【体験談】シングルマザーが子どもを留学させるとき

もしも、子どもが「留学したい。」といってきたら、あなたは何て答えますか?「うちは母子家庭だから無理!」と言い放ってしまいますか?

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もしも、子どもが「留学したい。」といってきたら、あなたは何て答えますか?「うちは母子家庭だから無理!」と言い放ってしまいますか?

 

たしかに留学はお金がかかりますから、シングルマザーにはハードルが高いです。だからといって、チャンスがないわけではありません。奨学金の利用で、シングルマザーでも子どもを留学させることは可能です。

 

母子家庭で育った私の娘は、奨学金を利用して大学留学しました。2年前に無事卒業しています。

 

そんな我が家の留学事情を交えながら、シングルマザーでも子どもを留学させられる方法についてお話します。

 

■奨学金を利用している学生の割合

 

平成30年3月の日本学生支援機構調べでは、2.7人にひとりの学生は奨学金を利用して学校に通っているといったデータがあります。奨学金利用は一般的なことで、珍しいことではないのです。

 

■留学に奨学金を利用する「第二種奨学金」

 

奨学金にもいろいろありますが、今回は文部科学省が所管の独立行政法人 日本学生支援機構の第二種奨学金(海外)をご紹介します。

 

経済的な理由で進学が困難な人が、海外の大学に入学する際に利用できる奨学金制度で、利息が付くタイプの奨学金です。

 

海外の大学のみに利用が可能です。短期大学や語学学校へは利用できません。ただし、短期大学卒業から1年以内に大学への編入予定があれば、短期大学の場合でも利用が可能になります。

 

貸与月額は、2~12万円の選択制。また、入学時特別増額貸与奨学金というものもあり、こちらの貸与額は、10~50万円の選択制となっています。

 

■留学先の国によって費用が違う

 

海外の大学といっても、国によってかかる費用が大きく違います。人気の国別で、年間に必要な費用(生活費込み)の目安についてみていきましょう。

 

・アメリカ 310万円~(学生ビザでのアルバイト禁止)

・カナダ 170万円~(学生ビザでのアルバイト可)

・オーストラリア 210万円~(学生ビザでのアルバイト可)

・ニュージーランド 210万円~(学生ビザでのアルバイト可)

・イギリス 250万円~(学生ビザでのアルバイト可)

 

アメリカ以外は、学生ビザでのアルバイトが可能です。アルバイトできるかできないかは大きな問題になりますから、そこも踏まえての国選びが大切になります。

 

また、都会より田舎の方が生活費を抑えられるという話は、よく聞くと思いますが、私の娘が留学先を検討中にエージェントにいわれたのが「都会は費用もかかるけれど、アルバイト探しには困らない。」でした。その一言で、我が家では都会の大学に入学を決めました。

 

私の娘は、オーストラリアのシドニーで大学生活を送りましたが、たしかにアルバイト探しには困らなかったといっていました。アルバイトもレストランのウエイトレスをすれば、賄い(まかない)で食費を浮かせることができるなど節約術も身に着けていましたよ。

 

■費用の捻出

 

我が家の場合、奨学金は月額12万円の最高額を借りていました。そのすべてを学費に充て、生活費は私からの仕送りと娘のアルバイトを充てました。

 

私が毎月送る仕送りは、12~15万円ほどでした。たまに、ボーナスのように少し多めに送ることもありましたね。

 

当時の私は、実家暮らしをさせてもらい、娘にかかる費用を捻出していました。親に申し訳ないなどいろいろな思いはありましたが、娘を卒業させることだけに集中していた数年間でした。親の協力もなければできることではありませんでしたね。

 

■まとめ

 

娘の海外留学を決めるまで、私と娘は何度も話し合いをしました。母子家庭で経済的余裕がない中で、それでも留学したいのか?その留学にはどれほどの意味があるのか?そして、卒業後の返済について。

 

何度も話し合った結果、娘は大学留学を決めました。そして、大学を卒業して2年目の今、ニュージーランドで働きながら奨学金を返済しています。

 

奨学金の返済は、子どもがするものです。あなたの子どもが、その覚悟を持ってでも留学したいといっているなら、奨学金の利用を考えてみてください。覚悟を決めた子どもは、ひとまわり大きく見えるはずですよ。

 

 

(文/kaolin 画像/123RF)

 

 

 

 

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