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シングルマザーの最後の砦は生活保護!? 保護費が少なくなりつつある今後は

シンママStyle編集部

子どもが小さくて仕事ができない、持病があって仕事ができない…など、どうしても仕事をすることができないシングルマザーも少なくないだろう。そのような場合、最後の砦として当てにしたいのが生活保護かもしれない。

しかし、生活保護というからには容易に受給できるものではないと想像がつく。生活保護を受給するには、持ち家があってはならないし(不動産価値の低い物件の場合は、そのまま住み続けることもできる)、本人を手助けする人物がいてはいけない場合もある。当然だが、「ちょっとお金がなくて、最近生活に困っている」くらいの感覚では受給できないのが実際のところだ。

仮に要保護と自治体から認められたとしても、生活保護を受給する人には所有していてはいけないものがあるというから厄介だ。それを所有していようものなら、ただちに処分しなくてはならないような場合もあるという。

その一つに車がある。もちろん、車がなければどうしても生活できないような地域では所有を許される場合もあるが、ほとんどの場合は処分対象だという。

子どもがまだ小さいうちは、公共機関の乗り物を利用するのもはばかられることがあるだろう。ましてやシングルマザーの場合、誰かに預けて用事を済ますということも容易でないことが多い。

そういった場合はどうしても車が必要となってくるだろう。つまりは、生活保護か車が…という困難極まる選択をしなければいけないことになる。人によっては、これはまさに死活問題だ。

さらに悪いことに現状では、自治体によって生活保護費が削減されている傾向にあるという。なぜそうなったかの経緯として、「保護を受けていない低所得世帯よりも、生活保護世帯の方が所得が多い」という統計学的なデータが基にある。

確かに、現状としてはそうなのかもしれない。しかし、底辺の生活を基準に、生活保護の受給の基準を考えていいのだろうか。そういった考えのもと受給額を削減しているのなら、将来的に貧困層の生活の底辺はさらに落ちてくることが予測される。

このことに関して、筆者はやはり、生活保護の制度の詰めの甘さを感じざるを得なかった。生活保護とは本来、本当に仕事も持ち家もなく生活に行き詰っている人が最後の砦として利用できるものであるべきではないか。

その一方で、厳しい審査や取捨選択を迫られている。もちろん、そのくらいの厳しさがないと、世の中生活保護受給者で溢れかえってしまう可能性も否めないので、仕方がないとも感じるのは事実だ。

また、巷からは、生活保護者を「贅沢」だとか、「働かないで羨ましい」などといった意見も多く聞かれる。「生保=ナマポ」などといったスラングまででき上り、受給者を誹謗中傷するものもいる。

それゆえに、生活保護を受けざるを得ない人たちが、その偏見に苦しみ、新たに生活保護を受けたいと願うもののハードルを上げてしまっているのではないだろうか。シングルマザーで生活に行き詰っている人たちも、やはり世間体を気にして受けにくいと感じている人は少なくないだろう。

取捨択一を迫られ、保護費削減が実践されている生活保護。さらに、世間の目の厳しさが楔となる生活保護は、本来受けるべき人がしかるべきときに受けるものだ。是非、シングルマザー家庭においても、世間体を気にせずに躊躇なく保護を受けられるような時代なってもらいたい。

(文/松岡ルンルン 画像/123RF)

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カテゴリ:コラム

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