子連れ離婚、物件探しはどうする?住まいの探し方のポイント

これから物件を探す人には、色々と知らないことや不安もありますよね。それぞれの状況に応じて、どう選んだら良いか、物件を探す時に気を付けておくべきポイントをまとめました。

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離婚後、物件を新たに探す場合、多くの人が賃貸か公営住宅を選びます。実家に帰るかそのままの住まいで暮らすという選択肢もありますし、資金に余裕がある人は新たに住宅を購入することも可能です。これから物件を探す人には、色々と知らないことや不安もありますよね。それぞれの状況に応じて、どう選んだら良いか、物件を探す時に気を付けておくべきポイントをまとめました。

 

■みんなは離婚後どこに住んでいる?

 

平成28年度の厚生労働省の全国ひとり親世帯等調査の結果によれば、母子世帯の住宅所有状況は、賃貸住宅が33%、持ち家が35%(うち本人名義は15%)、公営住宅が13%、親などと同居が13%という数字が出ています。経済的な面や負担を考えると、親元で生活するのが理想的です。しかし、色々な理由で親と同居が難しい場合もあるでしょう。そのため、全体的に賃貸住宅に住む人が増えているのです。

 

上の数字は、死別や不詳も含むので、それを除くと実際には賃貸住宅に住む人の割合が持ち家よりも少しだけ上回ります。実際の数字は、持ち家32.9%、賃貸住宅34.2%になります。そこから、賃貸住宅で新たな生活をスタートさせるシングルマザーが多いと言えます。

 

■物件探しにおいて事前にしておくべきこと

 

まず、賃貸住宅に住む場合には、毎月必ず支払いができる理由を明確に説明できるようにしておくことが大切です。保証人がいて、仕事をしているか離婚後は仕事をするので家賃を支払っていけることが可能であれば審査に通る可能性があります。

 

離婚後に賃貸住宅などに移り住むことを考えているなら、可能なら離婚前に不動産会社に相談しておくとスムーズにいくでしょう。それにあたり、以下のことを質問される可能性があります。

 

  • 入居する時期と人数、職業や学校
  • 家賃の希望や場所
  • 引っ越しの理由

 

それに伴い、以下のことも説明できるように、見通しを立てておきましょう。

 

  • 収入があるか。すでに社員である人にはあまり問題ではありませんが、物件により審査基準が異なりますので確認が必要です。離婚前に専業主婦などで仕事をしていない場合、離婚後に社員やパートなどで収入を得ることが可能かは必ず聞かれます。
  • 子どもがいるか、小さい場合はだれが面倒をみてくれるのか。子どもが小さい場合は、母親が仕事中に預ける先があるのかどうかを説明できるように、決めておきましょう。
  • 連帯保証人はいるか。身内の保証人が一人は必要です。会社の上司や保証協会に頼むことも場合によっては可能です。また、一定額(家賃の半月から一か月分)を支払えば、保証人代行が使える物件もあります。
  • 入居費用(初期費用)を支払えるか。部屋を借りるさいには、仲介手数料・敷金・礼金・保証金・火災保険などの費用がかかってきます。月々の賃貸料とは別にそれらが支払えるかも聞かれます。敷金・礼金0円物件もありますが、月額の家賃が割高に設定されている場合もあります。そのあたりを慎重に比較する必要があります。

 

■離婚後も申し込みしやすい物件とは

 

新生活のスタート、色々希望もあるでしょう。不動産会社からすれば、人気のない物件を売りたいという気持ちがありますので、そういった物件であれば入居がしやすくなります。どういった物件なのでしょうか。

 

  • 築年数が古い

新しいアパートやマンションは、それだけ人気も高く、貸し出す人もなるべく収入の安定した人から選ぶことが多いです。逆に築20年前後の古い物件については、あまり住みたいと思う人が集まらないため、色々な好条件を出して何とか売ろうとすることがあります。

 

  • 駅から遠いなどの立地に難がある物件

賃貸住宅は一人暮らしの若者も住むので、そういった場合には駅に近い物件が人気です。逆に、駅から離れているなどの不便な立地にある物件は人気がないことが多いです。住む人がいないと、貸し出す人はその間収入がないので、多少条件に不安がある人でも受け入れてくれる可能性があります。

 

♦賃貸住宅以外のシングルマザーにおすすめの物件

 

