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「面会交流」元夫と関わりたくない…そんなときは第三者機関の利用を 〜共同養育コンサルタントしばはし 聡子コラム〜

シンママStyle編集部

 

子連れ離婚の際に決めることというと、なにを思い浮かべますか。親権、養育費は真っ先に出て来やすいですが、もう一つ子どもにとって大事な取り決め、それは「面会交流」です。

 

頻度や時間など取り決めはさまざまですし、なかには取り決めをせずに離婚しているご家庭もありますが、面会交流は離婚しても子どもが両親から愛情を受けて育つための大切な権利です。しかしながら、こじれた元夫と離婚後も連絡を取らなくてはいけないのか…、と離婚前から腰が引けている方もいるのではないでしょうか。

 

子どもが嫌がっているから会わせたくない、再婚することを考えると今のうちに父親との関係を終わらせたい、元夫には会わせるのは子どもにとってよくないことだ、などというママもいるかもしれません。

 

または、子どものために会わせるつもりがあったり会わせなくてはいけないとは思っていても、場所や日時をメールのやりとりをするだけで揉めることが目に見えて、後ろ向きになってしまうというママもいるでしょう。

 

離婚をして夫婦において夫ではなくなっても、子どもにとっては父親であることは変わりません。本来は、離婚前に夫婦の感情と親子関係を切り分け、離婚後の親同士の関係の再構築をめざすことが大切ですが、離婚するほどの不仲なのですから、どうしてもやりとりすることが難しいこともありえますよね。

 

そんな時、面会交流の仲介のサポートしてくれる「第三者機関」というサポート機関があるのをご存知ですか。どのような機関でどのようなサポートをしてくれるのかみていきましょう。

 

◾️第三者機関ってなぁに

第三者機関とは、面会交流を行うための日程や場所などの調整仲介、当日のお子さんの引き受け渡し仲介や付き添いなどを仲介業務を行う支援機関のことで、まさに第三者的な仲介の役割をしてくれます。

 

現在、全国各地に支援団体が増えつつあるものの、まだ足りていないのも現状です。

 

<参考>

「面会交流.com」面会交流支援団体(日本ファミリービジテーションセンターHPより)

http://menkaikouryu.fvsnet.org/map.html

 

どうしても相手と関わることが困難なときに、無理して続かなくなったり子どもと会わせることをやめてしまうよりは、費用はかかりますが、サポートを利用しながら徐々に慣れていくのもよいでしょう。

 

◾️どんな仲介をしてくれるの?

団体によってサポート内容は様々ですが、主に以下のような3つの内容があります。

 

(1)日程・場所の調整の仲介

日時・場所・伝達事項等など事前調整を、支援者がメール等を使用して仲介します。

元夫から直接メールが来ると、恐怖心や嫌悪感がよみがえるというママにとっては、仲介を通すことで、元夫からメールが届くことがなく、ワンクッションあることで気持ち的に楽になることも。

 

また、第三者が入ることで、お互い感情的になりにくく、やりとりして揉めることもなくなり、面会交流に対するストレスも軽減されます。

面会交流以外の内容も仲介してくれる団体もあります。

 

(2)当日の現場での引き受け渡し

元夫の顔を見ることや会話をすることが困難な場合、支援者が当日お子さんの引き受け渡しの仲介を行います。

待ち合わせ時間や場所をずらし、元夫と距離差や時間差をつくることによって直接顔を合わせずにに済みます。

子どもがひとりで父親のところへ行けない年代の場合は、安心して父親の元へ連れて行くことや戻って来ることができるので安心です。

 

(3)当日の現場での付き添い

元夫と顔を合わせたくない、さらには、子どもと父親を二人きりにするのが心配…という時のために、支援者が現場で付き添います。

子どもの様子や父親の子どもに対する対応などを支援者から聞くこともできます。また、時間を守らないのでは?このまま戻ってこなかったら…という不安も軽減できます。

 

◾️いずれは第三者機関を卒業して親同士で

これらのサポートは、夫婦関係が破綻しどうしても直接関わることができない場合でも、親子関係を途切れさせないための支援です。年単位で利用すれば費用もかかりますし頼りっきりになってしまいます。

 

子どものために親同士の関係は続くことに慣れていくためにも、いずれはサポートなしで親同士でやりとりができるようになることを前提で利用するとよいですね。

 

例えば、付き添い支援から始めた場合は、引き受け渡しを経て、連絡仲介に移行し、いずれは直接やりとりできるようになることが理想的です。

 

本来、面会交流は親子での交流を深めるためのものであり、第三者はいないに越したことはありません。最初のきっかけづくりとして利用するのは有効ですが、お子さんが心から安心して楽しめるように、少しずつお互いが冷静に親同士として歩み寄る努力していくことも大事ですね。

 

<執筆者>

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント しばはし聡子

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談や講演・執筆活動中。http://www.rimusubi.com/

 

 

 

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カテゴリ:しばはし聡子コラム

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