出産・子育て

中学生の子どもを持つシングルマザーの悩みって?

子育てにお手本があったとしても、それがいい結果を生むとは限りません。子どもの成長を見ていく過程で、子どものしぐさや行動で性格などを判断することが可能になってきます。比較的初めの子、つまり長男長女はのんびり屋さんが多く、物事に余り動じないといわれています。下にいくほど要領のいい子が多いのも事実のような気がします。

同じ親から生まれても性格は違いますし、置かれている環境で人格形成にも影響してきます。人生には節目があって、それは子育てにもいえることで、何度か乗り越えていかなければなりません。

とくに中学生の頃の子どもの扱いは難しく、親として無力に感じることもあるでしょう。それは親だけでなく子どもも同じで、どうすることもできないジレンマに悩まされることも少なくないのです。

今回は、中学生の子を持つ親の心構えを考えていきましょう。

■中学生の心と身体の変化

◎身体の変化

中学生は思春期といわれ、親も接するのに気を遣うようになります。まず身体が大きく変化していくことに本人も戸惑いを感じます。

男性なら声変わりをしたり髭も生えてくるでしょう。女性なら生理が始まり胸も膨らんできます。そしてどちらも性のめざめに一番戸惑いを感じるのではないでしょうか?

身体の成長と共に、自分自身が追い付けないほどに身体の変化はやってきます。それを受け止めきれないときには、自分の殻に閉じこもってしまう子もいます。友人同士で悩みを共有し合える子はまだ逃げ道はありますが、一人で悩みを持ち続ける子は思春期がつらい時期となります。

こういうとき大人が寄り添って、「誰にでも起こることだから大丈夫!」と言えればよいのですが、誰しも踏み込むことに躊躇してしまいます。上手く伝えるのが難しいということもあって、子どもからのアプローチを待つようになります。

思い返してみると昔の方が性の問題はタブー視されていて、親に相談するなんて考えもしませんでした。本当は学校教育のなかでしっかり学べればよいのですが、その時代はまだまだ触れてはいけない部分だったようです。

今の時代はネットなどで簡単に情報が得られますから、自分で学ぶことも可能です。ですが間違った情報も氾濫していますから、見極める目と大人のアドバイスも必要となるでしょう。

◎心の変化

今まで家族との団らんができていた子も、親と接するのを避けるようになってきます。なんでも話してくれたのに、子どもが秘密主義になったと思う親もいるでしょう。それは自我が強く芽生え、自己主張が増えてくるのも関係しているようです。

親のアドバイスを疎ましく感じ、親にできるだけ頼らないようにする傾向が見えてきます。外見を気にすることも多くなり、そうなると一番の理解者は友人になります。女の子ならお化粧に興味を持ったり、ファッションにも気を配るようになりますよね。

友人といることが楽しくなる子がいる一方で、友人とのトラブルで不登校になる子も出てきます。この時期はとにかく友人関係がネックになります。自分一人では解決できない問題に直面することもあり、親も早い段階で察知して行動を起こすことが望まれます。いじめや自殺を防ぐには、思い切った介入も必要不可欠であると感じます。

■親の取るべき行動とは?

シンママには子育てと仕事を頑張っている人が多いですよね。子どもが小さい間はゆとりの時間など取る余裕もないでしょう。それが子どもも成長するとともに、ママの良き理解者となり、家事も手伝ってくれる頼もしい存在へとなっていきます。その反面大人になるにつれ、さまざまな問題に直面しストレスを抱えるようになります。

ママの頑張りが分かっていても、素直になれなくて反抗して暴言を吐いてしまうこともあります。また、その行動が自分で許せなくなって、余計に意固地になることさえあります。こういうとき、親は大きな心で受け止める余裕を持たなければいけないでしょう。

でも親だって感情を持っているのですからきれいごとばかり言っていられません。子どもに立ち向かう勇気と体力は備えておくべきですね。

■中学生までの子育てにかかる金額はどれくらい?

