あやちゃん先生の正しい離婚相談室⑪~とにかく夫がイヤなんです。離婚したいんです。

 

Q:とにかく夫がイヤなんです。離婚したいんです。

 

A:「男は頭で考えるけど、女は子宮で考える」ってよく言われるじゃないですか。これってある意味妙を得ているというか、「わかるぅ~」ってなりませんか?

 

つまり男性は理性で物事を考えるけど、女性は本能(直感)で判断するってこと。わたしなんて、このまんまですね(笑)

 

女性ってってステレオタイプに言ってしまうのもちょっと抵抗感感じますが、でも大概は過去のこと忘れないのですよ。イヤなことがあって、今のケンカに「あの時も同じだった!」って引っ張り出してくる。でも男性からすると「いったいいつまであの事を責め続けられるのか」ってげんなりしちゃうんですよね。

 

嫌だなあ~って思っていて、それがどんどん蓄積されてきて、そして爆発してしまうか「もうとにかくイヤ!」「何だかよく分からないけど、イヤなものはイヤ」ってことになってしまうのです。

 

でもこれって絶対にもったいない!

 

じゃ、どうすればいいのかってことですが、離婚とかに限らず、きちんと伝えるというスキルを学ぶといいですね。同じことでも伝え方が上手な人とそうでない人では、人生大きく違うと思うのですよ。

 

たとえば旦那さんに「〇〇なところがイヤ」ってストレートに伝えるのと、「少しでも良い方に工夫していきたいから、お互いできる、できない、って話し合っていかない?」って言うのとでは雲泥の差。

 

できないって言われて初めて、次はそれを自分が受け入れられるのか、られないのか。もし「こうしたら」受け入れられると許容範囲があるのなら、それが現実可能かどうかって考えていけばいい。

 

これって男だから女だからっていう能力の話じゃなくて、単にスキルの問題なんだと思うのですよ。仕事していてもこのスキルが低い人もいるし、高い人は、人を気持ちよく動かせるので逆に無用なストレスも感じない。だとしたらこのスキルを学んだ方が、絶対的にお得ですよね。

 

最近、「妻のトリセツ」やら「女の取扱説明書」やら、男女の脳科学の本が売れていますが、これってやっぱり「(相手が)分からん!」って多くの人が思っているということですよね。

でもそんな男女の脳の違いに翻弄される中で、せっかく縁があって結婚したのに離婚だなんて、悲しすぎるじゃないですか。

 

まずは「何だかよく分からないけど、もうイヤなものはイヤぁ~」というまま離婚の話を進めるのだけは止めましょうね。離婚するときは、お相手に対して「やることはすべてやった、でも別々に生きることを選択した」とかDVとか、これ以上改善の余地はないってところまで突き抜けてから決断したいですよね。

 

伝え方って、とても難しい。わたしも日々悩みます(スタッフに対してとか、仕事のクライアントに対しても)。でもこれは練習を重ねていけば、必ずクリアできる問題。まずはこの技を習得していきましょう! 仮に離婚したとしても、次の恋愛に活かせるのだから、習得せずにいられるか!ってことですよね(苦笑)。

 

もともと男性はプライド高き生き物。頭ごなしに意見をぶつけられても、必ず反撃してきます。そうなると炎上必至。気持ちよく伝えるのは「面倒だなあ」と思っても、「お願い」スタイルがいいようです。

 

たとえば自分があることで悲しかった、辛かったと思ったなら「お願いがあるんだけど」と切り出し、こう感じた、辛かったと嫌味っぽさはなく伝えて(ここがポイント)、その上で「こうしてくれると嬉しい」と具体的に伝えてみる。嫌味っぽく辛かった原因を伝えると、それは「責めている」ことと同じになるので、あくまでもさらりと!

 

そうすると相手も「えっ、そんなことで?」と思いつつも、具体的な方法まで伝授してくれているのだから対応してくれるはずなのですよね。

 

女性の「分かってよ」とか「察してよ」は、残念ながら男性には通用しません。その違いから夫婦に溝ができてしまうなんて、こんな悲しいことはないでしょう? だからきちんと伝える。そして自分がして欲しいやり方もお願いする。それが「できる」か「できない」かも話し合ってみる。お相手にしても、言われたからといってそれができるとは限らない。だから話し合って、互いに折衷案を探っていくのです。

 

離婚のご相談を受けると、もうちょっと工夫したら離婚せずにいられるのでは?と思うこが多いのです。その理由は、やっぱり離婚の原因が精査されていないってこと。要は「何だかよく分からないけれど、イヤなんです」ってことです。「イヤだな」と思ったら、あれもこれもってなっていって、頭の中は離婚まっしぐらになってしまってる。そこは深呼吸しましょう。そして自分がイヤだと思っていることを書きだして、「どうして欲しいのか」も自分と向き合って、そしてそれを上手に伝える。離婚を回避する、次の恋愛に活かす、どちらにしても女性にとって必要なスキル、女を堪能するためにも身につけていきましょうね。

 

プロフィール

太田垣 章子(おおたがき あやこ)さん
章司法書士事務所代表 http://www.ohtagaki.jp

専業主婦で子どもを出産直後に離婚を決意。生後6ヶ月の子どもをつれて実家に出戻り。そこから働きながら子育てしながら勉強して、平成13年、司法書士試験に合格。苦節6年、極貧生活での受験時代でした。
自身の経験から、離婚相談もたくさん受けています。法的な部分だけではなく、心に寄り添ったサポートを心がけ、依頼者の方が元気に前を向いてくれるよう日々がんばっています。頼られるとがんばっちゃうタイプ。どんどんご質問くださいね。法的なことに限らず、何でも大丈夫ですよ。
皆さんからのご質問お待ちしております。