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【インタビュー】「会わせたくない気持ちが調停中に一転 前向きになって得られたこと 」

シンママStyle編集部

 

さまざまなカタチで離婚後も両親で子育てを行っているママの実体験を記事化したシリーズ。今回は、調停中に面会交流に前向きになり現在共同養育を実践しているママを直撃インタビューしました。

 

■共同養育をするようになった経緯をお聞かせください。

 

別居中、夫と娘は会っていたのですが、離婚調停になってからは、お互い争う関係になってしまい、3、4ヶ月会わせていませんでした。関わりたくなかったのと、親からも反対されていたので、会わせたくない気持ちがどんどん強くなっていました。夫はもちろん会いたがっていましたが断わり続けていました。

 

当時、なにが最善なのかわからないまま、日々悶々としていて、何冊も本を読んだりネット検索をしたりしていました。調停委員や弁護士が言うことがすべてではないような気がして、いろんな知識を得た上でどうすべきなのかを決めたかったんです。

 

そんななか、父親に会わせないとデメリットがあるという記事を読む機会があり、なにがデメリットなのか、どうして会わせてたくないのかなど、書き出してみました。

 

そうしたところ、娘が父親に会いたい気持ちは明らかなのに、会わせたくないという自分の感情ばかりがあったことに気づかされたんですよね。娘に対してもヒアリングをしてみました。父子関係はよく、娘は会いたいと素直に言っていたので、会わせた方がいいんだと確信に変わりました。

 

調停真っ最中、突然面会交流に前向きになったのですが、娘と会えたことで落ち着いたのか夫からの攻撃もなくなりみるみる関係がよくなりました。これは離婚してもきちんと続けていこうと思えるようになりました。

 

■現在、どんなカタチで共同養育を行っていますか。

 

月1回土日で泊まりというのがルーチンになっています。迎えに来てくれて朝から晩まで丸二日間です。私自身、調停中に面会交流の大切さに気づけたので、回数に制限することなく会わせたいと思っていますが、お互いのスケジュールの関係でこのペースが心地よくまわっているという状況です。

 

あとは、半年に1回程度、私から誘って三人で食事するんですよ。理由は娘にとっての両親が仲良くできているこを示したいからです。この程度の頻度だと良い距離感で過ごせますね。

 

■共同養育するにあたり困っていること、困っていたことはありますか。

 

今困っているは、面会交流の受け渡しの時には、必ず私がいないとダメだということ。父親の家に行く時のいってらっしゃいとおかえりなさいは私じゃないと嫌がるんですよね。私の仕事の関係で困ることもあるため、現在祖父母でも可能か試しているところです。

 

離婚してから泊まりで過ごすようになったのですが、最初の3回はパパと離れたくないと泣いていて、どうしたらよいものかと悩みました。元夫には帰ってもらい、泣き止むまで私が気持ちを受け止めながら、「またパパと会えるよ」と次回の話をするようにしていました。不思議なことに4回目の時からピタッと泣かなくなりましたね。娘もなにか理解したかもしれません。

 

■お相手がどんなことをしてくれたらうれしいですか。

 

私の仕事のスケジュールに合わせて面会交流の日程を決めてくれるところですね。土日に仕事になる日が多いのでこれは本当にありがたいです。

 

あとは、娘と会っている時に娘の行きたいことややりたいことを娘の意見を聞いて尊重してくれているのも嬉しいです。娘の欲しそうなものを買ってくれるのもありがたいですね。こちらの状況や娘の思いを汲んで行動してくれていると思うと感謝の思いが増えます。

 

■共同養育はどんなメリットがありますか。お子さんはもちろんご自身にとっても良いことがあれば教えてください。

 

娘はなにより心が安定しますね。思い返せば、会わせていない3、4ヶ月の時期はひどく不安定になっていました。しょっちゅう「パパに会いたい」って言ってましたね。どのように答えればいいのかわからず、「もうちょっと待って」としか言えていませんでした。

 

それが、会うことによって、みるみる自然とパパの話をするようになり、タブーがなくなりました。小さいながらにも娘は私に対して遠慮してたんだろうと思います。

 

また、私自身、離婚するということに「失敗した」というマイナスのイメージがあったけど、夫と向き合い親同士として関わっていくことで、失敗ではなく、お互いのためであり、自分の新たな人生に希望を持てるようになりました。もし、今でも向き合ってなかったら、離婚=人生の失敗と捉え、自信が持てないままで過ごしていたかもしれません。

 

■お相手との関わりにおいてご自身が心がけていることはありますか。

 

一度信頼関係崩れている相手と良い関係をつくるためには、先に自分が変わるしかないと思いました。元夫が先に変わることはないだろうなという気がしたので、自分が先に変わり相手も変われば結果して良い関係になれると思い実践に移しました。

 

具体的には、やりとりをするなかで相手の意向を聞く姿勢を見せること。こちらの意向を伝える時には、「こうしてほしい」と一方的に意向を伝えるだけではなく、「どう思う?」と聞くようにも心がけています。最近では、やりとりをうまくコミュニケーションとったことで、娘のランドセルと学習机代を元夫が払ってくれることになりました。

 

■ご自身のこれからの夢やビジョンがあれば教えてください。

 

私は結婚相談所で婚活のサポートをするとともに、私自身も既に婚活を始めています。新しいパートナーが見つかり、再婚することになったとしても、娘と父親の関係は今までどおり続けていきたいですね。

 

そして、自分の経験を生かして、婚活、夫婦のパートナーシップ、子育て、離婚、再婚などについて、結婚相談所でのセミナーを通して伝えていきたいです。私の経験が誰かの役に立てたら嬉しいです。

 

<執筆者>

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント しばはし聡子

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談や講演・執筆活動中。

*りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/

*別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」

http://www.rimusubi.com/community

 

 

 

 

 

 

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カテゴリ:しばはし聡子コラム

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