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しばはし聡子コラム

離婚後、子どもを元夫に会わせたくないママへ〜共同養育コンサルタントしばはし 聡子コラム〜

シンママStyle編集部

 

みなさん、離婚後の面会交流はどのようにしていますか。やっとの思いで別居や離婚をしたママは、離婚後子どもを元夫に会わせることに後ろ向きになってしまうことも。ましてや、調停や裁判で争うと関係はより悪化して二度と関わりたくないと思うような存在に。

 

ネガティブな気持ちが子どもに伝わると子どもも会いたくないと言い出し、子どもも嫌がっているから会わせる必要はないと思うママもいるかもしれません。

 

このような気持ちで過ごすと毎日憂鬱ですよね。どのように整えていくのがよいのか考えてみましょう。

 

◼️「子どものため」につぶされるママの気持ち

 

周囲から「面会交流は子どものために必要」と言われ、頭ではわかっていてもできずに気持ちが押しつぶされてしまうママもいるでしょう。

 

または、子どもが会いたがっていないから面会交流しない方がよいと思っているにもかかわらず、父親から会いたいと言われ続け、日々憂鬱になってしまうことも。

 

気持ちを理解をしてほしい、共感してほしいという思いから、同じ考え方のママたちと集うこともあるかもしれません。ただ、一時的には気持ちが楽になっても、果たして根本的に解決しているのでしょうか。

 

◼️子どもの気持ち

 

一方で子どもたちはどんな気持ちでいると思いますか。引越しや転校などで環境が一変し、さぞかし不安な気持ちでいることでしょう。

 

この先どうなるのか、父親とはいつ会えるのか…、そんな思いを抱きながら、一番甘えたい母親に甘えることもできず、誰にも相談できずにひとりで悩み苦しんでいる子どもたち。父親に会いたいと思っても本心を言ったらお母さんが嫌がるから言えないと思っているかもしれません。

 

もし自分が子どもの立場だったらどんな気持ちになるかと考えてみれば容易に想像ができますね

 

◆同居時は父親を好きでいてほしいのに

同居中に、もし子どもが「パパのことが嫌い」と言ったら、心配してパパを好きになるようになんとかしようとするはず。

 

にもかかわらず、別居した途端、子どもが「パパと会いたくない」と言うと、その意見を尊重し父親を嫌いなままでいさせようというのは、子どもの健やかな成長を願うのであれば矛盾がありますよね。子どもにとっては離婚してもしなくても親であることには変わりないのですから。

 

◼️面会交流に向き合うには

 

「子どものため」に苦しくなってしまう場合は、まずは「自分のため」と発想を変えてみるのもひとつ。自分のためとは、具体的にはどのようなことなのでしょう。

 

◆元夫の存在を乗り越える

元夫と関わることがストレスであるがゆえに関わらないように回避し続けていると、その間ずっと追われ、せっかく離婚したのに解放感がない日々が続きます。

 

 

その状況を打破するには、そのストレスの根源である元夫と向き合って乗り越えること。もちろん、元夫側も穏やかに接することなど努力は必須ですが、一度勇気を出して向き合った方が、面会交流でのやり取りでのストレスは軽減され自分自身が楽になれることもあるかもしれません。

 

◆ひとりの時間を確保できる

毎日、家事に育児にシングルマザーは多忙な日々。シッターなどに預けると費用がかかってしまいますが、面会交流は当然費用はかかりませんし延長も可能。さらには、面会交流中に勉強を教えてもらったり、子どもがほしいものを買ってもらったり、美味しいものを食べさせてもらったりすれば、一石三鳥です。

 

面会交流の間は、ひとりの時間を過ごせますから、気分転換に食事に行ったり趣味の時間を過ごしたり、有効に時間を活用できますね。

 

元夫を「頼る」と思うとなかなか踏み出せませんが、心の中で「活用する」と割り切ることもコツといえます。

 

️結果して子どものために

 

頭の中では「自分のため」と思いながら面会交流を進めていくことでも、子どもは父親と会える機会が増え、元夫も子どもに愛情をたくさん伝えることができ、結果して「子どものため」になります。

 

「子どものために面会交流を頑張らなくてはいけない」と無理して意気込んだり、逆に「会わせたくないから会わせない」と頑なに拒絶したりするよりは、まずは自分にもメリットを感じながら進めていくことでママの気持ちがほぐれれば、徐々に子どものためにと思えるようになればよいのではないでしょうか。

 

◼️さいごに

 

離婚しても親子関係、そして親同士としての関係も続きます。拒んでいる期間が長ければ長いほどご自身も辛い時期が続いてしまいますから、まずは自分へのメリットを感じながら一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

 

<執筆者>

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント しばはし聡子

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談や講演・執筆活動中。http://www.rimusubi.com/

*別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」

http://www.rimusubi.com/community

*共同養育各種講座開催中

http://www.rimusubi.com/kouza

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カテゴリ:しばはし聡子コラム

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