- [全国対応]高給与だけど時短労働も!? 社会貢献にも繋がるお仕事はこちら
- 特集
気になる子どもの生活音…ママ一人でできる防音対策!
同じアパート・マンションや、近所に住む人たちの間でなかなか避けられないのがご近所トラブル。実は、子どもがいる家庭が近隣の人とトラブルになる原因の1位は”生活音”。子どもが走り回る音や、話し声、夜泣きの声など、子どもがいるうえではなかなか避けられない音が騒音として受け取られ、苦情になってしまうケースが多くあります。
近隣の人が「子どもがいるから仕方がない」と、分かってくれる人であればいいのですが、そのような人ばかりとは限りません。また、苦情がこないからといって、うるさいと思われていないとは限りません。
今回は、ママが一人でもできる子どもの生活音対策についてまとめました。少しの工夫でも、防音対策をするとしないのでは大違い! ご近所トラブルに発展してしまう前に、お部屋の防音をもう一度見直してみましょう!
■安価で済む防音設備・ジョイントマット
子どもが走ったりジャンプしたりするとき、とても不安ですよね。「下の階の方の家に音が響いているんじゃないか」「振動が起こってるかも」と心配になります。
もう多くのご家庭で実践されているかもしれませんが、ジョイントマットを使うと騒音を減らすことができます。家の中で起こった騒音は、下階に伝わるとき振動と共に響きます。そして子どもの体重が重くなると振動も大きくなり、騒音も大きくなります。
その振動を抑えてくれるのがジョイントマットなのですが、ここで注意したいのがジョイントマットの厚みです。子どもがまだ小さい頃はいいのですが、地団太を踏んだりジャンプするくらい大きくなると、1cmほどのジョイントマットだと騒音が起こってしまうのだそうです。
入居前からあらかじめ設置されているマンションの防音設備の性能にもよるとは思いますが、子どもの体重が14〜15㎏くらいになってきたら、1.5~2cmの厚みのジョイントマットを敷くことをおすすめします。
敷く箇所はリビング・廊下。リビングから廊下まで走り抜けるタイプの子でしたら、できればその区間すべてにマットを敷いてくださいね。
■カーテンにも工夫を
防音カーテンってご存知ですか? 家の中から発生する中高音の音が、外に伝わりにくくなるカーテンです。中高音には女性の声・子どもの声・子犬の鳴き声・ピアノの音・テレビから聞こえる音などがあります。
例えば、子どもが夕飯後やお風呂の後にはしゃいでいる声。これも防音ではないカーテンと比べると、かなり外に聞こえにくくなります。特別注文するものではなく、市販されているものですので、普通の家庭でも簡単に手に入れることができます。
■タンスやクローゼットといった収納家具の配置にご注意
収納家具がなぜ?と思いましたでしょうか。日々何となく開け閉めしている収納家具ですが、引き出すタイプですと閉める際にドスンと壁面に振動が伝わり、騒音の原因になります。観音開き型のクローゼットも同様に、閉める際の振動がお隣に伝わって騒音に。
騒音の度合いを推し量るのは難しいことですが、多くの住民は一度タンスの音がひどかったくらいでは苦情を起こしません。ですが毎日、何回も続けばイライラを募らせ、「隣は気づかいのない住人だ」と思ってしまいます。隣とダイレクトにつながっている壁面への収納家具配置は避け、騒音を減らしましょう。
■テーブル位置の工夫で騒音減少!
