あやちゃん先生の正しい離婚相談室

あやちゃん先生の正しい離婚相談室29 自殺者が増えていますが、子どもを置いてだなんて考えられません

太田垣章子

Q:自殺者が増えていますが、子どもを置いてだなんて考えられません

A:「母は強し」ですね。でも誰しもが、「お母さん」というだけで強くいられるでしょうか。お母さんって、強いからお母さんになるんじゃなくて、少しずつ筋トレのように子育てで鍛えられてきて強くなってくるんですよね。そう考えると、「お母さん=強い」はあり得ないですよね。

もちろん自分に絶対的に守るべき存在がある、そう思うと強くなれるものです。だけどそれで片づけてはいけないような気がします。だって人間ですもの。さらにさまざまなプレッシャーがかかれば、追い詰められて、自分を見失って、そして最後には何も考えられなくなって死を選んでしまうってこと、あると思います。だからこそね、声を大にして言いたいのです。「絶対に抱え込まないで」と。

このコロナで職を失った人、職に不安を抱えている人、いらっしゃると思います。でもこの日本なら、絶対になんとかなる! 世界中でいちばん生活保護などのサポートがあると思います。だって仮に自分はそれほど税金を納めてきていなくても、生活保護費だけで生きていける額が支給されるのですから。

もちろん何しがたの縛りはあるかもしれません。でも最悪、生活保護を受給すればなんとかなる、そう思えることで肩の荷がおりませんか?

離婚して働きながら息子育てながら司法書士の勉強をしていた頃、生活費はカツカツだったし、睡眠時間削って勉強しても結果は出ないし、体は鉛のように重たくて、希望や夢を抱く余裕なんてありませんでした。

私に余裕がないから、息子は悪さをしてしまう。私と一緒にいる時間が短いから、息子は私にべったりになる。だから私も時間が取られてしまい、ますます余裕がなくなって、しんどい生活でした。ほんの一押し誰かにされたら、そこで全てが終わってしまうほど、追い詰められていたと思うのです。

でもそんなときに限って、保育所の先生からは「お母さんの愛情が欲しいのよね」そう言われてしまって、途方に暮れたことを覚えています。ちゃんとしてるじゃない、掃除だって料理だってちゃんとやってる、手抜きなんてしていない、仕事もして、これ以上できないほど睡眠時間削って勉強して、でもこれって息子への絶対的な愛情があるからこそ成せる業。もし独り身だったら、こんなこと絶対にしないし、できない! なのにそれって「愛情不足」ってこと? これ以上どうすれば……。どんどん追い詰められていきました。

あそこでもう一押しあったら、自分でもどうなっていたか自信がありません。だって小さな子どもがいるのに、信号待ちで「車が突っ込んできてくれたらいいのにな」そう真剣に思っていたのですから。自分で手を下さないだけで、最愛の息子がいるのに死んだら楽になる、そう思っていたのですから。人はそんなに強くはありません。だからこそ自分を追い詰めないで欲しいのです。

コロナ禍からのこの先、日本が、世界が、経済がどうなっていくか分かりません。分からないからシンママはとても心配になるかもしれません。仕事を失うんじゃないか。自分だけならいざ知らず、子どもを守ってやれるのか……そう不安に思ってしまうかもしれません。でも思い出して欲しいのです。日本には生活保護という制度があるということを。

大丈夫、例え不況になっても命までは取られません! 開き直って生活保護を受給すれば、生きてはいけます。弱ったら暫く受給して、元気を、エネルギーをチャージして、そこからまた歩めばいいんです。そんな最後の砦がある、というだけでホッとしませんか?

シンママは基本とてもとても真面目なんです。だから自分を追い詰めてしまう傾向にあります。離婚した負い目を子どもに感じてしまい、自分が頑張らなきゃ、そう思ってしまうのです。大丈夫、もうすでに十分頑張っているんです。これ以上頑張らなくていいんだよ、そう言ってあげたいです。

人は考えると、良いことより悪いように悪いように考えてしまいがちです。心配しても何も変わりません。最後の腹のくくりは「砦がある」のですから、どぉ~んと構えていればいいんです。

目の前のことをひとつひとつ。そして子どもが求めていることは、ただひとつ。それはお母さんの笑顔です。おかずが少なくても、新しい洋服がなくても、お母さんが笑っていたら、子どもは幸せなんです。

自分を追い詰めず、一人で抱え込むのは止めましょうね。いいことなんて、何ひとつないですよ! とにかく誰かに話す、「助けて」とSOSを出す、「こんなことで悩んでる」って口に出す、それができないなら楽しくなる歌を口ずさむ。私はいつも「ドラえもん」の歌を口ずさんでいました。いまだにしんどいとき、歌っている気がします(笑)。

なんとかなります! 皆で乗り越えていきましょうね。明けない夜はありません。

プロフィール

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太田垣 章子(おおたがき あやこ)さん
章司法書士事務所代表 http://www.ohtagaki.jp

専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。
自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。
皆さんからのご質問お待ちしております。

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カテゴリ:あやちゃん先生の正しい離婚相談室

太田垣章子
章司法書士事務所代表 専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。 自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。 皆さんからのご質問お待ちしております。

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