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【体験談】子供への教育、何が1番必要?シンママを悩ませる子供の進学と就職
働くママが増え始めたのは、何もごく最近ではありません。昭和後期から増え始めていますね。平成12年以降は、完全に共働き世帯が専業主婦世帯を上回っており、以降共働き世帯は増え続けています。さらに、ここ25年間では母子世帯は1,5倍、父子世帯は1,3倍と、いまでも増え続けており、年収と大学進学率が比例するため、子どもの進学状況が心配されています。
ざっくりリアルに言うと、シングルマザーとして気になるのは「ママがフルタイムで働いていて子どもが大学に行けるのか」という点だと思います。子どもが1人だったらまだしも、2人3人だと経済的にそれが難しい様にも思えますが、アナタの世帯はどうでしょう?
ここでは、1人親世帯の子どもの進学状況やママができる子どもへの教育。塾や習い事に関して触れていきたいと思います。
■進学?就職?どちらにしても必要な能動的学習能力
シングルマザー世帯の子どもの実に約80%が高校卒業以降就職の道を選んでいます。
経済的に大学進学が難しかったせいもあるかもしれませんが、働きながら自分を世話している母親を見て「自立してはやく楽させてあげなくちゃ」「働いてお金をかせがなくちゃ」と子どもたちが思っていた事、または大学に行きたいと思っていても言い出せないような状況がもしかしたらあったのかもしれません。
さまざまなひとり親世帯があると思います。ですが子どもの将来を考えると就職するにしても勉強に関して受け身で言われたことしかできないようであれば、将来役職を得られません。実力社会に移行しつつある国内で役職を得られないという事は、職の幅が広がらないだけではなく、将来的に職を得られず困窮する可能性だってあるという事です。
ですがこれは大学に進学しても同じこと。何を学ぶのか? 何をしたいのか? 4年間学んだあと習得した単位を社会の何に役に立てたいのか? それを考えられるような能動的学習能力は、どの子にも平等に必要なんです。
では子どもにいつ、どんな教育をすれば自発的に「やろう!」「もっと頑張ろう!」と思うようになってくれるのでしょう?
それは歩き出す前の乳児期から、もう既に始まっていると言われています。幼少期に大人から褒められた、喜んでもらえた、必要とされたという記憶は教育の基礎だそう。就学前にこのような自己肯定感を少しずつ育んでいくことで、学習の苗が子の中に芽吹くのだそう。
ちなみに自己肯定感はいつでも修復できます。中学になってもです。またその肯定を行う大人が母親でなくてはならないというデータはありません。保育士さんでもおばあちゃんでも大丈夫です。
■我が家の教育費と塾などの教育環境
「連絡帳出して!」「宿題やったの?」「はやく宿題終わらせて!歯磨きして寝るよ!」シングルマザーをやっていて、子どもに何回言ったことか。何なら今日も小3の3女に「連絡帳~連絡帳~」と付きまとったくらいです。では、我が家の教育状況をご紹介します。
まず中3の長女。彼女は小6の秋から今まで進学塾に通い、今でも通っています。成績は中の上。頑張り屋ですがゆったりした気質で負けん気が無く、テスト前など夜遅くまで頑張っているのに成績に反映されにくいタイプ。
私が厳しく育てたせいか、能動的に勉強するのが苦手で、今でも教科の好き嫌いがとても激しいようです。
次に小6の次女。彼女はこじんまりした塾に通っています。集団学習ではなく、塾で課題プリントを渡されそれをやって、できたら先生のところに持って行って採点してもらう。そして間違いを指導してもらうという塾です。
彼女は頑張り屋さんで、与えられた宿題は塾に行く前々日までに必ずやって、疲れた様子もありません。しかしやる気に反比例して無いのが注意力。集中力はあるのに1つ1つの作業が雑なため、点数に反映されません。しかし、それでもニコニコ塾に行くのは、私が長女での子育て教育論を学び、肯定感に注意して幼少期を過ごしたからかもしれません。
3女はまだ小3なので塾にも何も通っていません。学校が終わって宿題を済ませたら近所の子たちと外で遊びまくって汗だくで帰ってきます。学校の懇談で1回も指導されたことが無いし、字もきれいなので、中2くらいまで塾には行かせない予定です。
離婚した時この子は1歳。最も私が過酷だった時期に乳児期を過ごし、就学前まで月曜~土曜の8時~18時まで保育園で過ごしましたが、良い先生のおかげで自己肯定感の強い、なかなかの自信家に成長しました。
参考にならないかもしれませんが、2人合計の塾代はおよそ2万円です。彼女らの児童手当をそのまま教育費に当てているといった経済状況です。
■子どもにどんな大人になって欲しいかの理想の有無
今の生活でいっぱいいっぱいで、子の進学・就職にまで想像が及ばない。理想を持つことが出来ない。そんなママも大勢いますし、それは誰にせいでもありません(強いて言うなら養育費を最後まで納めないオトコが多いせい)。
またその子にとって、そのママにとって、教育や勉強の在り方について語るとものすごくストレスがかかる。なんていうケースだってあるはずです。
ここで私から言わせてもらえることがあるとしたら、「理想を描いて楽しむことはタダである」という事くらいでしょうか。
何を隠そう私は子どもの成績を上げるためにいろいろ動いたり配慮したりすることが苦手だから。その背景に子どもに勉強しろ勉強しろと言って失敗した体験があります。失敗から学んだのは「親が代わりに勉強してやることはできない。だから本人が助けを求めてきたときのみ支援してあげるのが最善策」ということ。
またママが子どもの、または自分の将来を楽観しているという環境も、子どもの健康と脳の発育にとってもよいそう。「勉強しろ」と言わなくてもいいので、ママが子どもの成長を楽しみにしている。それだけでも十分な教育環境と言えるようです。
☆まとめ☆
教育について書くつもりでしたが、参考になりましたでしょうか? 毎日子どもといてひしひしと感じるのが、「育ったようにしか育てられないものだなあ」という事です。
私自身、母親に生活面・教育面において放任されて育ちました。ですから私も母と同じような対応を子どもにしてしまうのです。私の母は戦後の生まれでしたが、オトコ顔負けの成績で父よりも高学歴。「勉強は誰かに言われてするものじゃない」という考で、私は1回も勉強に関して母に突っ込まれたことはありませんでした。
だから私も最初長女に「自分でしなさい」「自分で考えなさい」と言ってしまっていましたし、今でも放任しそうな自分を押し殺し、気を遣いながら子どもの様子を見守っています。(いつでも投げ出しそうになってしまいますがそんな自分と戦っています)
子どもに教育する上では、ママにも色んな背景があります。ストレスにならない程度に子の教育について考えたいものです。
(文/namiki 画像/123RF)
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カテゴリ:出産・子育て
- シンママStyle編集部 シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。