これは子どもの動線のコントロールです。広いスペースがあると、子どもは動き回ったり走ったりしてしまいますよね。その通過地点にうまくテーブルやスツールを配置し、走り抜けにくくするといった作戦です。
とはいっても子どもは机から飛び降りたりスツールを飛び越えたりと、障害物競走のようになってしまうのではといった心配もあります。しかし、意外と子どもは明らかにケガをしてしまうと分かり切っている狭い空間での運動は控えてくれます。
さらに難しいことですが、子どもへ騒音が迷惑になるということをきちんと伝えることも重要です。言葉の意味合いへの認識や興味が低いと決めつけず、言って聞かせてあげてください。
■近隣トラブルをおこしやすい人の特徴
以上のような工夫をしていたとしても対外関係が上手くいっていなければ、近隣トラブルは起こります。ではどのような方がトラブルに巻き込まれやすいのでしょう? その特徴は以下です。
【挨拶をしない】
近所の方と廊下ですれ違う。エレベーターが一緒になる。そんなときに挨拶をしない方は、近隣トラブルを招きやすい方です。無言でいると、相手の思考パターン通りの性格なんだなと決めつけられがちです。
最初は「人見知りなのかな?」くらいの認識で居てくれた方も、そのまま挨拶しないままの生活が続くと「変な人」「もしかして悪い人なのかも」とネガティブな方向へ勘違いされてしまいます。
【会釈をしない】
挨拶をするとき、人は自然と頭を下げます。会釈といいますが、近隣の方と会ったときの挨拶で、この会釈をするとしないとでは全く印象が違ってきます。会釈をしないと「えらそう」「こちらを下に見ている」と思われてしまいます。
【目が合わない】
スマホ越しにコミュニケーションを取ってもなんらおかしくない環境にある時代ですが、現在壮年・高齢の方々は顔を合わせてのコミュニケーションを重視しています。挨拶があっても目が合わない。顔が見えないといった方は、騒音があった際に苦情を言われがちです。
挨拶の際、もしも小さな声しか出なかったとしても、目を合わせようとしたり表情があったりすると自然と印象が良くなり、ちょっとしたことで相手の怒りを買わずに済むものです。
【イヤホンを外さない】
廊下で、エントランスで、近所のスーパーなどでもご近所の方とはばったり出くわします。そんなとき、いくら会釈して目を合わせて挨拶したとしても、両耳イヤホンのままでは逆に相手に悪い印象を持たれてしまいます。
イヤホンをしていると「こちらの声を聴く気はないんだな」と相手に勘違いされがちです。これではコミュニケーションを取る以前の問題。トラブルが起きたとしても、相手がこちらの言い分を聞いてくれるかどうか微妙なところです。
【深夜に活動している】
当たり前のことですが、深夜に子ども連れでコンビニに行ったり、友達を呼んで騒ぐ方は騒音トラブルを招きます。とくに高齢者は入眠がはやく、21時には布団に入っていると思ってもいいでしょう。そして眠りが浅いので、ちょっとした騒音でも目が覚めてしまいがちです。
■ご近所の方とトラブルにならないためには
以上のような、トラブルを引き起こしやすい方の特徴から分かるように、騒音トラブルになる前からその火種は潜んでいます。人は一度くらい騒音でうるさくてもその人の家まで行ってクレームを言いに行ったりしません。
ですが定期的に騒音があり、徐々にストレスがたまってくるとついに行動に出ます。この、相手が行動に出る前に先手を打つのが最善の騒音トラブル防止術ともいえるのです。
具体的にどのような行動を取るべきかというと、子どもが廊下を走る。暴れる。といった行動がある場合、真横・真下・両斜め下の家庭の方全員に会うたび挨拶と同時に謝っておくことです。「おはようございます」「うち、いつもうるさくてすみません」このような漠然とした内容でもOKです。
■入居時の挨拶で好印象を
さらに有効なトラブル防止は、初対面での好印象付け。つまり引っ越ししてきたときの挨拶を印象のいいものにすることです。家族構成・どこから引っ越してきたのかなどの個人情報もきちんと開示し、こちらが相手に心を開いていることをアピールします。
目線を合わせたり、笑顔になったりすると、相手も信用してくれます。もしも会えなかったら、挨拶の粗品に手紙を添えましょう。最後に「小さな子どもがいてご迷惑をお掛けしてしまうかもしれませんが、何卒宜しくお願いいたします」と付け加えてくださいね。
☆まとめ
筆者である私の子育てでは、子どもがまだ小さいころ、特に1歳・4歳・7歳が一斉に喧嘩をはじめ大騒ぎ!といったことが毎日あった時代は、近所の方に会うたびに「いつもうるさくて申し訳ありません」「言って聞かせているんですが」と何度も頭を下げていました。
幸いお優しいご近所さんばかりでトラブルになることはありませんでしたが、家の中にジョイントマットをひいたり家具の配置を整えたりしても、当初住んでいたのは築年数20年の市営住宅。相当うるさかったと思います。
トラブルを避けるには、家の中にできる限りの騒音対策を行うこと。挨拶を怠らないことが重要です。住人同士が互いにより良い暮らしができるよう、マナーを守って生活しましょう。
(文/namiki 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)
カテゴリ:住宅・インテリア
- シンママStyle編集部 シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。