住宅・インテリア

【シングルマザー】地方移住のメリット・デメリットって?

離婚をしてシングルマザーになった方、未婚のシングルマザーの方も感じることだと思うのですが、こんなに子育てをしながら生活する事が大変だと思わなかったですよね。もちろん、子育てが楽だと思っていたわけではなく覚悟のうえですが、それをはるかに上回る大変さだということです。

シングルマザーだと児童扶養手当や、保育料無料など助成や補助金もありますが、生活するだけでいっぱいいっぱいなのが現実ですよね。そんな現実から離れ田舎でのんびりと子育てをしたいなぁ……と考えたことのあるお母さんもいるのではないでしょうか?

そこで今回は、シングルマザーが移住しやすい街や村また積極的にシングルマザーの移住を受け入れている自治体をご紹介します。

■地方暮らしのメリット

最近、NPO法人などが主催する地方移住応援セミナーが、東京や大阪で開催され人気を集めています。都会では得られない、地方で暮らすメリットをピックアップしてご紹介していきます。

◎豊かな自然の中で育てることができる

やはり地方暮らしの醍醐味は、広々とした土地で、自然に囲まれて生活できることではないでしょうか。都市では、子どもが自由に走り回ったり、ボール遊びができるような場所が限られつつありますが、地方であれば空地や公園もたくさんあるので、のびのびと遊ばせることができます。

農業が盛んな場所であれば食育ができるのも魅力的。「育てる」「収穫する」「食べる」。都会にいると忘れがちな、人間が生きていくための基本となるサイクルに触れられる機会が多くあります。

◎地域の目が行き届きやすい

都心のマンションに住んでいると、隣に住む人の顔も知らないというのはよくある話。近所付き合いを煩わしく感じる人にとっては、その距離感はメリットでもありますが、子どもの安全を考えると、ある程度は近所の人となりを知っておいた方が安心です。

その点、地方は人間関係が密なところが多いので、顔見知りになりやすいのも特徴。地域全体で子どもを見守っているという一体感があります。

◎物価や家賃が安い

地方のマンションやアパートを借りようとすると、同じ間取りでも都会で借りるのとは数万円の差が出ることがあります。家を建てる場合には千万円単位の費用差があることも。

◎待機児童問題が少ない

社会問題の1つでもある待機児童。子どもの数に対して保育園が不足していることが原因ですが、地方ではそのような問題で悩まされることがないのは、シングルマザーにとって非常に助かるポイントです。

■地方暮らしのデメリット

地方暮らしはのびのびとした雰囲気が魅力的な一方で、やはり都会での生活と比べると不便な点もあります。都心と比べるとあらゆるサービスが圧倒的に少ないのも事実。スーパーや病院など、こだわりポイントを絞りながら慎重に住む場所を検討しましょう。

◎車が必要

都心であれば、公共交通機関を使えばどこへでも行けるのに対して、地方暮らしでは車が不可欠。食料品を調達するスーパーでの買い物にすら車が必要になることもよくあります。

◎教育の質の確保が困難

子どもが成長してくると直面するのがこの問題です。都会では、進学先は公立校だけでなく、さまざまな私立校などから選択をすることもできますが、地方は選択肢が大幅に狭まるのは事実。とくに、将来的に難関大学への進学を目指すのなら、早いうちから対策を立てておく必要があります。自宅から遠い進学校に入学し、高校から寮に入るケースもあります。

◎病院が少ない

都会にいれば、歯医者ひとつにしても、数ある歯科医院のなかから最も評判のいいところを選んで行くことができますが、地方では病院の数が限られています。場合によっては近所に病院がなく、車を延々と運転して行かなければならないことも。小児科など、緊急時に必要になる病院に行くまでに自宅から要する時間は、引っ越し前にチェックしておくのがおすすめです。

◇賃金が低い傾向

地方は、都会に比べて物価や家賃が安いのがメリットである一方で、給与水準も都会に比べて安い傾向にあるのも事実。移住した地方の求人情報は事前に見ておき、給与の大方の相場感は掴んでおきましょう。

