出産・子育て

シングルマザーでも養子をとる場合があるの?

 

シングルマザーは実子を育てるだけでも大変です。小さいうちは体調が悪くて保育園に迎えに行くのがしょっちゅう起きます。仕事をしていても待ったなしに電話がかかってきます。パートやアルバイトなら時給ですから、早退すれば給与が減ることになります。でもみんなそうして子供を育てています。

 

ではシングルマザーが養子縁組をする場合はどうでしょうか。ここでいう養子縁組とは再婚相手の子供を養子にするという視点で考えてみましょう。養子縁組で生じる権利や問題をしっかり踏まえて決断をしましょう。

 

■養子縁組とは

 

文字通り、血の繋がりがない子供を引き取り子供として養育して行くことです。あくまで子供を守るための制度です。養子縁組には普通養子縁組と特別養子縁組の2つの種類があります。その違いは、特別養子縁組が断絶型の制度であるのにたいして、普通養子縁組は産みの親との関係がずっと継続していることです。

 

また、普通養子縁組が単身者・独身者でもなれるのに対し、特別養子縁組は婚姻している夫婦が基本となっています。普通養子縁組の条件が成年であり、婚姻していれば未成年も可能です。一方、特別養子縁組は夫婦ともに成年で少なくとも一方が25歳以上です。

 

■シングルマザーの養子縁組

 

例えばシングルマザーが再婚するとしましょう。その相手に子供いる場合、婚姻届を出せば正式に夫婦になれますが、子供は自動的には親子関係は作られません。この場合、養子縁組をしなければ法律上、親子にはなれないのです。

 

養子縁組をすることで戸籍上は、「養親」「養子」と記載されます。つまり実の親の養親のところで二重の親子関係は発生するのです。これが普通養子縁組です。

 

それに対して特別養子縁組は自由の縁組ができず、家庭裁判所を通じで手続きを行います。養子となる子供が6歳未満で、実親の養育が困難な場合に適用されます。戸籍上は「実親」「実子」と記載されます。縁組すれば養子と実親の関係が切れます。

 

一般に特別養子縁組が組まれるのは貧困や実親による養育が絶望な時です。よほどの理由がなければ連れ子との養子縁組は普通養子縁組になります。

 

■養子縁組のメリット&デメリット

 

  • メリット

養親にとって養子は実子とほぼ同じ扱いになります。養親がなくなれば、実子と同じように遺産相続の権利も発生します。普通養子縁組であれば実親との関係も存続していますから、実親がなくなればそちらの相続も発生します。特別養子縁組は実親との関係は解消していますから相続権はありません。

 

  • デメリット

再婚相手と連れ子が養子縁組すれば、再婚相手と連れ子の間に親子関係が成立します。つまり扶養義務が発生します。実親・養親が子供の扶養義務者になるのです。こうした場合、扶養義務は養親が優先されますから実親からは養育費の減額を請求される可能性があります。

 

子供が途中から苗字が変わるのを嫌がるケースもあります。そのため、子供が自分で決められるようになるまで先送りしている方もいます。通常子供は15歳以上になると、自分で養子縁組するかしないかを決めることができます。

 

ちなみに養子縁組をしなくても健康保険の扶養には入れます。これには条件があって、生計を共にしているかどうかなのですが、クリアーしているので大丈夫でしょう。

 

☆まとめ☆

 

シングルマザーの養子縁組問題は再婚することを契機に出て来る問題です。特に再婚相手との子供ができるとなると連れ子への影響もありますから、養子縁組を前向きに検討すべきです。養子縁組をすることで親子の絆が深まることもあります。一方で実親から養育費の減額を求められることも想定しなければなりません。

 

様々な問題がありますが、お互いに納得した上で、養子縁組をしましょう。

 

 

(文/ルーミス 画像/123RF)

 

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カテゴリ:出産・子育て

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