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離婚が子どもに与える影響とは? 子どもへの伝え方はどうしたらいい?

離婚を決めてから子どものことをじっくり考える時間はあるでしょうか。離婚後の子どもの教育、生活など問題は重大なのです。親の離婚は子どもには想像以上に精神的な負担をかけるのです。そのため、離婚について子どもと話をする時間を持つことが大切といえます。

今回は、離婚が子どもに与える影響や子どもの心のアフターケア、「離婚したこと」の伝え方などをご紹介します。

■離婚による子どもへの影響

両親の離婚をきっかけに子どもの表情が変わることがあります。それまで明るく笑う性格だったのが、学校から帰るといつも家にいて言葉数も減ったという話はよくあるようです。子どもは、表面上は平気な顔をしていても心の中では不安やストレスを溜め込んでいるものかもしれません。

また婚姻中に両親が喧嘩する様子を見ると、子どもは自分に原因があるのではないかと自分を責めることもあるようです。自分が悪いから離婚をしたんだと思い込むのです。大人が考えるより子どもの心はデリケートで傷つきやすいのが特徴。そのため親は子どもの様子に目を配り、大人の言動にも注意が必要です。

◎典型的な子どもの症状

精神不安定になった子どもの典型的な症状には、年齢による違いはありますが以下のようなものがあります。

・学校で友達とトラブルを起こしやすくなる

・おねしょが頻発する

・チック症状が現れる

・面会交流を拒否したがる

・学校に馴染めなくなる

こうした原因は子どもの心理の問題に起因します。情緒が不安定になると何気ないことで言い争いになったり、ストレスからおねしょやチック症状が出たり、同居している親のことを考えて面会交流を拒むこともあるようです。

■子どものメンタルケア

では子どものメンタルケアとはどうのようにすればいいのでしょうか? 一番大事なことは、離婚をした相手の悪口を子どもの前で言わないことかもしれません。その相手は子どもにとっては父親でもあるのです。つまり、それを否定するような言動は子どもの存在すらも否定することになりかねません。

子どもが面会交流を拒否しても、自由に会えるように機会を作ってあげることも大切。傷ついた子どもの心に必要なのはやはり両親の存在なのです。失われたものを元に戻すことはできなくても、交流を持たせることで子どもは落ち着いた生活を取り戻すことができるかもしれません。

また離婚してもそれぞれの親はこれまで同様、子どものことを大切に思っていると伝えることも大切です。子どもの心の中にある不安やストレスを解消するのは親なのです。両親の愛情以上のものはないことを忘れないことが大切です。

■子どもを孤立させない

忙しくても子どもと向き合う時間と体制を作ることをおすすめします。片親になると何かと生活は大変です。慣れない仕事や人間関係に悩む日々もあるでしょう。しかし、忙しくて子どもに構っていられないと子どもを放っておけば取り返しのつかない事態に陥ることもあるかも知れません。時間は作るもの。離婚後も親同士が連絡を取り合い、子どもの精神的安定を図れるようにすることが大切です。

■子どもにとって、親の離婚は悲しいこと?

日本では離婚したら子どもがかわいそうという意識が強いですが、果たして本当にそうでしょうか? 上述したように何かしらの影響は出ると思いますし、離婚は子どもにとって大きなダメージになることもありますが、一概にそうとは限りません。

■離婚が及ぼすプラスな影響

◎面前DVや虐待から逃れる

面前DVとは、子どもの前で配偶者への暴力などDVがあることをいいます。両親間のDVがあった場合、そのDVを目の当たりにしている子どもにも心理的ダメージがあるとされ、面前DVは子どもへの心理的虐待に値します。

また、直接子どもに親からの虐待がある場合にも、当然子どもへのダメージは大きく、子どもにとってその環境を維持することが望ましいとは思えません。子どもに虐待する親は場合によって殺人罪になることもありますし、それを止めない親も保護責任者遺棄に問われます。

