• HOME
  • しばはし聡子コラム
  • シングルマザー向け面会交流アンケートに飛び交う意見! 子どもと離れて暮らすパパたちの座談会

しばはし聡子コラム

シングルマザー向け面会交流アンケートに飛び交う意見! 子どもと離れて暮らすパパたちの座談会

しばはし聡子

みなさんこんにちは。離婚後も両親で子育てをする「共同養育」普及に向けた活動をしている一般社団法人りむすび、しばはし聡子です。

りむすびでは、子どもと一緒に住むパパママと、子どもと離れて暮らすパパママが集うコミュニティを運営しており、共同養育実践に向けてお互いの相互理解を深めています。

今回、りむすびで「面会交流を実施しているシングルマザー向け面会交流アンケート」を実施しました。「面会交流をどんな気持ちで実施している?」「元パートナーへの要望は?」「面会交流の間に何をしている?」など、シングルマザーの生の声を集約しています。

この度、子どもと離れて暮らすパパたちがこのアンケートを読んでどう感じたかを調査すべく座談会を開催しました。参加したのは、子どもと離れて暮らすパパ10名、共同養育を実践しているママ2名、シングルマザーの実態に関心のある女性1名。アンケートの内容とパパたちの感想をいくつかご紹介しますね。

アンケート調査結果はこちらです。

■面会交流をどんな気持ちで実施していますか。

<パパたちの意見・感想>

・面会交流を実施しているママを対象にしたアンケートにしたにも関わらず、義務感やイヤイヤの比率が約半分とは、比率が高くて悲しい気持ちになりました。
・私は面会交流が絶たれているので、私の元妻のような面会交流を実施していないママも含めて調査したら、もっと厳しい結果になるでしょう。
・イヤイヤでも会わせている人はすごいと思います。
・最初から前向きだったのか、最初はイヤイヤだったけど前向きになれたのかも知りたいです。変化をした人がいると希望になります。
・面会交流に後ろ向きなママの環境がどのようなものか興味があります。前向きになれる環境が近くにあれば違ってくるんだろうと思いました。
・コロナ禍、オンラインでの面会交流も断られ、写真を送ると聞いたもののまだ届いていない自分の妻と重なりました。

■面会交流の間、あなたは主にどんなことをして過ごしていますか。

<アンケートその他の意見>

・映画や買い物など一人時間を満喫
・ヘアサロン
・日用品の買い物などの用事
・一人ランチやお茶
・新しいパートナーとデート
・遠くから様子見している
・第三者機関の指定場所で待機など

<パパたちの意見・感想>

・家事や仕事、面会交流の同行など、楽しんでいる人が少ないと感じました。
・一人の時間を楽しめたら、もっと前向きになるのではないでしょう。
・自由な時間を手に入れるために、どんどん面会交流を増やしてくれたら嬉しいですね。
・面会交流中は自由で楽しい自分の時間という認識が広まればいいと思いました。
・面会交流している間は子どものことが心配で、楽しむ余裕がないママの気持ちも分からなくもないですね。

■面会交流において元パートナーへ主にどんな要望がありますか。

<アンケートその他の意見>

・限られた時間の中で、父と子の楽しい時間を過ごしてほしい
・子どもに平等に接してほしい、面会時間目いっぱい子どもと楽しんで過ごしてほしい
・楽しく会ってもらえるのはいいけれど、こちらの生活に入り込まないでほしい
・いつも受け身で何も決めない。少しは自分で考えてほしい
・自分の要望や都合を押し付けないでほしい
・子どもに母親の悪口を言わないでほしい
・子どもの体調などを思いやってほしい
・事務的なことや金銭的なことは子どもを通さずにこちらに聞いてほしい
・送迎など協力してほしい
・時間を守ってほしい
・余計な教育をしないでほしい など

<パパたちの意見・感想>

・地雷を踏みたくないのでとても参考になります。これをされると困るという具体的な例をもっと知りたいです。
・子どもが面会交流のときに母親の話題を出してきます。どこまで何を伝えていいのか分からないので、今の状況を子どもにどのように説明しているのかを知りたいです。
・できれば要望は直接伝えてほしいです。
・余計な教育とは具体的にどんなことなのでしょう。とても気になるところです。
・コロナの影響で休校も長引くなか、自分が子どもと接点を持てていたらどれだけいろんなことをしてあげられるだろうかと考えると、無念と怒りの気持ちが湧いてきます。
・面会交流は子どものためというのも分かるけれど、もっと素直に、僕が子どもに会いたいんだよ、と声をあげたっていいじゃないかと感じました。

