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実録!円満じゃない離婚 #15 念願の調停成立!だけど裁判官の提案がヒドかった件
約2年間続き、まだまだ長引く見込みだった調停が終わりましたー!
ほぼこちらの希望どおりの条件で、調停成立。
そのいきさつと、最後の最後で裁判官にドン引きした話聞いてください(涙)。
■最後まで理解されなかった財産分与の概念
結婚してすぐに「自分のお給料は自分もの。嫁と子が俺のお金を使っている」と、言いだしたDV夫。私が「サッカーだと、フォワードが点を決めてキーパーがゴールを守る、それで勝ち点3になるでしょう?お給料は、その勝ち点3と同じで家族みんなのもの」と約10年間説得しても伝わらず……(こどもはすぐ理解できたのに)。
「分ける財産はない」と、言われ続けていました。
調停に場を移し、調停員さんから説明されても納得しません。
ぐぬぬ、この強欲悪魔めーー!!!
ただ、財産分与を嫌がって調停を長引かせれば長引かせるほど、強欲悪魔からこちらへ支払うべきお金は増えていきます。
別居中は妻と子を扶養する義務があるので、夫は毎月「婚姻費用」を支払わなくてはならず、その額は子どもだけを扶養する「養育費」より月額10万くらい多いのが相場。つまり、はやく離婚すると夫には月額マイナス10万になるメリットがあり、私には離婚しないと月額プラス10万のメリットがある。
はやく離婚するほうが、DV夫にとっては金銭的にお得なんです。
でも、その簡単な計算がずっとできないようでした。
特にこちらに不利益もないので、ゆっくり考えていいよ~と思っていたんです。が!
■裁判官から財産分与額ダウンの提案が!
調停日にまた思いがけないところから攻撃を受けて、おどろきます。
調停員さんから聞かされたおったまげ提案の出所は、なんと担当裁判官。
「財産分与額について二人の主張が大きく乖離しているので、折衷案として奥さん側は●百万円ダウンさせ、旦那さん側は●百万円アップさせてお互いに譲りあい、調停成立させてはどうでしょう?」
- 百万円っていうのがまた、大きな額で。。。
裁判官、本気で言ってます!?財産分与キライ派ですか?そこがほんとうに折衷案の妥協点だと思います??と問い詰めたかった。(裁判官は、調停には同席していません)
調停員さんたちも「もうここまできたんだし、ね?」「裁判までやることないと思いますよ(こんな理由で)」みたいな早く終わらせたいムードで、これはまずい流れ。
実際に家裁は次回調停の予約がとりにくいほど混んでいたので、みんな忙しいのかもしれません。片付きそうな調停は、片付けてしまいたかったのかもしれません。
でも、でも!
わたしがDV夫に数百万譲るメリットはゼロ、裁判所へ譲歩する義理もまったくナシ。
ここで折れるわけにはいかないんです。
「すでにオマケしてこの額です。財産分与額は下げません。子どものためにも大事なお金なので譲れません。不調でいいです。訴訟します。訴訟で慰謝料請求もします」
と、きっぱり、はっきりお断りしました。
実は、法廷での争いに必要な音源やビデオでのDV証拠が夫によって隠滅されていて。
立証できるのか不安もありましたが、弁護士さんがデータ修復に出すし(かなり費用がかかるので、調停の段階では修復しませんでした)証言を集めてがんばりましょう、と事前に言ってくださっていたんです。だから、ためらわずに「裁判にする」と主張できました。
ああ、裁判官っていい人だと思ってたけど、違うのかもしれない……日本の司法は、シンママの敵か。とショックを受けながら、待合室でDV夫の返事を待つことに。
■裁判したくないDV夫、ついに損得計算できるようになる!
これまで「最高裁まで戦ってやる」と言っていたDV夫。
でしたが、やっぱり本音では裁判が嫌だったようです。
私が本気で「不調にする、裁判する」と言ったことが大きなきっかけとなり、ついにこちらの主張した財産分与額で離婚すると返事がきました!
「え、じゃあもうきょうで調停終わりですか⁉ 離婚できるんですか⁉」
と、よくわからず弁護士さんに確認。
「そうですよ!よかったですね!」と言われて、急に一件落着です!
唐突なエンディング。信じられない気持ちでいっぱいだけど、ついに時が来ました。
やったああああ、令和離婚ー!!!!
大喜びしたのも、つかの間。
「最後に裁判官を呼び、夫婦同席で取り決めの確認をしますね」
と調停員さんに言われて、一気に青ざめます。
「夫婦同席」って、わたしとDV夫のことですか!?
無理、無理。無理ですーーー!(泣)
次回、「DV離婚調停成立後が最悪!夫婦同席廃止を希望する件」につづく。
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カテゴリ:コラム
- シンママStyle編集部 シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。
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