何より、罪を問われるからいけないのではなく、子どもが傷つくことは、子どもの人権を無視していることにもなり、子どもが自分らしく生きていける環境を整えるのが親の責任であると思います。そのために離婚という選択をすることは、子どもにとってプラスとなることもあります。

◎両親の喧嘩を見なくて済む

両親間の暴力や罵声を浴びせるなどの喧嘩でなくても、例えば、お互い一切口を利かないという喧嘩もあると思います。そういった冷戦状態の両親のもとにいる子どもも、少なからず悪影響があります。

大好きな親に嫌われたくない、自分を守ってくれる存在であるはずの親から見放されたくない一心で、無意識のうちに空気を読み、親の顔色をうかがいながら生活する子どもも少なくありません。

冷戦状態である夫婦間にいる子どもは、何とか仲を取り繕うとしたり、親の間で振り回されたり、あるいは、両親の喧嘩の原因は自分だと自責の念にかられたりと、心理的負担があります。その負担を軽くするためにも離婚をするという選択もあります。

■離婚すること、子どもへの伝え方

離婚をすることになったとき、子どもへどう伝えたらいいのか、いつ伝えるか、悩みますよね。ここではそんな、離婚をすることの子どもへの伝え方についていくつか知っておいて欲しいことを紹介します。

◎年齢別、子どもへの離婚の伝え方

〇未就学児~小学校低学年

この時期はまだ「離婚」の意味が理解できません。離婚の意味や原因を説明するのではなく、(聞かれたら分かるように答えてあげましょう)両親が一緒に暮らせなくなったという事実のみを伝えましょう。分かりやすいよう簡潔に伝えることを意識すると伝わりやすいです。

〇小学校高学年~中学生

おおむね10歳以上になれば、裁判で親権者を決める際に子どもの意見も尊重されます。そのくらい、自分の意志で自分の環境を選択できる年ということになります。

子どもにとっては両親とも大切な親です。どちらと一緒に生活するのか委ねるのは酷だと感じるかもしれませんが、子どもの意見を尊重し、決して親の意見を押し付けないようにしましょう。

〇高校生

思春期を迎えるこの年ごろはただでさえナイーブになる時期です。両親の離婚が精神的に与えるダメージは少なくありません。受験や進路決定など、子ども自身にも悩みは尽きない時期です。ただ、だからといって言うタイミングを失い、両親の不和を感じながらもどうなるか分からないという不安を子どもに与え続けるのも負担になります。

言うタイミングを図りたくなる時期かとは思いますが、現状を正直に話すことが大切です。

〇20歳以上

ひとりの人間として自己実現していく時期です。自分のことも両親のことも客観的に見えてくるようになり、親も自分もひとりの人間として捉えるようになります。親の思う人生を歩んでほしいと望んでくれるはずです。

いくつになっても、親と子であることに変わりありません。信頼関係が崩れないよう、事実を包み隠さず話しましょう。

■子どもに伝えたいこと

・離婚しても、変わらず愛しているということ

どんなことがあっても、子どもは愛されて生まれてきた存在であること、今も愛されていると感じられることが子どもの安心や自信につながります。

・離婚の原因は決して子どものせいではないということ

夫婦間の不和は、子どもの精神に少なからず影響を与えます。とくに、子どもは、親の喧嘩を自分のせいだと思い込んだり、しつけなどの価値観の違いで喧嘩すると自分がいなければいいんだ、などと自分を責める場合があります。

離婚するのは決してあなたのせいじゃないということを伝えてあげて下さい。

・子ども一人一人に人権がある

子どもは親の所有物ではありません。子どもであっても一人一人尊重されるべき権利があります。小さい子どもは難しいことですが、ある程度の年齢になり、自分を追求する年頃になった子どもであれば、そのことを認識し、どんな境遇であっても自分の人生を自分で選択して生きていく権利があることを忘れないでください。

ひとり親になれば、親子とも共依存になりやすく、親離れ、子離れが難しくなることもあります。ですが、親には親の、子どもには子どもの、一人一人の人生があるということを忘れないでください。

(文/ルーミス、ぶー 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:出産・子育て

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