あやちゃん先生の正しい離婚相談室

あやちゃん先生の正しい離婚相談室⑳シンママはお部屋を借りづらいですか?

太田垣章子

Q:シンママはお部屋を借りづらいですか?

A:正直そういう傾向はあります。私自身も正社員で働いていましたが(給与は安かったけど)、お部屋を借りるのに断られたことは一度や二度ではありません。性格的にも「ご飯食べなくても払うものは払う」という性格なので、私の人生で「滞納」という経験は未だかつて一度もないのですが、それでも断られました。

途方に暮れました。どうして?って。ひとり親は年収は低いけど、ちゃんと働いているのだし、それは年収が低い男性も同じこと。むしろ子どもがいるのだから余計にがんばるだろう、評価が上がるとさえ思っていました。でも現実は違いました。

子どもがいるから、あまり治安の悪いところは住みたくない。保育所も整備されている所がいい。それなりに自分で調べて、そのエリアで探していたのですが、ダメです。もちろん家賃の高額物件じゃないですよ。ぎりぎりこれなら払えるなって自分が判断した物件です。でもダメでした。

悲しいというか情けないというか、30歳過ぎてちゃんと働いて、それでも部屋を借りられない、こんなことがあるんだとショックでした。何件回ったでしょう。当時は今のようなサイトから探すというよりは、不動産会社に出向いて探していたので、休みの日には貸してくれそうなところを何件も回っていました。

「誰が住むの?」

「私と息子です」

「母子家庭?」

「はい」

「う~ん、うちでは母子家庭に貸せる物件、取り扱いないね」

こんなやりとりを何回したでしょうか。努力で何とかなるものなら、がんばります。でも今現在、母子家庭という事実を変えることはできません。どうしようもない、持って行き場のない、なんとも言えない気持ち、20年経った今でも当時のことを思い出すと涙してしまいます。それくらいショックだったのです!

さて今はどうでしょうか? やはり借りにくい現状は変わっていないと思います。その中でどうしたらいいか。私なりに考えてみました。

家主側は問題をおこされたくないのです。何か事件にでもなれば、と心配しているのです(ひとり親だから事件になるなんてことないのに)。だから借りる側が「私は大丈夫です」自己PR文を書いておいて、家主側を安心させてあげることも得策です。

たとえば、

家計簿も毎月つけていて、お金にはきちんとしています

きれい好きなので、家主さんからお借りしたお部屋を大切に使います

親も近所に住んでいて、何かあれば手伝ってもらえます

会社がひとり親に対して理解があって、働きやすい環境でお仕事しています

子どもの環境を変えたくないので、長期で住める部屋を探しています

もしよろしければ面接してください

何でもいいと思うのです。自分のことを売り込む。そんな熱意を自分から示せば、家主側も安心できるのではないでしょうか。自分が借りられなかったときには視野が30センチになっていて、こんなこと思いも付きませんでした。でも今はたくさんの家主や管理会社とお付き合いするようになり、彼らが何を望んでいるのかを知る立場になりました。

こちらからどんどん安心させてあげましょう。「大丈夫です」というメッセージをこちらから発信すれば、貸す側も不安を払拭できるはずです。

問題がなく入れ替えなく長期で住んでくれる入居者が、いちばん家主側にとって良い入居者です。滞納したら長期では住んでもらえません。借りる側も長く住みたい!とアピールすれば、とても安心してくれると思います。

借りられない、これは悲しいことです。でもそこを嘆いても、結果は変わりません。とにかく貸してもらえるためには何が必要か、そんなことを自分なりに考えて行動することも、これからシンママとして生きていくためには必要なことかもしれませんね。



プロフィール

太田垣 章子(おおたがき あやこ)さん
章司法書士事務所代表 http://www.ohtagaki.jp

専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。
自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。
皆さんからのご質問お待ちしております。



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カテゴリ:あやちゃん先生の正しい離婚相談室

太田垣章子
章司法書士事務所代表 専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。 自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。 皆さんからのご質問お待ちしております。

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