むことは何度もありましたが、いまとなってはすごくいい経験だったなと思います。

 

お客様の要望に応えらえる賃貸物件を提供したい

 

──そんな大変な状況でなぜ起業しようと考えたのですか。

武原さん 起業前に勤めていたのが、デザイナーズ賃貸マンションを扱う会社でした。とても素敵な会社で、おしゃれな物件が多かったのですが、それだけにターゲットは富裕層になります。しかし、おしゃれな物件情報を見て、若いカップルが内見に来るときもあったんです。すると、「家賃が高いから」とあきらめて帰るんですね。そういった姿を見て、お客様が住みたいと思う物件に入居できる賃貸物件を紹介したいと思うようになりました。そこで、自分で起業しようと考えたんです。

──資金や人脈はあったのでしょうか。

武原さん いいえ、まったくゼロからのスタートです。人脈も物件もおカネもない。あるとすれば、父が建築していたアパートが一棟。しかし、その一棟も「住みたい」と思えるような物件ではありませんでした。そんななかで弟と一緒に起業をしました。

──どうやって物件を集めていったのですか。

武原さん 毎日、飛び込み営業です。空室が多そうな大家さんのところへ行くのですが、突然うかがっても、最初はだいたい怒鳴られていましたね。それでも、実績を上げる自信があったため、「信用できないのは分かります。とりあえず、3ヵ月間無料で管理をさせてください」とお願いすることから始めました。そうやって少しずつ実績を上げていきながら、管理する物件のリフォームも手掛けさせてもらえるようになりました。現在では、おしゃれな物件、カスタム自由な物件、ちょっと変わったユニークな物件など、さまざまなお部屋をご用意していますよ。

 

シングルマザーの自立は子どもの将来の選択肢を広げる

 

──とはいえ、起業したのがいまから5年ほど前。娘さんがまだ10歳にも満たない年齢ですよね。武原さんのそのパワーはどこから湧き上がってくるのですか。

武原さん 会社に勤務しているとき、だんだんと営業成績が上がってくると、給料も上がっていきますよね。すると、母子手当を打ち切られることになります。まだそれほど給料も高くないけれど、母子手当もいただけないというギリギリのラインは、けっこう大変です。

──そのようなことにならないために、収入をうまく抑えるというシングルマザーの方もいらっしゃると思います。

武原さん そうなんです。私も実際にそういうアドバイスを知り合いから受けたこともありました。でも、それは違うなって思ったんです。母子手当に頼ることで、そのときの生活は多少楽になるかもしれませんが、母子手当は税金から賄っているものです。また、子どもの将来を考えたとき、子どもが大学に進学したい、留学したいという夢を叶えてあげることができないかもしれません。だから、母子手当なんて必要がないくらい、自分で稼ごうと思ったんです。

──シングルマザーが自立することで、子どもの将来の選択肢が増えるということですね。

武原さん そうです。また、お部屋を借りたいときにもシングルマザーは苦労を要します。おカネがあまりないときには、住みたいと思う部屋には住めません。だからこそ、仕事を見つけて安定的な給料を手に入れるという自立は大切です。そうやって一生懸命頑張ることで、支えてくれる人もあらわれるんです。

──最後に、将来の夢を教えてください。

武原さん いまは山梨県内だけで営業しているため、東京都内にも進出したいと考えています。プライベートでは、老後、海外でゆっくり過ごしたいという夢を持っています。娘にも海外でも通用するような人間に成長してもらいたいんです。だから、いま、若いうちにたくさん苦労して、頑張っておこうと思っています。

 

 

Profile
武原 麻耶さん
1983年生まれ。山梨県甲府市出身。株式会社 VivitBase 代表取締役
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士。20歳で出産と同時にシングルマザー生活がスタート。不動産会社に勤務しながらひとりで子育てを続け、2013年に起業。VivitBaseという社名は、直訳すると「生き生きとした基地」「色鮮やかな基地」で、お客様やスタッフにとってそのような場所を作っていきたいという思いが込められている。

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