  • シェアハウス

海外では一般的ですが、日本でも最近人気が高まってきました。キッチンやリビングが共用で、部屋を一部屋借りて住む家です。物件によっては、賃貸住宅よりも安いところが多いので、ねらい目です。

  • 知人の家

長期的にはおすすめしませんが、賃貸住宅などの物件が見つかるまで住まわせてもらう人もいます。親元が難しい場合は、親戚や知人の家に少しの間住まわせてもらうことで、落ち着いて物件探しができますね。

  • 公営住宅

申し込みには条件がありますが、賃貸住宅よりもはるかに格安で入居できます。公募抽選で決められることと、収入が一定の範囲内であること、住宅に困窮していることなどの条件があります。しかし、少しでも家賃を安くおさえたいと思う人は、申し込みすることをおすすめします。

 

■物件探しで損をしないために

 

良い物件に出会うことが理想ですが、ちょっとしたことで損はしたくないですよね。そのために、どうしたら良いか、すぐに始められるポイントをおさえましょう。

 

  • 不動産会社の担当の人を味方につける

物件探しの理由を直接的にあるいはそれとなく聞かれることがあるでしょう。その時に、離婚したことを正直に言うのは良いですが、返答に詰まったり、家賃が支払えるか不安であるような態度を取ったりすると、おそらく不信に思われるでしょう。「離婚したので新しい住まいを探していますが、仕事も決まり、生活のプランが立ったので部屋を探しています。近所に知り合いも多く、いざという時には助けてもらえるのでこのあたりに住みたいと思います。」というような毅然とした態度で話をしましょう。かなり印象が良くなり、色々と快く面倒をみてもらえるでしょう。

 

また、基本的なことではありますが、嘘をつく、連絡がとれないし折り返しの連絡もしない、常識的な態度で話をしないなども不信感を持たれて、親身に相談に乗りたくないと思われる要因となることが考えられます。

 

この人は信頼できるとお互いに思えることで、審査に通りやすくなるためのアドバイスをくれたり、一緒に希望の物件を探してくれたりするメリットにつながります。

 

ウチコミ!というサイトでは、不動産会社を通さず直接大家さんとやり取りすることが出来ます。多少の融通はききやすくなると思うのでお勧めですよ!

 

  • 母子家庭で経済的に大変であることに嫌な顔をする不動産会社はやめておく

シングルマザーであることや収入が少ないことなどを話すと、態度を一変させる会社もあります。また、若いというだけでも対応が人によって違うところがあります。そういったところはやめておきましょう。親身になって相談にのってくれない可能性があります。

 

  • 子どもの校区や希望を確認しておく

子どもが小学生や中学生であるなどすでに学校に通っている場合は、むやみに校区を変えない方が良いでしょう。新しい生活がスタートすることに加えて学校も変わると、子どもにとっては大きなストレスになることがあります。それでもやむなく校区を離れなければならない場合は、子どもとよく話をして、できるだけ希望を聞いてあげましょう。

 

  • 親元の近くに住む

小さい子どもがいるママは、親が近くにいると何かと便利です。病気をした時や仕事が忙しい時など、子どもの面倒をみてくれるなど、色々なサポートを受けることができます。それがかなわない場合には、保育園や学童以外にファミリーサポートを利用するなどの検討をしてみましょう。万が一の時には安心です。

 

■ひとり親家庭の住宅補助を利用しましょう

 

自治体で、ひとり親世帯に向けて住宅補助があります。自治体によってその金額は異なり、だいたい月5,000円~10,000円の補助が出ます。お住まいの自治体に確認して、必ず申し込みをしましょう。その分家賃の負担が軽くなります。

 

~まとめ~効率よい物件探しのためにできること

 

後悔しない物件を選ぶために、住まいにおける譲れない条件を決めておくとスムーズです。賃貸料が安いところなのか、子どもの学校に近いところなのか、築年数が古くないところなのか、色々あると思います。また、資金がなければ住むところを紹介してもらえないこともあります。離婚前に就職先を決めておくのが理想ですが、離婚後でも不動産会社に行くまでに必ず働くことができるという証明があると安心して相談に乗ってもらえるでしょう。

 

納得できる物件が見つかると良いですね。

 

 

(文/ゆー 画像/123RF)

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