あやちゃん先生の正しい離婚相談室⑩~子育てと仕事で余裕がなく、子どもに辛く当たってしまいます

 

Q:子育てと仕事で余裕がなく、子どもに辛く当たってしまいます

 

A:分かります! シンママはパパ役とママ役をしなきゃいけない。仕事もあるのに山のような家事をこなして、当然睡眠不足。ついつい辛く当たってしまって当然。でもそこで自己嫌悪に陥って、気持ちどよぉ~んとなってしまいますよね。ほんと分かります!

 

うちの息子は感受性の豊かな子だったので、保育所に行く道中でも、花が風に揺れていたら「お母さん、お花笑ってるよ」と立ち止まって見たがる。でも早く保育所に連れて行って、駅まで走って電車に乗らなきゃってタイミングなら、立ち止まってなんていられない。

「そうね。はい、行くよ」ってニコニコ眺めている子の手をぐいっと引っ張って、保育所までまっしぐら。先生に預けて駅まで走っている間、ああ、もっと余裕もって返してあげれば良かった、もっと一緒に花を眺めて、大切な時間を過ごせば良かったけど時間ない。早くに家を出れば良かったのか? でもそんなことできない、分刻みだもの……なんてぐるぐる余裕のない自分を責めてもいました。

 

でもね!

スーパーマンじゃないから、そんなこと無理なんです。だってわたしたち、凡人だもの。せいいっぱい頑張っているんだもん。とりあえず自分で自分を責めることは、もう止めましょうね。貴女はもう十分頑張っているんだから。ぎゅー(ハグ)です。

 

正直ね、働くママがシンママであろうとそうでなかろうと、ワンオペって無理があるんですよ。そうじゃないですか? 仕事して、家事して、育児して、その上、聖母マリアさまのように子どもに接してって。よほどの環境が整っている人以外、やっぱり無理なんじゃないかしら。だから落ち込むことって、ないのですよ。

昔は子育てする上で、たくさんの手がありました。親の他におじいちゃん、おばあちゃん、ご近所の方などなどなど。だからお母さんだって、たったひとりで奮闘するってことは少なかったんですよ。でも今は核家族化が進んでいるし、手なんてないない。だからどーんと構えましょう。

 

わたしは子育てしている時期、近所の他人のおじちゃん、おばちゃんたちに随分助けてもらいました。だってわたしたちの業界は、1月4日からお仕事始まるけど、学童保育ってそんなに早くにやっていません。まさに「ギャー困ったぁー」の状態。そこでご近所の方々に手伝っていただいたんです。

具体的にはわたしが仕事で学童とかを利用できないときに、預かっていただいたり、小児科のクリニックに連れて行ってもらったり。

親族でもないのに、どうやってそんなことができたの?と聞かれて、当時のことを思い出してみました。

 

最初は挨拶からだったと思います。ご近所の方だろうなあ~なんて思ったので、会う人会う人「おはようございます」とか「こんにちは」って声かけていました。返事してくれない方もいらっしゃったけど、そんなことは関係ありません。とりあえず出会った人に、わたしは挨拶をする、これを繰り返していただんです。

 

そのうち顔を認識してくれたりすると、挨拶以外にでも「インフルエンザの注射しました?」とか「花粉飛びだしましたね」なんて、何気ない言葉を交わせるようになり、そしていつしか世間話ができるようになりました。

 

個人差がありますが、立ち止まってきちんと会話できるようになるまでに、そう時間はかかりませんでした。

 

こうなるとしめたもの(笑)。

まずはこちらがお役に立てるように頑張るのです。「おでん作ったのですが、たくさん作り過ぎたので召し上がっていただけませんか? そうでないと息子にまた?って言われちゃうんです」なんて言って、おでんを託ける。そこで喜んでもらえたら、休みの日にせっせと料理して、やれちらし寿司だの、やれ巻きずしだの、やれカレーだのって配りまくりました。持っていったついでに、電球を変えてあげたこともあります。まず先にお役に立っておく。そうするといざと言うときに「助けてぇ~」とさえ言えば、鍋ごと息子を預かってもらうことができたのです。

 

いきなり子どもを預かってもらおうとか、そんなこと無理ですなんて決めつけももったいない。まずは「あいさつ」してみましょう。明るく挨拶されて不快になる人って、いないと思いますよ。わたしの記憶では、皆さん嬉しそうな顔して、挨拶を返してくれましたよ。

 

そうやってご近所の方々にお世話になりましたが、その方たちが認知症になって老人ホームに入所されたりしたら、息子とホームに顔出しに行っていました。世の中って、順繰りなんですよ。できることをお互いがしていけばいいのです。

 

そして子どもに辛く当たってしまったら、家事をストップして寝る! 疲れているんです。埃で人は死にません。悩んだり落ち込んだりしている時間あれば、寝る! 元気になれば、人は優しくできますよ。ママは元気でいれば、それで十分。あとはオマケです。

 

 

プロフィール

太田垣 章子(おおたがき あやこ)さん
章司法書士事務所代表 http://www.ohtagaki.jp

専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。
自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。
皆さんからのご質問お待ちしております。