■成功する移住を実現させるために! 移住を決める前にやっておくべきこと

ホームページにはいいことが書いてあったけど、実際には違っていたとか、こんなはずではなかったとか、残念な移住にはしたくないものです。大切なのは、下調べをしっかりとしておくことです。不動産会社や口コミサイトなどで確認しておきましょう。ポイントは以下の通りです。

・治安がいいこと

・地震など災害に強い地域かどうか

・保育園や学童に空きがあること

・子育て支援をしているかどうか

・新しく引っ越してきた人同士の交流があるかどうか

・自治体として移住してきた人を温かく迎え入れてくれるかどうか

・病院(とくに小児科)があるかどうか

・車がなくても暮らしていけるかどうか

・スーパーなど商業施設が遠くないかどうか

そのほかにも、住むところが学校に近いかどうかも大切なポイントになってきます。移住者を受け入れてはくれるけれど、住めるところがそもそも学校や病院、スーパーなどから遠くて不便な場所にあったら、生活自体も大変になってくるでしょう。

また、田舎であるがゆえに仕事をするところがないというのも困ることになります。実際にそこに住んでみて、母子ともに安定して生活できるイメージが持てるかどうかも大切ですね。

■新しい生活のスタートに! 積極的に移住者を受け入れている県はどこなの? 気になるその地域とは

移住を考えた際に皆さんが重視する面はどこですか? 先述したように子どもへの支援や母子家庭へ向けた支援、また移住するわけですから生活環境などいろいろ気になりますよね。そこで一般社団法人 移住・交流推進機構を見てみるといろいろな制度を実施している自治体が分かります。

例えば、栃木県 益子町では【子育て応援手当】として毎年子ども一人あたりに対して1万円の支給があります。令和2年度については、新型コロナウイルス感染症対策の経済支援として、さらにプラス1万円分を増額しているとのこと。また、婚姻届けを提出する方へ記念品をプレゼントという地域柄を生かした応援も存在します。そして、令和元年度より、来年度小学校に入学する子ども1人当たり3万円分、中学校に入学する児童1人当たり5万円分に増額されたそうです。入学準備に役に立ちますね。

また、長野県 天龍村では【給食費100%補助】保育園・公立小・中学校が対象というものがあります。給食費100%補助は個人的にとても魅力的に感じます。是非、全国の自治体で行ってほしい取り組みだと感じました。

また、天龍村にはUIJ(←I U J)ターン就業・創業移住支援金として、指定する条件を満たしていると最大で100万円が受け取れる事業も存在します。また、少し変わった支援として島根県 川本町では町内在住の小 中 高生の英語検定の費用が全額助成(同一級同学年度内1回)されるというものがあります。一風変わっていますが、これからのグローバル化社会においてとても大切な支援だと感じました。

まだまだ個性的な支援や助成をしている自治体がありますので、是非一度調べてみてはいかがでしょうか?

■ひとり親家庭を対象とした街おこしプロジェクトをご存知でしょうか?

シングルマザーになり、毎日忙しく暮らしているとホッと一息つく間もないですよね。シングルマザーで子育てをしている筆者の私も、家事をして子どもを遊ばせるためにお出かけをして帰ってきてご飯を作りお風呂に入れて…と本当に毎日疲労困憊です。

こんな状況で移住・ましてや引っ越しなんて考えられない!と思ってしまいますが、そんな忙しいシングルマザーだからこそたくさんの情報を収集していてほしいのです。一般社団法人 日本シングルマザー支援協会ではシングルマザー向けの地方移住のための情報が掲載されています。

こちらでは定期的に移住説明会が開催されており、登録・会費は無料となっているそうです。また、お得なメルマガを購読するだけでもこの協会の3つの柱(1:お金を稼ぐ力を養う 2:共感しあうコミュニティ 3:再婚という幸せ)を感じる事のできる案内を受け取る事ができるそうです。

また、移住を目的として前提を置きつつ再婚を考えたお見合いに参加できるのもこの協会の特徴です。3つの柱にもある様に、再婚も移住もと考えている方にはとっておきの話かと思います。

■子育て環境の良さに魅せられて移住。後悔しないためにはどうすればいい?