■別れた後も両親で子育てする「共同養育」をどのように思いますか。

<アンケートでの主な賛成意見>

・どのような形の親であっても、子どもにとっては親であることは変わりない。子どもと関わることでお互い成長し、子どもも愛情を感じ満たされる、親も必要とされて満たされていく。絶対に共同養育はマストだと思う。
・とてもいいことだと思う。義務感であってもならないし、会うことに対して子どもたちに気を使わせてもならないと感じている。共に力を合わせる意識が大切だと思います。
・片親だと、どうしても偏ってしまったり詰まってしまうと思う。親として子育てに助けてほしく関わってほしいと思う。
・2人で作って生まれた子どもたちを共同で養育するという考えはいいと思う。離れて暮らしたら、思いやりや愛情も薄れてしまうというのは変だと思う。
・子どもにとって母親父親は変わらないはず。だけど父親として責任を果たせない人もいる。なので、共同養育ができることは幸せだと思う。
・子どもに対して虐待の恐れがなく、子ども自身も会いたければ賛成です。母の余暇時間の充実も大事にしたいとの思いもあります。

<アンケートでの主な慎重・反対意見>

・それぞれの家庭で選べるようになるべき。
・円満離婚を選んだ両者ならいいと思うが、そうでない場合精神的負担が大きすぎる。
・必ずしも皆に必要だとは思えません。安心して預けられるように第三者の介入やサポートがほしいです。
・離婚の経緯もそれぞれなので意見するのが難しいですが、私は無理があると思います。それができるのなら離婚していません。子どもたちも「離婚しなければよかったのに」と思うでしょう。
・不安と恐怖を感じる。共同で物事が進められない関係になったから離婚をした。その相手と、共同養育…離婚という選択肢を選び、自立した生活・安心して過ごせる環境を得たのに、また相手に 振り回されることになる。
・いらないと思います。とくにDVやモラハラで離婚した場合は共同養育なんてありえないです。
・養育方針に違いがあると子どもが混乱する。または、どちらかではワガママを言ったり乱暴になるなど、よくない面が懸念される。

<パパたちの意見・感想>

・賛成の人は子ども目線の意見が多く、反対の人たちは自分の感情目線の人が多いと感じました。子ども目線になることが必要だと思います。
・以前は攻撃的に妻を責めていた立場だったので、当時読んだら怒りがこみ上げていたと思いますが、今は穏やかな気持ちで読めています。自分の変化を感じます。
・この気持ちを子どもに伝えているのかが気になるところです。
・共同養育自体はいいことだけど自分はできないという意見は、まさに自分の妻もそう思っているんだろうと感じました。
・慎重・反対意見を読んでいると、本人自身がつらそうに感じました。
・離婚をして切り捨てることで幸せになろうとするのはラクなようでしんどいように思います。怒りや恨み、新たな争いにもなると思います。
・共同養育が自然にできる社会になるよう、現在の認識、常識、普通、当たり前などなどに囚われるのではなく、もっとラクに自由に生きてもよいと思います。

離婚を通して元妻さんへの感謝の気持ちを語っているパパの声も。

・離婚を機に見つめ直し、家族の大切さに気付きました。当時はできなかった対応が今ならできると思います。
・離婚をしても同じ子どもの親同士。夫婦としては離婚を選んだけれど、子どもの親としての関係は修復的なものにしていきたいし、できる限り元妻に協力したいです。
・面会交流で会う子どもの笑顔で元妻の頑張りがよく分かります。元妻に感謝しています。
こんな風に言われたら、気持ちがほぐれてきますね。

■共同養育を実践しているママからの感想

・面会交流中に済ませたい家事や用事もあるのですが、差し迫っていなければ後回しにしてしまい、自分が楽しめる時間にしちゃおう的な割り切りができると、肩の力も抜けて心軽やかになり、面会交流がありがたく感じるようになり、「共同養育いいかも」といった流れになるのではないかと思います。
・過去は過去、憎しみの感情は捨て去り乗り越え、今が幸せと思えること。そして、子どもと自分の感情を切り離すこと。この二つができれば、いやいやな面会交流が前向きで自然な面会交流に転じ、共同養育につながる糸口になるのではないかなと感じました。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。シングルマザーの意見に共感する一方で、なかなか元夫と同じ立場のパパ側の声を聞くこともないので、貴重な意見だったのではないでしょうか。

離婚しても子どもにとって両親であることは変わらないなか、いかに元夫と両親として関わっていくのかは永遠の課題です。

ママからの意見にもあったように、「過去は過去、憎しみの感情は捨て去り乗り越え今が幸せと思えること」「子どもと自分の感情を切り離すこと」ことが、子どものため、そして、ご自身も楽になるためのコツになるのかもしれませんね。

<執筆者>

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント しばはし聡子
1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。
*りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/
*別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」
 http://www.rimusubi.com/community

シングルマザー向けの有益な情報をメルマガ配信します(無料)
メールマガジン登録はこちら

カテゴリ:しばはし聡子コラム

しばはし聡子
一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント しばはし聡子 1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談や講演・執筆活動中。 *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community

PREV

シングルマザーのための情報サイト、シンママStyleです。毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします!