あやちゃん先生の正しい離婚相談室⑧~シンママの恋愛って難しいですか?

 

Q:シンママの恋愛って難しいですか?

 

A:シンママだって恋愛したいですよね。当然です!

 

ただそこで気になるのが、お子さんのこと。これはいろんなケースが考えられますね。たとえばパパの記憶があるとか定期的に会っているお子さんと、パパの記憶がないとか交流がないお子さんだと違うと思います。また男女の差もあるし、年齢も重要ですよね。小さな間はあまり問題にはなりませんが、思春期頃になると反発してしまうお子さんもいるかもしれません。お子さんの性格にもよるので、「シンママだから恋愛は……」と最初から否定的に決めつけることはないですよ。いろいろ辛いこともある中で、支えてくれる人がいるって素敵なことですから。

 

それよりも!

 

いちばん大切なことは、ママがお子さんたちのことをいちばんに考えているってことを、子どもたちが感じられるかどうかだと思うのです。これは恋愛に限りませんが、お子さんと一緒にいるのにママがスマホばかり見ているとか、ちょっと残念ですよね。お子さんはどうしてもママの気が引きたい、でもママはスマホをいじっている。だからちょっと悪さをしてみる、ママに怒られる、こんなパターンありませんか?

 

傍から見ていると、もうちょっとお子さんに構ってあげていてもいいのになって思ってしまいます。一方でママも彼とやりとりしたいですよね。その気持ち、とてもよく分かります!

 

でも先輩シンママの意見として、聞いておいてくださいね。

 

子育ての期間って、それはそれは短いのです。

 

真っ最中だと仕事と育児と家事で時間に追われ、その大変さが永遠に続くような気になってしまいます。でも介護の世界とは違って、子どもは成長して自立していくので期間限定なのです。その貴重な時間だからこそ、お子さんとの世界を大切にして欲しいなとも思います。だからね、ひとつの提案として聞いていただきたいのですが、ママ時間と恋愛時間、分けるのもいいかなと思います。

 

たとえばお子さんが起きている間は、しっかり向き合ってあげる。寝静まって初めて恋愛時間、スマホをチェック!

 

「返事遅くなったら嫌われないかしら」

 

そんなことはないですよ。お子さんがいること分かっていて、それでも貴女のことが好きなお相手なのですもの。子育てに一生懸命になっている姿って、男性からしても「いいな」って思ってもらえるはずでしょう? お子さんそっちのけで恋愛に走っているママより、ずっと魅力的に感じるはずです。むしろそう思ってくれないお相手なら、恋愛もうまくいかないんじゃないかしら。お子さんよりも自分をという男性は、シンママの大切なお子さんに虐待してしまうようなタイプかもしれません。だから貴女を大切に思う気持ちのある人は、必ずお子さんも同じように大切にしてくれる、ということ忘れないでくださいね。

 

男の子と女の子のふたりのママが、今年53歳で再婚したのです。なんと恋愛期間15年。彼女のお子さんは、27歳と24歳になっていました。再婚を勧めたのは、他でもないお子さんたちだったのです。

 

知り合ったときには、上のお兄ちゃんが12歳。思春期ど真ん中だったので、お子さんたちには内緒でお付き合いスタート。それでも思春期の男の子の思考回路をレクチャーしてもらい、彼には陰から子育てをサポートしてもらったそうです。

 

その後もふたりは、常に彼女のお子さんのことをいちばんに考え、愛を深めていきました。お子さんたちに彼の存在を伝えたのは、下のお嬢さんが大学生になってから。「何となく分かっていたよ」と言いつつも、お子さんたちは快く彼を受け入れてくれたそうです。

 

そこから一緒には住まないものの、子どもたちを含めた付き合いに。節目節目には一緒に行動し、傍からすれば4人家族のように見えていたに違いありません。

 

そうして下の女の子が社会人になった頃、「そろそろ結婚すれば」とお子さんたちから声がかかりました。

 

ゆっくりだけど着実に愛を積み重ねていった大人の恋。素敵だと思いませんか?

 

またこんなご相談もありました。

 

小さなお子さん3人を抱えたシンママ。日々のお仕事でへとへとになる中、まだ就学前のお子さん3人との生活で大変さはマックス。疲れきっていたところに、ふと知り合った男性と言葉を交わすように。

 

疲れきった心を受け止めてくれる気がして、急速に発展していきました。なにせこちらは小さな子どもが3人。ママだけがデートする訳にはいきません。助走期間もなく、いきなり子どもを交えての交際となりました。

 

子どもたちも「パパ」と呼ぶようになった頃、男性が既婚者であることが判明。奥さんも加わって、泥沼にもつれ込んでしまいます。

 

結局男性は奥さんと元の関係に。彼女は慰謝料を請求され、子どもたちから「パパ」は存在が消えてしまいました。

 

誰かを頼りたくなる気持ち、痛いほど分かります。でもその気持ちが先行してしまうと、こういうケースも世の中にはあるのです。

 

お子さんもそしてご自身も大切にしつつ、素適な恋愛が心の支えになればいいですね。

 

プロフィール

太田垣 章子(おおたがき あやこ)さん
章司法書士事務所代表 http://www.ohtagaki.jp

専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。
自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。
皆さんからのご質問お待ちしております。