あやちゃん先生の正しい離婚相談室

あやちゃん先生の正しい離婚相談室26 養育費が払われるか心配です

Q:養育費が払われるか心配です

A:それはそうですよね。離婚したいけど、相手が親としての責任を果たしてくれるのか、とても不安になるのは分かります。だって今までのシンママのうち、養育費をストレスなくもらえているのは、たぶん2割もいないんじゃないかしら。

そもそもDVで離婚したい場合は、命を守ることが大切で、養育費の話し合いなんてできないもの。ちゃんと話し合えたとしても口約束の人も多いですよね。そうなると極端な話、連絡先が分からなくなったら催促もできなくなってしまう。

公正証書で養育費のことを取り交わしている人って、どれくらいのパーセントなんでしょうね。私の体感的には3割くらいじゃないかなと感じています。

裁判で養育費の取り決めをした、公正証書で養育費の取り決めをした、こういう人たちは、口約束よりずっと安心ですね。でもね……残念ながらそれでも万全じゃないの。実は私も裁判で養育費の取り決めをしたのに、払われたのは最初の数年でした。その間も何度も督促してもらって、やっと支払われるって感じ。情けない話です。

取り決めをしたからといって、自動的に支払われるとか、相手から取って来てくれるわけじゃないんですよ、残念ながら。その強制執行をしていいよという「債務名義」をもって、わざわざ強制執行申し立てなきゃいけないんです。

これって自分でできる人って少ないだろうから、弁護士とか誰かに依頼しなきゃいけない、そうしたら取れなくても費用かかる。万が一取れなかったら、今でさえお金なくて大変なのに費用持ち出しになっちゃう……そう考えたら手続きできないって人、たくさんいると思うんです。実際当時の私はそうでした。

月5万円の養育費。1年払われなかったら60万。これを弁護士に依頼したら、着手金と回収できたらの成功報酬。全額回収されたとしても、手元にはいくら? もし回収できなくても着手金は払わなきゃいけなくて、とてもじゃないけどできませんでした。

一緒に住んでいたら「お金ないから」と子どもにご飯を食べさせないってあり得ないけど、離婚して「お金ないから」で養育費払わないのは、食べさせないことと同じ。これ虐待でしょう?

山下前法務大臣とお会いしたとき、「養育費は絶対に許しちゃダメだ」って熱く語ってくれました。元検事なので「悪は許さない」という思想なのでしょう。

そのとき、自分の経験も含め、どれだけシンママが経済的に追い詰められているのかということを伝えました。執行お願いする費用だってないんですって。だから国が強制的に取って来てくれるくらいの改革してくださいってお願いしました。だってこの苦しさ、経験した者じゃないとわからないですよね。

シンママで経済的に余裕ある人は少ないと思います。スーパー行っても、まず値段見て100円超えたら躊躇してしまう。スナック菓子買うくらいなら、豆腐買うわ、肉買うわって思っていました。そんな生活の中での数万円。もぉ、それが命綱ですよ。でもそもそも入るべきものが入らないストレス。これ半端ないです。

だって……

養育費すら払わない男と結婚したんだ…

そんな情けなさが頭の中をぐるぐるして、泣くに泣けなくて、でも生活苦しくて、ほんとつらくてつらくて。

いま国は養育費のこと、動き出そうとしています。本当はご意見番で入れて欲しかったけど(笑)、でも審議は進められています。養育費支払いの保証もちらちらでてきました。前ZOZOの前澤友作さんも新会社設立して、養育費保証を始められました。

世の中変わります! 養育費が当たり前のように支払われるように、ひとりでも多くの人たちが声を上げていきましょう。

誰かに関心持ってもらえたら、大きな岩も動かすことができます。ブログでもなんでもいいです。皆で声を上げていきましょう! 国の養育費に関する動き、注視していきたいと思います。

プロフィール

太田垣 章子(おおたがき あやこ)さん
章司法書士事務所代表 http://www.ohtagaki.jp

専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。
自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。
皆さんからのご質問お待ちしております。

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カテゴリ:あやちゃん先生の正しい離婚相談室

章司法書士事務所代表 専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。 自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。 皆さんからのご質問お待ちしております。

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