子どもの将来を考えると、貯金はあればあるほど安心です。でも、安定的に十分な収入を得られていないシングルマザーにとっては、すぐに十分な蓄えを確保することが難しいことと思います。できれば、子育て費用にかかるだいたいの金額を把握し、余裕を持って貯金を始めておきたいところ。

ここでは、実際のところ子育てには一般的にどれくらいの費用がかかるのかを、平成22年に行われた内閣府による「インターネットによる子育て費用に関する調査」をもとにまとめました。

インターネットによる子育て費用に関する調査」の対象は中学生の子どもを持つ親まで

こちらの調査は、インターネットを通じたアンケートを通じて、0才〜中学3年生までの子どもを持つ親を対象に行われました。家庭の所得別に区分するほか、子どもの年齢も「未就園児」「保育所・幼稚園児」「小学生」「中学生」に区分して、それぞれの項目別にかかる費用と結果をまとめています。現在のところ、平成22年3月に行われたものが最新の調査です。

◎子育て費用の項目

調査では、子育てにかかる費用をこまかく分類して結果を分析しています。大きな区分は以下の通りとなります。

1 衣類・服飾雑貨費

2 食費

3 生活用品費

4 医療費

5 保育費

6 学校教育費

7 学校外教育費

8 学校外活動費

9 子どもの携帯電話料金

10 お小遣い

11 お祝い行事関係費

12 子どものための預貯金・保険

13 レジャー・旅行費

14 妊娠中の出産準備費

15 出産関連費

16 出産関連費助成金受給額

■子育て費用がもっともかかるのは中学生。早めの貯金が大切

対象者全体を平均した結果によると、年齢区分別にみる一人当たりの子育て費用の年間総額は以下の通りとなっています。

未就園児:84万3225円

保育所・幼稚園児:121万6547円

小学生:115万3541円

中学生:155万5567円

所得別の区分を外して平均化すると、子ども一人当たりに年間およそ100万円程度の子育て費用がかかっていることが分かります。このように見ていくと、年間の子育て費用がもっとも高いのは中学生。

「食費」に加えて「学校教育費」や「学校外教育費」などの割合が増える傾向にあるようです。「学校教育費」は主に部活動や修学旅行など、「学校外教育費」は予備校にかかる費用の割合が大きいようです。さらに、「お小遣い」や「子どものための携帯電話料金」などのウエイトも大きくなりつつあります。

中学生でかかる費用は、未就園児にかかる費用のおよそ1.5倍です。子どもが幼いうちは助成金や手当の制度が充実していますが、こうした手厚い支援もだんだんとなくなっていくもの。

子どもの将来のために、余裕を持って貯金計画を立てておきましょう。出産祝いや乳幼児の間にもらえる手当などは、使い切らずに将来を見越してできる限り貯金に回しておいたほうが安心です。

一方、未就園児は「生活用品費」などに加え、実はもっとも大きな割合を占めるのが「子どものための預貯金・保険」です。これらには貯金に学資保険、生命保険などが含まれています。世帯年収が高いほどこの項目への支出は増える傾向にあるようです。

シングルマザーは、子どもの将来に備えて多めに保険に入っている方も多いのではないでしょうか。積立型は少々お高めですが、満期返戻金がプラスになって返って(←帰って)くることも。貯金のような感覚で利用しやすいですよ。

■まとめ

中学生は高校受験を控え、さらに反抗期にも入るまさに成長期に当たります。母子家庭だから特別なわけではありません。ただし母子家庭だから気を付けておかなければならないことはあります。子どもに父親の悪口を言わない、周りに助けを求める、自分を責めないということです。

反抗期はこれまで培ってきた親子関係をより進化させて、新しい段階に入ることを意味します。それはもう大人同士の親子関係です。これからは親の悩みも子どもに伝えてみることもできるでしょうし、頼られる子どもだって嬉しいでしょう。

ただし、あまり依存しないようにしましょう。あくまで前向きに生きて行くことが前提ですから。反抗期をネガティブに捉えないで歓迎していかがでしょうか。

(文/たぬこ、こまち 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:出産・子育て

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