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実録!円満じゃない離婚 #13 子どもとDV夫が似ているとき、ぞっとして怒りすぎてしまう件

DV加害は連鎖するとよく聞きますが、実際にうちのDVモラハラ夫の実家もひどいDV家庭です。義父は義母をののしり、召使のように接する人。孫がいる前でも「ネクタイが見つからない。お前のせいだ、きょうは出かけない」と荒れ狂ったり、「俺はもっと賢い出来のいい嫁をもらいたかった」と言ってはばからない。

そしてDV夫は、義父そっくりな攻撃を私にしていました。

「いつかこの子もDV加害者に育ってしまうの?絶対になってほしくない!」

そう思った私は、子どもの言動をきびしく叱るようになりました。

 

■DV夫との同居時、実際に子どもは荒れていた

 

夫婦喧嘩が絶えない中で育ったうちの子。その影響か悪い言葉を平気で使うし(家の中でだけで、学校などではトラブルなく過ごしていましたが)、夫のように無意識に私を無視することも、人に挨拶しないことも、自分が悪いのにママのせいにすることもありました。いちばんぞっとしたのは、「かわいい」と愛でているペットのお世話を嫌がったとき。「ごはんあげて」「お散歩に行くよ」と言っても、嫌がるんです。それがひどく悲しかった。

 

可哀そうだと感じないのかな……愛情を持てない病気??と深刻に考えていました。

きっとDV夫が育児もしなければ子どもと遊びもしないのに「かわいい」と言っていた姿と、ダブって見えてしまっていたんだと思います。

ふたりの似たところを見つけるたびに、我が子にこの先も愛を注ぎつづけられるのか不安になって……不安を感じる自分にも嫌悪感がありました。

 

ひどい母だと思われる覚悟で、弁護士さんに相談してみると。(いや、いい迷惑)

「私は遺伝よりも環境が子どもの成長に影響すると考えています。父親の人格がどうであれ、心配いらないと思います」と、きっぱり。

なるほどと頭では理解できたけど、不安も残るまま……とにかく別居生活がスタート。

 

■あたたかく安心できる環境に身を置く大切さ

 

別居すると、DV夫支配下で死んでいた脳が元気になる感覚がありました。

なんだか悪い宗教団体から抜けて、更生したような気持ち(笑)。

それでまず、私自身がどれだけピリピリしたお母さんだったかに気づいたんです。

夫から攻撃されて実家も遠くて頼れないワンオペ育児だけど、ストレスは決して子どもに向けず、笑顔で優しくしてきたつもりが全然できてなかった。(そんな神業できなくて当然なのに、できないといけないと思ってた)

夫ストレスがなく「自分らしくいられる」、それだけでかなりの幸福感!そして体調の良さ!別居で私の笑顔が増えると、子どもの笑顔も増えました。

笑顔の時間が増えると、子どもの言動もよくなって。

「安心であたたかい場所」が人を健やかに育むんだなあと、しみじみ実感しています。

 

子どもなので、今でもたまに自分の失敗を「ママのせい!」と怒ったりするけれど、「え!そうだった?ごめんごめん」といえる余裕がこちらに出てきました。

本当は自分の失敗だと自覚している子どもは、気まずそう。

大人なのに本気でなんでも人のせいだと思っているDVモラハラ夫とは、全く違うリアクションです。そんな様子を見て、「だいじょうぶ、この子は“DV夫のミニチュア版”じゃない」と安心できるようになりました。

だいぶやるようになった犬のお世話を嫌がる日も、まだあります。

でも、それでぞっとしたり大きな声で説教することは、もうありません。

子どもになおす課題があったとしても、それが将来DV夫になる前触れではないとわかるようになったからです。

 

こうして別居後よくなった私と子どもの関係。

だけど、実はそれに反比例するように私と実家の母との関係が微妙なことになってきて……!?

 

 

次回、「実家に帰るか、帰らないか。シンママの実家同居問題」に続きます~!