◎すぐに保育園に入れると信じ込んではいけない

さて、移住する際のメリット・デメリット、注意点などをご紹介してきましたが、今度はもう少し具体的に例を挙げて説明したいと思います。

先述した通り、田舎に移住して困るのが、まずは収入の減少です。自宅でフリーでもしっかりと稼ぐことができる実績や、特別な資格を持っていないと田舎では貧困に陥る可能性があります。

「引っ越しで使った分のお金は、移住してからまた働いて稼げばいい」

「田舎だし、子どもを預かってくれる保育施設もガラガラだろうから、就活中でも安心して職探しできる」

こういった安易な考えで移住し、保育園がどこも空いていなくて途方に暮れる。そんな移住家族が多数存在するといわれています。田舎では人口が少ない分、保育園をはじめとする保育施設や保育サービスが充実していません。ベビーシッターを雇おうにも、まずシッターの交通費でお金がかかってしまいます。

田舎とは、なんとなく町全体で子育てをしている印象が強いですが、都会と変わらず親身になってくれる預け先を探す必要があります。

◎誰も知り合いが居ない土地に移住しないほうがいい

仕事で疲れきったとき、こんなことを思い浮かべませんか?

「もう仕事したくない」「職場の人間関係にもう疲れた」「子育てが上手くいかないのは環境のせいだ」

などなど頭がネガティブになっているときは、どうしても周囲にその責任を押し付けてしまいたい気持ちになります。

そんな、自分にとって劣悪ともいえる環境を捨てたくて移住を考える方も多いのですが、こんなとき選んでしまいやすい移住先が「自分の事を知っている人が誰もいない土地」です。しかしこの選択が逆効果。移住先には親族や知り合いといった、現地で困ったときに頼りにできる存在か欠かせません。

田舎というのは住んでいる方の8~9割が、地元で育ち地元で生活してきた結束の強い住民。移住家族は基本「よそ者」扱いされ、遠巻きにされて疎外感を感じることも……。そうならならないためにも、地元住民とのパイプになるような知り合いは必要です。

■子どもが週末の深夜に痙攣を…でも田舎では?

就学前までの乳児期・幼児期って、よく熱を出しますよね。熱を出すだけだと、ストックしていた座薬や解熱剤で対応できるのですが、高熱時に熱性痙攣(ひきつけ)を起こすとすぐに病院に連れて行かなければなりません。

熱性痙攣は、発熱時に、ピクピクと一定のリズムで、硬直したからだが痙攣する症状で、それに伴い意識が薄れたり視野が狭窄するなど、子どもに起こりやすい怖い症状です。動かしたりゆすったりせず、救急車が来るまで待機し、病院で診てもらわなければなりません。

1回起こると発熱の度繰り返すこの症状。もし移住前に起きていたら、田舎に引っ越す際にはちゃんと病院の近くに家を見つけることをおすすめします。田舎は病院が少なく、都会よりも救急車の台数も多くありません。もし意識が混濁している状態が長く続いたら、後遺症が残る可能性もあります。

☆まとめ

電車もバスも数分に1本来るような都会暮らしをし、そこから田舎へと移住した方々が「移住したけどうまくいかない」「失敗した」と意気消沈する背景には、心のどこかで田舎=と都会より劣るといった考えを持っているからかもしれません。

都会暮らしにも田舎暮らしにも同じ分だけ利も害もある。田舎のいいところすべてに目を向けることができたら、生活が大変でも子どもと一緒に伸び伸びとした生活が送れるのではないでしょうか。

(文/namiki、こまち、ゆー、音葉 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:住宅・インテリア

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