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子どもが高校生になったらどれくらいお金がかかるの?シングルマザーでも大丈夫?
■いまや、高校へ進学するのは当たり前!高校進学率98.8%
日本の高校進学率は98.8%(通信制含)と今や行かない人がいないくらいの勢いです。幼稚園・保育園から始まって、高校までの中で高校が一番学費が高い教育機関なのです。母子家庭でも高校の授業料は大きな負担です。
では、その負担を軽減する方法はないのか検証してみましょう。
■こんなにかかる高校の学費
公立の高校の場合、無償化になっているのは授業料だけです。制服代や修学旅行費の積み立て、自宅から遠いと交通費もかかることもあります。一年間で公立:約40万円、私立;約100万円となっています。
この費用は自宅から通学している高校生を対象にして出した金額ですが、学校以外に塾代も含まれています。また大学受験に備えて模試を受けることもあるでしょう。特に高校3年生は一番お金がかかる傾向にあります。
■シンママどうする!?
高校に入学するまでに既に相当額の教育費を払っているシンママにとって、高校の教育費は頭が痛い問題です。
もちろん、子どもが小さいうちからコツコツ節約して貯金をしておくことは当り前ですが、それでも補えない部分は国や自治体の教育支援制度などを利用することをお勧めします。
特に私立高校に通うとなると教育費が大きくなるので、入学前からどういう支援制度があるのか調べておきましょう。上手く行けば授業料の支払いが減額されるので、高校3年間となるとメリットも大きいはずです。
■具体的な支援制度
高等学校の生徒への支援制度には「高等学校等就学支援金制度(高校就学支援金)」と「高校生等奨学給付金制度」があります。
授業料の補助として就学支援金を受ける家庭で、ある一定の低所得者の方の場合には、授業料以外の費用を補助する為に奨学給付金制度があるのです。
◇高等学校等就学支援金制度(高校就学支援金)
・2010年度から始まった制度で高等学校の授業料の補助を目的にしています。
・2014年度から現行の名前に変更になり、年収制限が導入されました。
・新たな対象は市町村民税所得割額が親権者の合計で304,200円未満(年収910万円未満)の世帯です。
・年収910万円未満であれば親権者以外に祖父母が同居していても対象になります。
・就学支援金は学校が保護者に代わり授業料を直接学校が受けることになります。
◇私立高校授業料無償化
一時期話題にもなりました。私立高校を対象としたもので、国の就学支援制度とは別に自治体で行うものです。自治体ごとにばらつきがあります。
◇高校生等奨学給付金制度
・授業料以外の経費を支援する為のものです。
・修学旅行費、教科書費、教材費、PTA会費、学用品費、通学用品費、校外活動費、生徒会費、入学学用品費などが対象です。
・対象家庭は、生活保護受給世帯、市町村民税所得割額がゼロ世帯となっています。
・給付額は国公私立で金額に差があります。
・給付金は保護者の金融機関の口座に直接入金されます。
■貯める事の大切さ
シンママは児童手当や児童扶養手当など申請して受け取れるものはきちんと手続きをして、少しでも貯金して下さい。児童手当だけでも0歳から中学校までもらうと200万円近くになります。これは馬鹿にならない金額です。
☆まとめ☆
子どもの成長と共に教育費は増えて行きます。申請するまでに国や自治体の支援制度を調べて、不明な所は窓口に問い合わせておきましょう。民間でも支援制度はありますので、躊躇わずに利用しましょう。
シンママは家計を一人で支えて行かなくてはなりません。体調が悪くなることだってあります。いざと言う時に備えて日頃から、節約できるところは節約して貯金に回しましょう。
教育はあなたが子どもに残せる最大の財産です。母子家庭であっても母親として出来るだけの事はしておきましょう。将来子どもが一人で生きて行くためにも教育は大切です。
(文/ルーミス 画像/123RF)
カテゴリ:出産・子育て
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